6月4日(土)筑波ロードレース選手権第2戦CBR250Rドリームカップ参戦記

4月半ばのもてぎ戦以来1カ月半ぶりのレース、筑波ロードレース選手権第2戦がやってまいりました。

本来は怜がJP250クラス、智博がCBR250Rドリームカップに参戦する予定でしたが、前回のブログでお伝えしたように怜は鈴鹿サーキットで行われるFIMアジアロードレース選手権へのワイルドカード参戦が決まったため、今回の筑波参戦は智博のみ。

チームは前日の練習走行から智博と合流。
一ヵ月半のブランクの間に徹底的にメンテナンスされた車両は非常に高いポテンシャルを発揮し、好タイムを連発しております。

智博の走行をダンロップ→アジア間で観察していたのですが、進入から切り返し、加速と以前とはまるで違うアグレッシブな走りを見せております。

マシンの問題点を問うと「なにも問題ありません。すべてこのままで明日の決勝は走ります!」とのこと。


今回より2016年仕様のカウルを導入。

2.jpg

3.jpg
photo by dam_no_hito

コーポレートカラーのピンク×グレーに、智博のイメージカラーであるグリーンを入れた我がチームらしいカラーリングです。
ペイントを施してくれたのは横浜の72JAMさん!

いつも最高のペイントをありがとうございます!
Special thanks Mr.Nakabayashi・Mr.Itwoo


それではレースレポートをお送りします。

まずは予選。

2.jpg
photo by dam_no_hito

集団の中で位置を探りながらタイムを刻み、予選開始早々からトップタイムを記録。

4.jpg
photo by gally728

いつもは集団に飲み込まれて自分の走りが出来ないままに予選が終了し、練習走行で出したタイムが出せない場合が多いのですが、今回はかなり頭を使った走りです。

11.jpg
photo by gally728

そして予選終了直前にさらにタイムアップ!

7.jpg
photo by gally728

5.jpg
photo by dam_no_hito


ポールポジション獲得です!

12.jpg
photo by gally728

コースレコードまでコンマ2秒の好タイムで、予選1位通過を果たしました。


そして迎えた決勝。

初めて見るポールポジションからの景色は実に壮観です。

1.jpg

レッドシグナルが消えてブラックアウト!
絶妙なクラッチミートでホールショットを奪います。

その後も5台の集団を引っ張り、終始トップ争いを続けます。

250ccクラスのレースだとスリップストリームが非常に重要な戦略となります。
筑波の場合、バックストレートから前走車の後ろにピッタリとつけ、最終コーナー立ち上がり、または1コーナーの進入で前走者パスするのが定石です。

3.jpg
photo by Kazuhiro Koyano

何度かスリップにつかれて首位を譲りますが、今日の智博はいつもと違います。

8.jpg
photo by gally728


12.jpg
photo by dam_no_hito

インフィールドで果敢にアタック!
次の周回では必ずトップの座を奪い返してホームストレートに戻ってきます。

8.jpg
photo by dam_no_hito


9.jpg
photo by gally728

10.jpg
photo by dam_no_hito

そしてラストラップ。
後続をやや引き離し、単独での1位フィニッシュ!

4.jpg
photo by Kazuhiro Koyano

5.jpg

イェアー!
智博が筑波のCBRカップを獲ったぜ!

13.jpg
photo by dam_no_hito

そういえば、レース前日の晩、智博とメカニックと3人で夕食をとっているとき
「智博!明日のレースの目標は?」と聞くと、間髪入れずに
「優勝です!」なんて言ってたなぁ…

怜が言うならわかるのですが、今までの智博なら「エヘヘ…表彰台に乗れたらいいかな?」ぐらいの感じだったので、優勝宣言したときは正直ビックリしました。

マシンは絶好調、ライディングもキレキレだったので、よっぽど自信があったんだろうなぁ…

そして表彰式。

14.jpg
photo by dam_no_hito

16.jpg
photo by gally728

6.jpg
photo by Kazuhiro Koyano

智博が憧れの筑波チャンピオンTシャツ(筑波選手権優勝者のみに贈られるTシャツ)着てるよ…(涙
おっちゃんこういうのに弱いんだよ…(号泣

20.jpg
photo by dam_no_hito



今までチームナップスでの智博の存在は、いつも「ナンバー2」

ブログでもよく「弟の智博は」なんて表現をして、エースであり兄でもある怜ありきで考えていた面があったのかもしれません。

しかし、今回のレースで智博の力強い走りを見たら、もうナンバー2なんて言えません。
それぐらい今回の智博はカッコよかった!

