2017年9月21日 更新

【バイクヒストリア】世界で初めて生まれたバイクとは?

現在、バイクは日常生活のなかに溶け込み、多くの人が利用しています。しかし、バイクは最初から今のような形状をとっていたわけではありません。バイクが今の形に落ち着くまでには、長い歴史があるのです。今回はその歴史のなかから、バイク誕生の経緯についてご紹介していきます。世界初のバイクは、今とは大きく異なる形状でした。

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1873年、世界初のバイクが発表された

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1863年、フランスの発明家ルイ・ギョーム・ペローが、当時の主流技術である蒸気機関を動力に考案し、特許を取得。1873年、ウィーン万博にて蒸気機関の2輪車を発表しました。これが、世界中に普及し多くの人から愛されているバイク(オートバイ)の原型とされています。当時のバイクは、現在多くの人が知っているような鉄製のものではなく、すべて木製によって作られていました。また、タイヤも装着しておらずホイールはむき出しであり、完成度としては非常に低いものであったといえます。

しかし、1873年といえば日本でいうならばまだ明治時代になって間もないころです。3輪で走る自動車は既に別のフランス人発明家によって生み出されていましたが、2輪によって走る乗り物は自転車のみ。そこで、先だって開発が進んでいた当時の自転車技術を転用することで、バイクの設計、技術の躍進に拍車をかけたのです。

ガソリンで走るバイクを始めて作った企業

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バイクが現在の姿に近い形となったのが1885年。ドイツ人技術者ゴットリープ・ダイムラーの経営する会社によって、内燃機関エンジンを搭載したバイクが作られました。ちなみにこのダイムラーの会社は、現在メルセデス・ベンツなどのブランドを所有する世界屈指の自動車会社「ダイムラー」となっています。

1894年、4輪の方へ力を注いでいたダイムラーに代わって、ドイツのヒルデブランド&ヴォルフミュラーが世界で初めてバイクを市販化しました。1489 ccで最高速度は45 kmという性能を誇り、およそ3000台が生産されたといわれています。

1903年になると、アメリカの技術者アーサー・ダビッドソンとエンジン設計技師のウィリアム・ハーレーによって設計されたモペッドは、現在のバイクへとつながるヒントへとなりました。電動自転車のタイプにかなり近いエンジンを搭載したモペッドは、人々にバイクの魅力を教え後のバイク開発に大きな影響を及ぼしていきます。

日本における初のバイクとは?

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バイクの誕生についてご紹介してきましたが、日本ではどうだったのでしょうか。記録によれば、日本で初めて作られたバイクは1909年、島津楢蔵によって開発されたNS号であったといわれています。NS号の排気量は396 cc。1から製作した島津楢蔵は当時20歳であったことからもバイクへの情熱がうかがい知れるでしょう。

時代と共に進化していくバイク

発明当初は木製のフレームで、蒸気によって動いていたバイク。時代を経るごとにさまざまな改良が加えられ、現在のような形へと進化してきました。今後、バイクがどのような進化をしていくのか、目が離せませんね。
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