ナップススタッフが使ってみた! タイヤ「ブリヂストン/ BRIDGESTONE バトラックスアドベンチャーA41」「ミシュラン / MICHELIN アナキーアドベンチャー」

2021年12月24日更新 2021年12月24日公開商品紹介

タイヤの選び方でツーリングの快適性、安全性は大きく変わります。今回はナップススタッフが「ブリヂストン/ BRIDGESTONE バトラックスアドベンチャー A41」「ミシュラン / MICHELIN アナキーアドベンチャー」各タイヤを使用して実際に約900kmを走破したインプレッションをお届けします。

オートバイの路面との唯一の接点がタイヤ。タイヤの選び方でツーリングの快適性、安全性は大きく変わります。

今回は日の出から日没までに日本を縦断する人気のオートバイイベント「SSTR（サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー）2021」に参加するナップススタッフが、「ブリヂストン/ BRIDGESTONE バトラックスアドベンチャーA41」「ミシュラン / MICHELIN アナキーアドベンチャー」各タイヤを装着して、神奈川県江の島～石川県千里浜間の往復約900kmの距離を2日間で走行したインプレッションをお届けします。

※ナップススタッフが実際に使用した印象をお届けしていますので、メーカーの公式見解とは異なる場合があります。

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【ナップススタッフ M】
■使用車両：ホンダCRF1000L アフリカツインDCT アドベンチャースポーツ
使用アイテム：
・ブリヂストン/ BRIDGESTONE バトラックスアドベンチャーA41
　F:90/90-21 54H R:150/70R18　70H

今回試したタイヤは、ブリヂストン/ BRIDGESTONE の「バトラックスアドベンチャーA41」。オンロード走行を主眼に置いた、アドベンチャー系オートバイ用のタイヤです。主にオンロードが主体となる今回のツーリングに合わせてチョイスしました。

走行して感じたのは、タイヤおよび路面の温度、タイヤの空気圧の変化による、グリップ力やグリップ感の変化が少なく、どんな気温や路面状況でも安定したフィーリングで、安心して走れるということでした。

今回のツーリングでは、気温9℃の土砂降りの雨天から、気温29℃の真夏日に近い晴天までという、さまざまな状況の中で走行しましたが、気温によらずタイヤのコンパウンド（ゴム）によるグリップ力・グリップ感が十分得られる印象を受けました。

タイヤのケーシング（タイヤ形状）によるグリップ力・グリップ感もタイヤ温度の増減によるタイヤ空気圧変化の影響を感じさせない安定したものでした。

雨天走行する状況もありましたが、ウェット路面でのグリップも十分なものでした。排水性も高く、不安感なく走行することができました。

ワインディングでの走行でも、高速道路での走行でもこのフィーリングは変わらず、非常に安心感がありました。

また、SSTRゴール地点石川県千里浜で砂浜を走行しましたが、オンロードを主眼においたタイヤということもあって、少しグリップ感は薄い印象でした。ブリヂストン/ BRIDGESTONEでは、よりオフロード走行に主眼を置いた、「バトラックスアドベンチャークロス AX41」も設定されているので、オフロード走行の機会が多い方は、こちらを選んだ方がよいかもしれません。

装備も含めて260kgほどもある重量級のアフリカツインでもこのようなフィーリングでしたので、オンロード主体の走行であれば、重量のあるアドベンチャータイプのオートバイはもちろん、さまざまなオートバイでもオールラウンドに安定して高いグリップ力を得られるタイヤだと思います。

さまざまな状況下で安定した走行ができるタイヤなので、刻々と状況が変化する中で走行するロングツーリングでも信頼できるタイヤだと感じました。

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【ナップススタッフ N】：
■使用車両：トライアンフスクランブラー900
使用アイテム：
・ミシュラン / MICHELIN アナキーアドベンチャー
F: 100/90 -19 57V / R: 130/80 R17 65H

今回のツーリングで試したタイヤは、ミシュラン / MICHELIN の「アナキーアドベンチャー」。オンロードとオフロード性能のバランスがとれた、トレイルタイヤです。

SSTRのゴール地点、石川県千里浜では砂浜を走行することになるため、オンロード/オフロード両方の走行に対応できるこのタイヤをセレクトしましたが、今回のツーリングのルート上、高速道路の走行が主体となるため、オンロード性能も非常に重要でした。

実際に高速道路を走行した際の感想としては、大き目のブロックパターンがあるタイヤにも関わらず、ロードノイズが抑えられていたことが印象的でした。ロードノイズが少ないことは、SSTRのように長距離を走行する場合には疲労感の軽減につながると感じました。

また、今回のツーリングでは雨の中を走行する場面もありましたが、ウエット路面でのグリップも非常によく、安心感がありました。

SSTRゴール地点の石川県千里浜で砂浜を走った際の感想としては、本格的なオフロードタイヤには及ばないものの、オンロードタイヤと比べるとより砂をかき出し、砂地を安心して走行できる印象でした。また、キャンプ場などでちょっとしたダートを走行できればよい、というニーズには十分なオフロード性能も備えていると思います。

また、タイヤサイズの設定が豊富な事もメリットです。国産アドベンチャータイプのオートバイはもちろん、BMWのアドベンチャータイプや私のトライアンフスクランブラー900にも対応するサイズが用意されています。私のスクランブラー900では、欲しいタイヤがあっても対応サイズが設定されていない事が多い中、対応するものがあるのは非常にありがたいです。

さまざまな路面状況でも安定したグリップ力を発揮するので、路面状況の変化が予想されるロングツーリングでは最適なタイヤだと感じます。ちょっとしたダート程度であれば安心して走行できるので、キャンプツーリングをされる方などにもオススメです。

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ナップス店頭では、タイヤの販売はもちろん、交換作業もお承りしております。店頭にないタイヤのお取り寄せもできますので、ぜひお申し付けください。