【要注意】バイクを走行中、煽られてしまったら……
バイクで遊ぶ
近年、「煽り運転」のニュースをよく耳にするようになりました。つい先日にも、バイクに乗った大学生が乗用車に煽られ続けた末に追突され、命を落とすという痛ましい事件が起こっています。煽り運転をされた場合は、対処法を誤ると重大な事故・事件に巻き込まれてしまう可能性も。バイクを走行中に煽られた際は、どのような行動をとったらよいのでしょうか?
「相手にしない」のが大原則!
via www.photo-ac.com
煽り運転は非常に腹立たしいもの。煽られると「何も悪いことをしていないのに、なぜ煽られないといけないんだ!」と苛立ち、つい挑発に乗ってしまいたくなることもあるでしょう。しかし、残念ながら世の中には話が通じないような人、相手に危害を加えることを何とも思わないような人も存在します。下手に挑発に乗ってしまうと、自分の身を危険に晒すことにもなりかねません。
煽り運転をされた場合は、「相手にしない」のが鉄則。張り合ったり文句を言おうとしたりせず、すみやかに自分の身の安全を確保するための行動をとりましょう。
煽り運転をされた場合は、「相手にしない」のが鉄則。張り合ったり文句を言おうとしたりせず、すみやかに自分の身の安全を確保するための行動をとりましょう。
煽られた場合の対処法
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それでは、実際に煽られたときにはどのような行動をとればよいのでしょうか。まず、複数車線のある道路の右側車線を走っていた場合は、すぐに左車線に移動しましょう。自分勝手な「煽り魔」のために車線を移動するのは癪なように思われますが、せっかくの楽しいツーリングを邪魔される時間を少しでも短くするためと考えれば、さっと道を譲ってしまった方が合理的でしょう。
片側1車線の道路を走っている場合は、左ウィンカーを出して停車するほかありません。停車する前によっぽどあなたが相手を煽り返しているのでなければ、相手は納得してそのまま走り去ってくれるはずです。少々手間はかかりますが、煽られ続けながら走るよりはずっと気が楽になるはず。道を譲るのは「負け」ではなく「トラブルを避ける大人の対応」と心得て、潔く道を譲ってしまってください。
では、混雑する道路で煽られ、追い抜かせることもできない場合はどうすればいいのでしょうか。そのような場合は、最終手段として「すり抜け運転」を駆使しましょう。すり抜け運転は時に事故の危険を誘発するため、自動車の運転手から評判が悪いことで知られています。しかし、煽られ続けて絶えず危険に晒されているような状況下では、背に腹は代えられぬと割り切るほかありません。周りに十分注意しながらすり抜け、煽ってくる車とできるだけ距離を置くようにしてください。
片側1車線の道路を走っている場合は、左ウィンカーを出して停車するほかありません。停車する前によっぽどあなたが相手を煽り返しているのでなければ、相手は納得してそのまま走り去ってくれるはずです。少々手間はかかりますが、煽られ続けながら走るよりはずっと気が楽になるはず。道を譲るのは「負け」ではなく「トラブルを避ける大人の対応」と心得て、潔く道を譲ってしまってください。
では、混雑する道路で煽られ、追い抜かせることもできない場合はどうすればいいのでしょうか。そのような場合は、最終手段として「すり抜け運転」を駆使しましょう。すり抜け運転は時に事故の危険を誘発するため、自動車の運転手から評判が悪いことで知られています。しかし、煽られ続けて絶えず危険に晒されているような状況下では、背に腹は代えられぬと割り切るほかありません。周りに十分注意しながらすり抜け、煽ってくる車とできるだけ距離を置くようにしてください。
煽られるのを防ぐためには?
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たとえ煽られた際の対処法を知っていたとしても、できれば初めから煽られたくないと思うのが普通の感覚でしょう。煽り運転の被害に遭いにくくなるためには、いくつかのポイントがあります。
まず、前の車との車間は適切な距離を保つこと。もちろん、安全な走行のためには車間を空けることが不可欠ですが、あまりに距離を取りすぎていると後ろの車から煽られやすくなる傾向にあるようです。
次に、左折時以外で道路の左側を走りすぎないこと。教習所では「道路の左側を走行するように」と指導されますが、あまり左側に寄り過ぎると後続車が「抜いていいのかダメなのか、はっきりしてほしい」と勝手に苛立ちを募らせて煽り行為に走ることがあります。煽り運転のきっかけをつくらないよう、できるだけ道路の中央を走行しましょう。
なお、車体の大きいバイクや“速そう”なバイクに乗ることで、そうでないバイクに乗っているときよりも煽られることが少なくなったという声もよく聞かれます。腹立たしいことに、煽り運転をする人は煽る相手をしっかり選んでいるのです。何度も煽り運転の被害に遭っているという方は、大きなバイクや速そうに見えるバイクへ乗り換えるのもひとつの手かもしれません。
まず、前の車との車間は適切な距離を保つこと。もちろん、安全な走行のためには車間を空けることが不可欠ですが、あまりに距離を取りすぎていると後ろの車から煽られやすくなる傾向にあるようです。
次に、左折時以外で道路の左側を走りすぎないこと。教習所では「道路の左側を走行するように」と指導されますが、あまり左側に寄り過ぎると後続車が「抜いていいのかダメなのか、はっきりしてほしい」と勝手に苛立ちを募らせて煽り行為に走ることがあります。煽り運転のきっかけをつくらないよう、できるだけ道路の中央を走行しましょう。
なお、車体の大きいバイクや“速そう”なバイクに乗ることで、そうでないバイクに乗っているときよりも煽られることが少なくなったという声もよく聞かれます。腹立たしいことに、煽り運転をする人は煽る相手をしっかり選んでいるのです。何度も煽り運転の被害に遭っているという方は、大きなバイクや速そうに見えるバイクへ乗り換えるのもひとつの手かもしれません。
挑発に乗らず「大人の対応」を
煽り運転をされたときに最もやってはいけないのが、挑発に乗って煽り返したり、相手を停車させて文句を言ったりすること。相手は煽り運転をするような人間のため、まともに向き合ったり張り合ったりしても事態は決してよい方には向かいません。相手が自動車を運転しているなら、最悪の場合わざとぶつかられるなど、あなたの身が危険に晒されることも十分に考えられます。どうか挑発に乗らず、「さっさと片づけてツーリングを楽しもう」という気持ちで道を譲るようにしてくださいね。