ICE FUSE(アイスフューズ)

商品紹介
最近では2輪業界でも話題になってきている「ICE FUSE(アイスフューズ)」
液体窒素を使って極低温に冷やしたフューズで、この極低温に冷やす処理方法はクライオジェニック処理とも言われ、世界各国の様々な分野で活用されている熱処理方法だそうです。

金属を冷やすことで何が起こっているのかというと...
ナップス千葉北インター店カスタム担当の伊藤です。


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最近では2輪業界でも話題になってきている「ICE FUSE(アイスフューズ)
液体窒素を使って極低温に冷やしたフューズで、この極低温に冷やす処理方法はクライオジェニック処理とも言われ、世界各国の様々な分野で活用されている熱処理方法だそうです。

金属を冷やすことで何が起こっているのかというと、
・分子配列が整い電気抵抗値が下がる。
・不純物が除去されて純度が高くなる。
・表面強度が上がり振動のモードが変化する。

金属は絶対零度(約-273℃)の状況下では電気抵抗値が限りなく0(ゼロ)になる超電導が可能な状態になると言われており、そして冷やされた状態から常温に戻す時に『一定の条件をそろえる事により』その状態のままとなることが発見されています。
このICE FUSE(アイスフューズ)は 超電導に近い状態で通電が可能なフューズだということです。

4輪では「オーディオの音質向上」や「トルクアップ」が謳われていますが、これをバイクに使うとどうなるか?


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伊藤の愛車である2019年式 YAMAHA MT-09で試してみましょう。
走行距離1000kmチョイの慣らしが終わったばかりの車体なのでそんなに変化はないんじゃないかと思っていました。

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まずはシート下のヒューズBOXから交換。

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これが現物なのですが、「I(ce)F(use)」のステッカーが貼ってあるだけで見た目は普通のヒューズです。

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右サイドスクープ内のヒューズBOXも交換です。
昔のバイクに比べてヒューズの数が多いですね。現行の4輪はもっと多いそうです(40個オーバー・・・)

交換してエンジン始動してみましたが、メーカーから聞いていた、
・エンジンの始動性の向上→新車に近い現行車なので違いはわからず。
・ヘッドライトやインジケーターランプが明るくなる→新車に近い現行車なので違いはわからず。
とまぁ、少し年式の古い車両であればこの辺はハッキリわかるそうです。

試走で気づいたのが、「トルクの立ち上がりが早い」というか「スムーズさ」でした。
MT-09 オーナーや試乗をした方はわかると思いますが、MT-09にはエンジン特性を変えられるモードがあり、一番エキサイティングな「Aモード」ではアクセルレスポンスが上がり、加速も凶暴で楽しいんですが、いかんせんアクセルの開け始めの「ゴンッ!」が個人的に扱いにくく、交差点を曲がってからの立ち上がりのアクセルワークに気を使う感じでしたが、このICE FUSE(アイスフューズ)に交換してみるとアクセル開け始めの「ゴンッ!(語彙力)」が「グワッ!(語彙力)」に変わってとても乗りやすくなり、安心してAモードの強烈な立ち上がり加速を楽しめるようになりました。

バイクによって効果は様々で、どうしてもオカルトチューニングと言われがちな電装系カスタムですが、実際に自分で体験してみてこれはこれでアリだなと思いました。
あくまでも個人的な感想なので「ふ~ん、そうなんだぁ」程度で読んでもらえればと思います。

気になった方は伊藤まで!