RZ-VOL79 RZ250R アクセルワイヤーも交換だ!

バイクで遊ぶ
キャブレター側はリターンスプリングで常に引っ張られている状態なので、まずこちら側から外してワイヤーをフリーにしてあげないと、スロットル側が上手く外せないからです。

特に「引き」と「戻し」の2本ワイヤーのバイクはスロットル側からスタートするのは難しい場合が多い気がします。

なので、まずはキャブレターをエンジンから分離する事からスタートですね。
RZ-VOL 79
RZ250R アクセルワイヤーも交換だ!

ナップスのRZ大好物店長フジブロスです!
暑い日が続いてますね!

今回はですね、前回のクラッチワイヤーに続いてアクセルワイヤーの交換です。

こちらもだいぶ前から交換を検討していたのですが先延ばしになっておりました。
前回のクラッチワイヤー切れの件もありましたので、遠い山奥で切れてしまう前に交換を決意いたしましたっ!

ただし決意したのは良いが難題にぶつかりました・・
フジブロスはアップハンドル仕様なので、いつもはノーマルより10cmロングサイズの社外品を使用しているのですが、ナント!
長期欠品中!!

私がいつも使っているのは、RZコーナーでも豊富に在庫している「アルキャンハンズ製」です。
これは困った・・しかも納期未定ときたもんだ!
(店頭入荷を待っているお客様ゴメンナサイ!!)

そんな理由もあって、今回フジブロスがチョイスしたのはセパハンと豊富なハンドルラインナップで有名な
ハリケーン製!

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●ハリケーン製 ロングスロットルケーブル
品番:HB6425-10 価格:3,800円(税抜)
引き側のケーブルのみですが、価格が安いのが助かります。

ただし1点問題が・・問題と言うか
15cmロング!!

そうです。今まで使っていた物よりも更に5cm長いんです。しかし納期未定の10cmロングが入荷するのを待っている間に、もし山奥で切れてしまったら・・

何日か悩んだのですが、フジブロス号はビキニカウル付きですし、中はスペースもあるし・・たぶん+5cmぐらい
大丈夫でしょう!
と言う事で買ってしまいました。

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と、言う事でいよいよ作業に取り掛かります。

アクセルワイヤーの交換手順は人それぞれかと思います。
念の為サービスマニュアルを見てみましたが「アクセルワイヤーの交換手順」が載っているページ自体ありませんでした(汗

フジブロスのいつもの手順は
キャブレター側を分離→スロットル側を分離→オイルポンプ側を分離 といった順番です。
装着する時はその逆の順番です。

これにはちゃんと私なりの理由があります。
キャブレター側はリターンスプリングで常に引っ張られている状態なので、まずこちら側から外してワイヤーをフリーにしてあげないと、スロットル側が上手く外せないからです。

特に「引き」と「戻し」の2本ワイヤーのバイクはスロットル側からスタートするのは難しい場合が多い気がします。

なので、まずはキャブレターをエンジンから分離する事からスタートですね。
最近キャブレター外しまくり!(笑)

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左右が連結したR/RRタイプのキャブレターの場合、「引き」と「戻し」のワイヤーが存在します。
本来はキャブレター上で2本とも固定されているのですが、私の場合「引き」のみの1本引き仕様なので1本しかありません。

固定ステーを挟むようにしてある2個のナットを緩め、2本のアクセルワイヤーをキャブレターから分離します。

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外したワイヤーにはクセが付いてしまっていましたが、ササクレやホツレは見られずまだまだ使えそうです。

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せっかくキャブレターを外したので、普段手が入らない場所をフキフキしておきましょう。

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次にスロットル側を分離します。

フジブロスは4スト車用のハイスロを加工して装着しておりますが、純正の場合はスイッチBOXを割ると同じような景色になります。
スロットル部分から丁寧にワイヤーを外してフリーにします。

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余談ですが、たまにお問い合わせのあるハイスロットルの換装。RZ専用品の販売は見当たらないので自分で加工して装着するしかないのです。

私は4スト用のハイスロを装着する為にこんなパーツを自作しました。

材料はウィンカーの取付ボルトなどに使われている中空のボルトです。

ワイヤーを通せる様に横からグラインダーで切れ込みを入れて、アクセルワイヤーの差し込み部分はドリルで穴を拡大しました。

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この自作アジャスターボルトをハイスロの穴にセットして、RZのワイヤーが中に入り込まない様に工夫してあります! 

