雨や埃から愛車を守る!プロが語るバイクカバーの選び方とおすすめ4選

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巷に無数のバイクカバーがあふれる昨今。
値段もピンからキリまであってどれを選べばよいのか分かりませんよね。
そこで今回はバイクカバーのプロに選び方からお手入れの方法まで教えてもらいました!

メーカー担当者に教えてもらうバイクカバーの選び方!

ということで、人気のバイクカバーを数多く販売するレイト商会の高久さんにお話を伺いました。
バイクカバーを選ぶときのポイントや注意点など、プロならではの視点で教えていただいたのでぜひ最後までお読みください!

インタビュアー:ナップスライター
回答者:レイト商会 営業課長 高久氏
以下敬称略

自分のバイクに最適なサイズを選ぼう

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レイト商会の高久さんいわく、バイクカバーはサイズ感が特に重要とのこと。その理由をまずは詳しくお聞きしました。

高久:『まず気をつけるべきなのが “車体に合ったサイズ” のカバーを選ぶことです。特に重要なのが丈のサイズで、目安はカバーのドローコードを絞ったときにタイヤの下まですっぽり隠れるくらいがベストです。』

大は小を兼ねる的に少し余るくらい余裕がある方が良いかと思ってました。

高久:『大きすぎると風などで煽られ車体に擦れて傷がつきますし、短すぎると雨の跳ね返りなどを巻き込みカバーの役目を果たしません。タイヤがちょうど隠れるくらいなら、内部に適度に風が通り通気性も確保できるのでベストです。』

風が強い日などカバーの余った部分がバタついてたので納得ですね。

高久:『あと、カバーについてる固定ベルトなどをキツキツに締めるのも傷の原因になるのでオススメできません。車体に合ったサイズのカバーを適度にゆとりをもたせて装着するのがポイントです。』

カバー選びはサイズが重要な理由がよくわかりました。

高久:『匠バイクカバーは適合表に記載の車両は実際にカバーを装着して試しています。車種専用8種類を加え全28タイプのサイズを用意しているので、愛車にピッタリ合うカバーお選びいただけますよ。』

屋外で使用するなら防水性と防犯性をチェックしよう!

バイク カバーの写真素材|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (27772)

カバーを使用するのが屋外か屋内かも選ぶときのポイントとのことですが……。

高久:『屋内で使用する場合は、雨や紫外線などの影響がないので、埃から車体をガードできれば充分。そういう意味ではそこまでハイスペックなカバーは必要ありません。』

たしかにそうですね。

高久:『屋外で雨と紫外線を一切遮らない環境だと、通常4~5年は持つバイクカバーでも2、3年でだめになります。雨ざらしの状態は想像以上に過酷な環境ですから、安価なだけのカバーはやはりオススメできません。』

紫外線や雨はそれくらいダメージがあるんですね。カバーをかけないとそれが全て愛車に降り注ぐのか……。

高久:『屋外で使用する場合は、匠バイクカバーのように撥水加工された質の良い生地のカバーをオススメします。少し高いなと感じるかもしれませんが、耐用年数で考えていただければご納得いただけると思います。』

たしかに、すぐにだめになって何度も買い替えるよりは経済的かもですね。
匠アドバンス|レイト商会 (27773)

高久:『あと防犯面でも注意が必要です。高級外車メーカーのロゴが入ったカバーなどは、窃盗犯にもアピールしてしまうのであまりオススメできません。』

なるほど、カッコよくても目立つカバーは良くないですね。

高久:『匠バイクカバーのユーザー様の中にも、上からボロボロのカバーをかけて偽装している方もいらっしゃいますね(笑)』

意外と有効な防犯対策かもしれませんね。

高久:『防犯面でいえば、フロント・リアタイヤ部分にロックを通すことができる穴があるかも選ぶ際にチェックして欲しいポイントですね。』

ジメジメした場所での保管には通気性も大切

スマートバイクカバー – O.S.S.|大阪繊維資材株式会社 (27765)

高久:『見落とされがちですが、通気性も大事なポイントの一つです。特に湿度の高い場所で保管している場合、通気性が悪いカバーを掛けていると内部に湿気が溜まり、バイクがサビたりカビの発生に繋がります。』

バイクカバーの防水性は気にする人が多いかもしれませんが、通気性は盲点かもしれませんね。
通気性の良いカバーにはどんな工夫があるのでしょうか?

