2019年5月15日 更新

バイクのチューブタイヤ交換で知っておくべき7つのポイント

バイクのタイヤ交換、普段から自分でしていますか? 最近のバイクで主流になっているチューブレスタイヤは、破損しやすいことから「タイヤチェンジャー」という機械のある専門店で着脱するのが一般的です。 しかし、未だにチューブタイヤのバイクを好む人も多く、こちらはコツさえ掴めば手作業でタイヤ交換が可能です。 これからバイクを購入する人も理解できるように、この記事ではチューブタイヤの大まかな交換手順と、その具体的なポイントを解説していきます。

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チューブタイヤ交換の進め方

詳細や注意すべき点は後ほど記載しますが、ここではチューブタイヤ交換手順の概要を説明します。

バイクからホイールとタイヤを外す

タイヤチューブの虫ゴムを外して空気を抜く

タイヤ片側のビードを落とす

ホイールからビードを剥がした側のタイヤを外に出す

同じタイヤの反対側のビードも落とす

タイヤ全体をホイールから外す

新しいタイヤのビードにクリームを塗る

チューブをタイヤの内側に入れ込む

ビードストッパーを入れる

リムにチューブの入ったタイヤを嵌め込む

ビードが上がるまで空気を入れる

タイヤを車体に組み込む

上記が簡単な流れになります。

なお「リム」とはホイールの一部で、タイヤを装着し固定する部分を指します。「ビード(ビード部)」は通称「耳」とも呼ばれます。

ホイールと結合される部分で、ビードワイヤーによって、空気を充填した際にタイヤをリムに固定させる役割を果たします。

チューブタイヤ交換の際に気をつけるポイント7選

ここからは、どんな点に注意すれば上手くタイヤ交換できるのかを細かく紹介していきます。要領が分かれば自分でもできるとは言いましたが、慣れるまでは一筋縄では行かないものです。では実際に見てみましょう。

序盤では、タイヤとホイールの取り外しから空気抜きまでは難なく進みますが、タイヤ交換の最初のハードルとして「ビード落とし」があります。

チューブタイヤはビートが浅めに埋まっているので、手で押したり足でバコバコ踏みつけることで大体は外れます。手や足で落とせない場合は、タイヤレバーを二本用意してください。うち一本で隙間を作ってもう一本のレバーでビードを剥がします。

もしくは最終手段として「ビードブレーカー」という手動のツールがあります。ビードブレーカーの先っぽをホイールとタイヤの間に組み込ませた後、レバーに体重をかけて押し上げることでビードが取れます。

また、タイヤの片側が終わったら反対側も同じようにビードを落とすのですが、ここが難しいです。ポイントはレバーの差し込み方にあり、その方法は「片側を外した方(上)から差し込んで上側に外す」「片側を外した方(上)から差し込んでレバーを裏返して下側に外す」「レバーを両側に差し込んでホイールから離す」の3パターンです。

このどれかで解決する事が多いので、是非試してみてください。

次の関門として立ちはだかるのが、ホイールからタイヤを外す作業です。

ビードが外れるとタイヤとリムの間が開きます。そこに2本のタイヤレバーを入れ込み、少しずつ引き上げます。焦らず片側ずつこなしていって下さい。レバーの角度を寝かせすぎるとホイールを傷つけてしまうので要注意です。

このようにしてタイヤ全体を外に出したら、後は手と身体を使った力技です。出っ張っている側とは反対側へ思いっきり引っ張り、ホイールからタイヤとチューブを引き剥がします。

なお、この際リムの黒いバンド(リムバンド)が破損していた場合は、必ず交換してください。これをしないと、スポークの一部がチューブを傷つける原因となってしまいます。

ここまで来たら次はタイヤの組み込みです。ここでは「ビードクリーム」の使用をおすすめします。

理由は、ホイールのサビを防止するため、そして、最終段階でタイヤに空気を入れる際にビードを上げやすくするためです。

代わりに中性洗剤を使う人も見られますが、翌日に手の皮膚が荒れるだけでなく、ビードを上げる作用も無いので全くメリットがありません。

チューブをタイヤに嵌め込む際は、空気入れなどを使って事前にチューブに軽く空気を注入するのがコツです。見た目が輪っかになれば十分なのでそれほど硬くなくても大丈夫です。時間短縮のため、虫ゴムを外した状態でポンピングをして下さい。

ビードストッパーを入れて、チューブの入ったタイヤをリムと合体させるその前に「バルブ(口金)入れ」が必要です。リムのバルブ穴にチューブのバルブを接合させるのですが、ここでのポイントは「バルブの上にタイヤを立てる」事です。

バルブが下側になっている状態だとそこにスペースができますので、指で穴とバルブをくっつけます。その後すぐにナットで固定する必要があるので、ナットはいつでも使えるよう反対側の手で持っていて下さい。

ここでも先ほどのビードクリームが役立ちます。バルブとバルブ穴の先端をクリームで湿らせておくとスムーズに作業が進みます。

そしてチューブタイヤ交換最大の難所が「タイヤをリムに組み込むプロセス」です。タイヤレバーとビードバディを使うのですが、主に2つのポイントがあります。

一つ目は「チューブに穴をあけない」です。これはチューブがリムとタイヤの間に挟まることで起きるのですが、対策としては、まずチューブがはみ出ている部分の境目に片手を突っ込んで、チューブを奥へ押し込みます。そして反対側の手でレバーを突っ込んで、チューブを押さえたままレバーだけを上に起こしてください。

もう一つは、タイヤの片方をはめると反対側が盛り上がるのを防ぐために、約5センチ位ずつ、レバーを挿入した部分からゆっくり円周状にかませていく事です。

最後は、ビードを上げるための空気入れにおいて重要な点です。輪っか状に膨らませたチューブに更に空気を加えることで、ビードがリム側に押し出されるのですが、この時、タイヤとリムの位置関係が正しいかをチェックすると同時に、リムとビートの間にチューブが絡まっていない事を目視で確認しながら空気を入れて下さい。おおよその基準では、3~5barくらい空気を入れた時点でビートが上がりきります。

タイヤ交換の技術を身に付けてバイクライフを楽しもう

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今回はチューブタイヤの交換にあたり、作業効率を上げるポイントやタイヤを破損させずに交換するコツを紹介しました。

チューブレスタイヤと比べるとチューブタイヤは耐性があり、パンクしにくいと言われていますが、ツーリングなどで凸凹道を走ると意外に簡単にパンクしてしまいます。

そんな時、ショップに持ち込んでプロに修理してもらうのも一つの手ですが、自力でできれば費用が抑えられる上に手っ取り早く、一石二鳥です。

バイクのメンテナンスも得意になって、充実したライダー生活を送りましょう。
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※記事内の価格表記は、執筆当時の価格となります事をご了承ください

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