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さて話を元に戻しまして、最後はオイルポンプワイヤーの取り外しです。
ドライバーの先で示した溝部分には、抜け止めのクリップが付いているので外しておきます。

本来であればオイルポンプをエンジンから分離して作業するのが一般的です。
しかしそこはフジブロス。
その後のオイルポンプやホースのエア抜きが面倒なので、オイルポンプはそのままでワイヤーを外します。
これならガスケットの交換やエア抜きもしないですみます。

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ポイントは1つ。
オイルポンプ全閉時にちょうどこの辺りの位置になるのですが、ドライバーの先で示している場所の左側にある「オイルポンプの戻しスプリング」の引っ掛け位置であり「ワイヤーの抜け止めになっている部分」をいかにクリアするか? がキモです。

文章のみで詳しく書くのは非常に難しいので、画像と文章と現車を前に悩んでいただきたいのですが(笑)手でオイルポンプを全開状態で固定しつつ、細いマイナスドライバーなどを使ってうまいことワイヤーがこの場所をクリアできれば、オイルポンプをエンジンから分離せずにギリギリのクリアランスでワイヤーの付け外しが出来ちゃうのです。

しかし「無理だな」「難しいな」と思ったら、ワイヤーやオイルポンプを傷めてしまったりする前に、オイルポンプを外して作業する事をおすすめします。

この際は組み付け時のオイルポンプやオイルホースの「エア抜き」には十分注意しつつ、何度も確認をして作業をしましょう。

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やっと古いワイヤーがフリーになりました♪

今回外したワイヤーはもちろん
捨てません!
ワイヤーオイルを注入して、いざと言う時の為に保管しておきます(保管2本目・・)

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上が今まで使っていた10cmロング。
下は今回購入した15cmロング。

数値上では今まで使っていた物よりも5cm長いのですが、それほどの差はありませんでした。
メーカーによって測り方も違う可能性だってありますからね。
逆に長くなりすぎずホッとしました♪

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組み込む前に、いつも通りワイヤーインジェクターでワイヤーオイルを注入。

いんじぇくた.JPG
前回も紹介したワイヤーインジェクター。
これがあると色々なワイヤーに簡単に給油ができます(自転車とかも)~1,000円ぐらい。
わいやーぐりす.JPG
ワイヤーには専用の「ワイヤーグリス」があります。
1回買ってしまえば当面の間使えますよ! 1,500円前後です。

ヤマハ:1,200円(税抜)180ML
ラベン:1,600円(税抜)300ML
などなど。

バイクがRZなので、やはりフジブロスは「ヤマハ」です!

さて、準備が出来たので、外した時の逆パターンでアクセルワイヤーを組み込んでゆきます。

まずはオイルポンプワイヤーの組み込みからですね。
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先ほどの逆をイメージして慎重に組み込みます。
オイルポンプをエンジンから外していない場合、スペース的にも非常に厳しい中での微妙な指先作業です。
「無理だな」「難しいな」と思ったら新品ワイヤーを傷つける前にオイルポンプを外して作業しましょう。

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次にアクセルワイヤーをキャブレターにセットするのですが、ここでぜひやって欲しいのが
「ワイヤーのセンター出し」です。
※RZ-R/RRの純正 左右連結キャブの場合です。

ここでちゃんとセンターが出ていないと、巻き上げプーリー部分との干渉が強くなり、インナーワイヤーを少しずつ傷つけてしまいます。
固定ナット部分は左右に少し余裕があるので、中央に近い場所を探ってから固定します。

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これはアクセル(全閉時)アイドリング状態。
強くこすれている雰囲気は無さそうです。

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これはアクセル(全開時)
何度もアクセルを開け閉めして、一番無理のかからない部分を探ります。
おおよそOKでしょう!

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キャブレターをエンジンにセットしますが、バンドを閉めたりホース類をつなぐのは
まだですっ!
スロットルを開け閉めして、ワイヤーの遊び量や引っ掛かりなど無いかチェック!
バンドやホースを組み込んだ後に問題が発覚すると、また全部外す事になります。

なので、チェックが終わってから全てのホースをつなぎ、バンド類を締めるのです。

次は最重要ポイントの一つ。オイルポンプの調整。
サービスマニュアルを見ながら、オイルポンプワイヤーのアジャスターナットで調整します。
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調整位置は型式によって違うので、サービスマニュアルをご参照ください。

さて、スロットル側のワイヤーを組み付けたら最後の仕上げです。

余談ですが、スロットルパイプの中に滑りを良くする為にグリスなどを塗る方もいると思います。基本は「何も塗らずピカピカにしておく」のが良いと聞いた事があるのでフジブロスは何も塗りません。徹底クリーニングのみです。

あじゃすた.JPG
スロットル下にあるアジャスターナットで「あそび」の微調整をします。

ひだり.JPG

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最後のシメにハンドルを左右にめいっぱい切って、回転が吹け上がってしっまたり、スロットルの戻りが悪くなったりしないかチェックします。
コレ、かなり重要な作業です。

・まずはエンジンをかけない状態で、スロットルの開け閉めに抵抗が無いか? などをチェック。
・次にエンジンをかけた状態で、回転の吹け上がりなどが起きないか? をチェック。

特に問題が無ければこれで作業完了!
後は乗ってみながら最終の微調整をしましょう。

スロットル自体も新品ワイヤーと各部のグリスアップのおかげで非常に軽くなりました♪
スパンッ! スパンッ! と戻りも最高です。

試乗してみると
「は・・はええ!(速い)
ハンパじゃネエ!!」
※「バリバリ伝説 巨摩郡風に」

ワイヤー交換しただけでバイクが速くなるハズは無いのですが、あえてもう一度言います。
「は・・はええ!!
ハンパじゃネエ!!」

と、本当に感じるほどでした!
これで当面の間は安心して乗る事ができそうですっ

しかし本当に
メンテナンスは最高のチューニングだ!

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