高久:『レインウェアなどにも使用される“透湿防水素材”を使用したり、熱や湿気を排出するベンチレーション機能を付けるなど各社工夫してますね。』

湿度の高い場所に保管する場合はそうしたカバーを選びたいですね。

耐熱性がないカバーだとマフラーの熱で溶けて酷い汚れに……。

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高久:『ご存知の方も多いでしょうが、気をつけてほしいのが耐熱性ですね。安価なカバーの中には耐熱を謳っていても、マフラーの熱などに耐えられないものもあります。』

マフラーの熱で溶けたカバーが車体にこびりついて中々取れなかったことがあります。
耐熱のカバーを選ぶときのポイントはありますか?

高久:『まずはちゃんとしたメーカーのモノを選ぶこと。最近はYouTubeなどで耐熱性を実験した動画などもあるので、そういった情報も参考になるかもしれません。』

レイト商会の匠バイクカバーは耐熱性はあるのでしょうか?

高久:『もちろん耐熱仕様です。マフラーなどで高熱になる部分には、内側に“耐熱ブロード”という目の詰まった平織りのコットン生地を使用しているので、停車後すぐにカバーをかけても溶けることはありません。

毎日乗るバイクには装着が簡単でタフなカバーを選ぼう

バイク カバーの写真素材|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (27774)

バイクカバーを選ぶときはサイズ・防水性・防犯性・耐熱性が重要なのが分かりました。他に気にした方が良い点はありますか?

高久:『バイクの使用頻度もポイントですね。通勤で毎日使用するバイクなら、降車後にすぐ掛けれるように、耐熱性があり脱着が簡単なカバーが良いと思います。』

毎日のことだと手軽さは重要ですよね。

高久:『そうですね。そのうえでバイクの保管場所が屋外か屋内かを考えれば、最適なカバーをお選びいただけると思います。』

屋外使用のカバーについては伺いましたが、屋内使用のカバーもあるんですか?

高久:『レイト商会では“匠MC Veil”や“匠マイクロクイーン”という屋内保管用のカバーもご用意しています。両者とも非常に柔らかい生地でカバー擦れによる傷を防ぎ、埃や汚れの付着を防げます。』

最後にバイクカバーのお手入れはどうしたら良いでしょうか?

高久:『2~3週間を目安に、さっと水で汚れを落として陰干しで大丈夫です。洗剤はコーティングの剥がれなどにつながるので使用しないでください。』

バイクカバーの選び方からお手入れの仕方まで良くわかりました。
ありがとうございました!

バイクカバーの選び方まとめ

高久さんにお聞きしたバイクカバー選びのポイントを簡単にまとめました!
・車体に合った最適なサイズを選ぶ(タイヤがちょうど隠れるサイズがベスト)
・屋外保管なら紫外線と雨をしっかり遮断できる質の高いカバーを選ぶ
・防犯上あまり目立つカバーはNG
・ロックを前後タイヤに通すことができるかも要チェック
・湿度の高い場所に保管している場合はカバーの通気性も考慮する。
・耐熱性のしっかりしたカバーを選ぶ
・バイクカバーを選ぶ際は使用頻度や保管場所も考慮する

おすすめのバイクカバー4選!

続いては、今回取材にご協力いただいたレイト商会が販売する『匠バイクカバシリーズ』を含め、ナップスのオススメバイクカバーをご紹介します!

MCP バイクガード:コスパ良しのハイスペックバイクカバー

レイト商会 / WpPost商品ページ一覧 (27775)

レイト商会 / WpPost商品詳細 (27776)

レイト商会の販売する『MCP バイクガード』は、ハイスペックな機能性と、全17サイズという豊富なラインナップが人気のバイクカバーです。
素材にはシルバーコーティングと撥水加工された、250デニールの高耐久ポリエステルオックスを使用し、紫外線や酸性雨を寄せ付けません。
また、新裁断の採用で本体上面に縫い目が少なくなるように設計されており、雨が染み込みにくく着脱もしやすい形状になっています。
17サイズのラインナップにはトップボックスの装着を想定したタイプも用意されており、安心のメイド・イン・ジャパンなのもポイントです。
▼詳細・価格
品番:MBC005
素材:ポリエステルオックス 250デニール シルバーコーティング
サイズ:全17サイズ(S/M/MトップBOX/L/LトップBOX/LL/LLトップBOX/3L/4L/5L/LH/LHトップBOX/LLH/LLHトップBOX/LLHフル装備/ビックスクーター/ビックスクーター トップBOX)
防水性能:撥水加工(非完全防水)
耐熱性能:非耐熱
参考実売価格:¥7,000~
▶▶メーカーHP

匠Ver.2/匠Ver.2プラス:定番の高級カバーがさらに進化

レイト商会 / WpPost商品詳細 (27778)

レイト商会 / WpPost商品詳細 (27777)

