春風の吹く季節、バイクに乗る際の注意点とは?
バイクで遊ぶ
柔らかい日差しが心地いい春は、バイクで出かけることも多くなる季節ですが、低気圧が急速に発達して「春の嵐」「メイストーム」などと呼ばれる暴風が発生しやすい時期でもあります。横から強い風に吹かれるとバイクが横転し事故に至るおそれがあるため、天気の急変には要注意。もし、運転中に風が強くなってきた場合は、これから紹介する3点を心がけながら安全運転に徹しましょう。
スピードを落とす
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走行スピードが速いと一秒間に移動する距離も長くなるため、横からの暴風に流されやすくなります。車体のコントロールに困難を感じたら、ギアを落としてゆっくりと減速しましょう。横風に煽られて車体が車線からはみ出すと、自分だけでなく周りを走行する車やバイクまで危険に巻き込んでしまうので無理は禁物です。
ニーグリップで車体と一体になる
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ニーグリップはバイクの挙動とライダーの挙動を一致させる基本の運転テクニックです。ライダーの体が振られて意識的にバランスをとらなければならないときほど、しっかりしたニーグリップが必要になります。
ニーグリップでは、ヒザを車体につけるのはもちろん、つま先やくるぶし、ふくらはぎなど、下半身全体を使って人車一体を図ります。つま先の親指で車体を挟んでいる感覚や、くるぶしを両サイドから押し付けている感覚を感じるくらいまで車体をホールドすれば、対極にある上体も安定するので、車体が風で振られてもコントロールが可能になるでしょう。
ニーグリップでは、ヒザを車体につけるのはもちろん、つま先やくるぶし、ふくらはぎなど、下半身全体を使って人車一体を図ります。つま先の親指で車体を挟んでいる感覚や、くるぶしを両サイドから押し付けている感覚を感じるくらいまで車体をホールドすれば、対極にある上体も安定するので、車体が風で振られてもコントロールが可能になるでしょう。
ステアリングは力を抜いて軽く握る
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バイクは、ニーグリップさえできていれば上半身に力を入れなくても視線を抜けた方向に勝手に向きを変えてくれます。暴風に対抗しようとしてステアリングを押さえつけたり、体を硬くしたりすると、かえって車体がフラつく原因になるので、ステアリングは両手の中で遊ばせるぐらいの気持ちで軽く握りしょう。荷重は前輪、後輪に偏ることのないよう、前後のバランスが取れる中央にかけるのがポイントです。
身の危険を感じたらバイクに乗らないこと
春の嵐で危険な目に遭わないためには、ツーリングに出かける前に天気予報を確認することが大切です。「暴風に関する気象情報」は、数日~1日前に気象庁から発表されるので、暴風に遭うことが事前に予想できる場合は無理せず計画を変更しましょう。安全第一で春のツーリングを楽しんでくださいね。