【バイクヒストリア】惜しまれつつ生産終了となった「モンキー」
バイクで遊ぶ
日々新たなバイクモデルが生み出されれば、姿を消していくバイクもあります。その中には、ライダーたちから惜しみない愛情を受けていたバイクの姿も。その代表的なバイクといえるのが、ホンダが2017年に生産終了を発表した「モンキー」です。50年以上に渡って走り続けてきたモンキーは、いったいどのような歴史を持っているのでしょうか。
遊具として生まれたホンダの“初代”モンキー
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多くのライダーから愛されたホンダのモンキーは、1961年に誕生しました。誕生した場所は、東京都日野市にオープンした、「多摩テック(2009年に閉園)」という遊園地。そう、初代モンキーの最初の役割は、ライダーを乗せるバイクではなく、子供を楽しませる遊具だったのです。
ただ、後にバイクとして活躍するモンキーの方向性は、この時点でできていたともいわれています。実際、赤いフレームや白い燃料タンクカバーなどのカラーリングは、後のモンキーでも継承されています。また、モンキーの特徴ともいえる「牧歌的な雰囲気」や「小さくてかわいいフォルム」などについては、この初代モンキーによって確立されたものなのです。
ただ、後にバイクとして活躍するモンキーの方向性は、この時点でできていたともいわれています。実際、赤いフレームや白い燃料タンクカバーなどのカラーリングは、後のモンキーでも継承されています。また、モンキーの特徴ともいえる「牧歌的な雰囲気」や「小さくてかわいいフォルム」などについては、この初代モンキーによって確立されたものなのです。
「車に積めるバイク」として人気を集める
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1967年、国内に向け市販版のモンキーが販売開始されました。当時は「車に積んで運べる」というコンパクト性を重視しており、「折り畳み可能なハンドル」や「倒しても燃料漏れしないタンク」などといった機能が備えられているのが特徴だったようです。
1969年になると、少し大型化したモデルが販売開始されましたが、基本的には「車に積めるバイク」という立ち位置に変わりはありませんでした。車で原っぱなどへ出かけ、出かけた先でバイクに乗って楽しむというのが、当時のモンキーの使用用途だったのです。
1969年になると、少し大型化したモデルが販売開始されましたが、基本的には「車に積めるバイク」という立ち位置に変わりはありませんでした。車で原っぱなどへ出かけ、出かけた先でバイクに乗って楽しむというのが、当時のモンキーの使用用途だったのです。
30年のロングライフなデザインに
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モンキーが道路を走るバイクとなったのが1974年。リアにサスペンションを装備するなど、標準なバイクとしての性能が備わった「Z50J」が販売されたのです。これにより、単独のツーリングができるだけの安定性、快適性が保証されるようになりました。また、デザインに関しても、このZ50Jのデザインが後々までの基本となっています。
その後、1978年には、Z50Jを改良した「Z50Jz-1」が販売開始。ここで発表されたデザインは、2009年にフルモデルチェンジするまで、30年に渡って不変のものとなりました。長年に渡って多くのライダーから愛されてきたモンキーですが、2017年、排気ガス規制の強化などを受け、生産終了が決定。今でも多くのファンが、その姿を惜しんでいます。
その後、1978年には、Z50Jを改良した「Z50Jz-1」が販売開始。ここで発表されたデザインは、2009年にフルモデルチェンジするまで、30年に渡って不変のものとなりました。長年に渡って多くのライダーから愛されてきたモンキーですが、2017年、排気ガス規制の強化などを受け、生産終了が決定。今でも多くのファンが、その姿を惜しんでいます。
モンキーは生まれ変わって帰ってきた
生産終了となったモンキーですが、当然ホンダとしても多くの支持を受けているモンキーをこのまま終わらせるつもりはありませんでした。モンキーは125㏄のグロムをベースにしたモデルとなって帰ってきたのです。これからもモンキーは、多くのライダーから愛されていくことでしょう。