そもそも怜と契約を結んだ時、豊島父から「あの~…実は弟もレースに参加してまして…テントの隅っこでもいいので一緒にいさせてやることはできますでしょうか?…」と相談され、紹介されたのが智博。

tomohiro2.jpg
2014年12月 智博と初めて出会った日 スゲーちびっこw(当時中二)

初年度はクラブチーム員扱いで「クラブナップス」名義でのエントリーでしたが、1年の間に存在感をアピールし、今期は二人とも「チームナップス」名義でのエントリー。

そして2年目の今年、チームに筑波初の勝利をプレゼントしてくれたのは智博でした。

3.jpg
photo by gally728

智博大きく成長したなぁ~…(涙

それでは見事にポールトゥウィンを決めた智博のレースレポートをどうぞ。

------------------------------------------------------------
前日練習から調子が良くセットも決まっていました。

予選はいつもよりリラックスでき、考えて走ることができました。

5.jpg
photo by gally728

予選は成功しCBRCUP初のポールポジションでした。

決勝では、ホールショットをとり後ろを離すためはじめから全力で走りました。
しかし逃げることはできなく5台の集団でのバトルでした。

6.jpg
photo by dam_no_hito

9周目にトップで走っていたら後ろでマシントラブルがあり少し2位との差ができました。
そこから全力で走りました。

2位に少し差を詰められましたがそのまま1位でゴールできました。
ゴールした時は本当に嬉しく自然とガッツポーズをしていました。

2年目にして初のCBR CUPでの優勝でした。

この調子で後半戦も頑張りたいと思います。
サポートしてくださった皆様、応援してくださった皆様、スポンサーの皆様本当にありがとうございました。
-------------------------------------------------------------

今回の優勝で、智博は筑波選手権CBRカップのランキング2位まで上昇!
残る筑波戦はあと2戦。
皆様の応援お待ちしております!

6月4日/5日に鈴鹿サーキットで開催されたFIMアジアロードレース選手権に出場した豊島怜のレポートは、後日お伝えします。

テクニカルスポンサー
ダンロップモーターサイクル様(タイヤ)
グリップ商事様(タイヤ)
72Jam(ジャムテックジャパン)様(外装・ヘルメットペイント)
ワコーケミカル様(油脂類)
EKチェーン様(ドライブチェーン)
XAM JAPAN様(スプロケット)
カラーズインターナショナル様(ステップキット)
Projectμ様(ブレーキパッド)
J-TRIP様(レーシングスタンド)
NTR-TNK様(タイヤウォーマー)
MECHANIX WEAR(整備用手袋)
クラフトアルマジロ様(マフラー)
SHOEIヘルメット様
デグナー様(レザースーツ)
FIVE GROVES(ライディンググローブ)
FORMA PERFORMANCE BOOTS(レーシングブーツ)
ACF様(車両メンテナンス他)
N-PLAN様(車輌コーディネート・ライディングアドバイザー)
802SPEED様(怜・智博パーソナルスポンサー)
インテリアトシマ様(怜・智博パーソナルスポンサー)
Mr.itwoo(ヘルメット・レザースーツ・車両外装デザイン)
Mr.Yo_Hirasawa(イラスト作成)


7.jpg
レース前日のディナーで案内されたテーブルが#11 この時なんか勝てるような気がしました。

8.jpg
決勝では使いませんでしたが、ハイドレーションもテスト。これからの時期には絶大な効果を生むでしょう。

10.jpg
デザイナーのitwooさんと奥様も応援に来てくれました!

9.jpg

11.jpg

11.jpg
photo by gally728

12.jpg

13.jpg