2017年9月21日 更新

バイクに乗るなら保険は入るべき?バイク保険の基礎知識!

自動車やバイクに乗る人がいくら安全運転を心掛けても、絶対に事故を起こさないとは言い切れません。車体のキズならすぐに修理ができますが、もし自分が起こした事故で相手に重大な怪我をさせてしまったら、時に億単位にもなる治療費をあなた自身で補償しなければならなくなります。1回の事故で人生を棒に振らないためには保険に入って不測の事態に備えておくことが大切です。

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バイク保険には2つの種類がある

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バイク乗りが加入することのできる保険は大きく分けて2つあります。1つは自賠責保険という死亡・障害事故の被害者を守るための保険で、公道を走るすべての車やバイクには加入が義務つけられています。自賠責に加入していれば相手の怪我に対して最低限の補償をすることができます。もうひとつが任意保険です。個人の裁量で、加入するかどうかを選ぶことができ、様々なプランが存在します。

【自賠責保険の補償の限度額】

傷害…120万円まで(被害者1名につき)
後遺障害…75万円~4000万円(被害者1名につき)
死亡…3000万円まで(被害者1名につき)

自賠責保険は車両の購入時や車検の際に保険料を支払うため自動車は100%加入していますが、250 cc未満のバイクには車検が義務づけられていないため、強制保険であるはずの自賠責保険にさえ加入していないことが起こり得ます。自賠責保険に加入しないで公道を走行すると、1年以下の懲役または50万円以下の罰金などが科せられるので、バイクの販売店や郵便局、コンビニなどで加入手続きを行いましょう。

任意保険の種類とは

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任意保険は、自賠責では償いきれない相手の怪我や、車体の修理、同乗者の怪我などについて補償するための保険であり、補償する範囲によって様々な種類があります。任意保険の保険料はバイクの排気量や加入期間の長さ、補償内容の組み合わせなどによって変わります。

▼対人賠償保険
相手の怪我が重篤であった場合、請求される治療費や慰謝料が自賠責で補償できる額を超えることがあります。高額な損害賠償請求に対応するため、対人補償保険に加入する人の多くは補償額が無制限のものを選んでいます。

▼対物賠償保険
事故によって相手の車や、家屋、塀などを傷つけてしまった場合など、相手の物に対する補償を行うのが対物賠償保険です。ガードレールや電柱など、公共のものを損害した場合にもこの保険で対応することができます。自賠責は物の損害に対して一切補償がないため、任意保険で備えておくことが肝心です。

▼搭乗者傷害保険
運転者本人だけでなく、2人乗りしていた同乗者の身体に関する損害はこの保険で補償することができます。対人賠償保険では相手方や家族以外の同乗者の身体にしか補償がきかないのに対し、自分自身や家族を含むすべての同乗者が補償対象になるのが搭乗者傷害保険の特徴です。

▼人身傷害保険
事故によって自分自身の身体の治療に3000万円がかかったとしても、事故原因から割り出した過失割合が自分7:相手3だった場合、自分の怪我に対して相手の保険会社から支払われる補償額は3割の900万円に留まります。残りの2100万円は自己負担になりますが、人身傷害保険に加入していれば、過失割合に関係なく丸ごとの金額を自分の保険会社に補償してもらうことができます。

※補償内容、適用範囲は一部異なる場合があります。各契約内容をしっかりと確認しましょう。

バイクの任意保険加入率って?

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自動車の任意保険加入率はクルマ全体の70~80%に及びますが、バイクの任意保険加入率は30%ほどに留まります。バイクは自動車よりも事故発生割合が高く、事故の衝撃を体が直接受けるため自動車事故より重大な怪我につながる恐れも大きいので、事故に備えて保険の準備を整えておくのは必須と言えます。

運転者本人の負傷にかかる治療費で困らないためには人身傷害を付帯したバイク保険に加入しておくのが良いでしょう。また、バイク保険の中には盗難補償がないものも多いので、補償内容をよく確認して加入する保険を選ぶことが大切です。

万が一に備えて保険に入っておきましょう

任意保険に加入していれば、相手との交渉や治療費の支払いなども保険会社の担当者が代行してくれます。任意保険に入っていなければ相手との交渉のために弁護士を立てるだけでも数十万円もの費用を必要とし、さらに煩雑な事務処理を自力で行わなければならないため多くの労力と相手方への気遣いを要するでしょう。バイクに乗るなら、義務である自賠責保険に加えて、事故後の対応のために任意のバイク保険に加入しておくことが重要です。
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