90年代後半にハーレーユーザーからの『マフラーで溶けないバイクカバーが欲しい』との声に応えて制作された匠バイクカバー。今では高級カバーの代名詞的存在になっていますよね。
アウター素材とインナー素材の二重構造になっており、埃・紫外線・酸性雨などの外からの汚れをガードするのはもちろん。インナーには熱に強く、傷がつきにくい素材を使用するなど、バイクのことを考え抜かれたカバーになっています。
また、アウターとインナー素材はあえて圧着せず、間に空気の層ができることで断熱性を高めており結露や熱に強い仕組みになっています。
生産は安心のメイド・イン・ジャパンで、縫子さんが一枚一枚丹精込めて縫い上げた高品質・高性能のバイクカバーであれば、2万円台後半~という価格も高くは感じないでしょう。
青空駐車のバイクに与えるダメージは想像以上ですから、メンテナンス代の先行投資と考えてぜひ使用して欲しいカバーです。
基本タイプは「ロード」「アメリカン」の2型20サイズ。そこに車種専用8種類を加え全28タイプのラインナップで、愛車に最適なサイズを選べます。
▼詳細・価格
アウター素材:ポリエステルオックス 250デニール シルバーコーティング
インナー素材:耐熱ブロード/ポリエステルパーンレース
サイズ:2型20サイズ+車種専用8種の全28タイプ
防水性能:撥水加工(非完全防水)
耐熱性能:耐熱インナー素材
参考実売価格:¥28,000~
▶▶メーカーHP

匠バージョン2の機能性を動画でチェック!

匠バージョン2の機能性を動画でチェック!

匠アドバンス:シリーズ最上級モデルの最強カバー

レイト商会 / WpPost商品詳細 (27779)

レイト商会 / WpPost商品詳細 (27780)

匠バイクカバーシリーズの最上級モデルが『匠アドバンス』です。
「ダブルストラクチャー」という独自の二重構造で、ダメージを受けやすいトップ部分の強度アップと高い防水性・通気性を備えています。
また、素材には5種類もの生地を使用し最適な位置に配置。防水性・通気性・透湿性・耐熱性・防炎性・対UV性など、バイクカバー に求められるすべての条件を兼ね備えた最強カバーです。
価格は47,190円〜とさすがは最上級といったお値段ですが、なんとこのカバー業界初の1年保証付き。購入後1年間は縫製の不具合に対し無償修理が可能という、今までのバイクカバーでは考えられないアフターフォローの手厚さです。
人間に高級羽毛布団があるように、バイクには『匠アドバンス』がある。あなたの愛車への愛が試されています!
▼詳細・価格
品番:TA93A
トップ素材:ポリエステルサテン300デニール シルバーコーティング
アウター素材:ポリエステルOX250デニール ガンメタコーティング/ポリエステル 透湿防水テクナロン5層構造
インナー素材:アドバンスインナー/ポリエステルパーンレース
サイズ:全6サイズ(L/LL/LH/Lスーパースポーツ/3L/4L)
防水性能:撥水加工(非完全防水)
耐熱性能:耐熱インナー素材
参考実売価格:¥47,000~
▶▶メーカーHP

匠アドバンスの機能性を動画でチェック!

匠アドバンスの機能性を動画でチェック!

OSS タフタバイクカバーシリーズ:幅広い車種対応する最安モデル

スマートバイクカバー – O.S.S.|大阪繊維資材株式会社 (27764)

OSS(大阪繊維資材株式会社)が販売する『タフタバイクカバー』は、低価格でありながら二本針ミシンによる堅牢縫製で仕上げたコストパフォーマンスに優れたカバーです。
生地には撥水加工された75デニール相当のポリエステルタフタを使用し、雨・粉塵・ホコリ・鳥獣などの糞害からしっかりガードします。カーポートなど簡易的な屋根がある環境下での使用にオススメです。
タフタバイクカバーの同シリーズには、『警報プリント付き』や『耐熱パッド付き』など、様々なモデルが用意されているので、ぜひラインナップをチェックしてみてください。
▼詳細・価格
素材:ポリエステル(75デニール相当タフタ)
サイズ:全5サイズ(S/M/L/LL/3L)
防水性能:撥水加工(非完全防水)
耐熱性能:非耐熱
参考実売価格:¥2,000~
▶▶メーカーHP

今回ご紹介したバイクカバーはナップス店でも販売中!

レイト商会の高久さんにバイクカバーの選び方を解説してもらいましたがいかがだったでしょうか。
様々なバイクカバーがありますが、愛車を守るにはしっかりしたメーカーの信頼性が高いものを選びたいですね。
今回ご紹介したバイクカバーはナップスの店舗オンラインショップでも販売しております。サイズ選びなどご不明な点はスタッフまでお気軽にご相談ください♪