2018年10月10日 更新

バイクの寿命を見極める方法

エンジンを動かして稼働する乗り物は、走行距離10万キロが寿命の目安といわれています。しかしそれはあくまでも目安であり、運転する頻度やメンテナンスの精度によっては10万キロも乗らないうちにガタが来てしまう車体も。何度もトラブルが続き、調子の悪さを感じる車体は、急な故障で危ない目に遭わないためにも寿命を正しく見極めることが大切です。

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エンジンから異音がしたら寿命?

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エンジンからカチカチと鳴る音は「タペット音」と呼ばれますが、その原因にはオイル量の不足や、エンジンオイルの劣化、エンジン内部の傷付きなどがあります。初期段階ならオイル交換などのメンテナンスによって改善できますが、10万キロ以上走った車体はエンジン自体の劣化が考えられるので、寿命と判断していいでしょう。異音のほかにも異常にエンストすることが多くなったり、燃費や始動性が悪化するなどの症状がある場合は要注意です。

バイクに不具合があった時、エンジン以外のパーツは比較的簡単に新しいものと取り換えることができますが、エンジン内の部品を交換するためにはオーバーホール(分解清掃)が必要です。オーバーホールには少し足せば新車が買えるほど多額の費用がかかるため、多くの人はエンジンがダメになったタイミングで廃車や乗り換えを考えることになります。

修理代が新車を買うより高くなったら寿命?

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定期的に行うべきメンテナンスの項目には、エンジンオイルの交換、エアクリーナーの清掃、オイルフィルターの清掃などがあります。これらをしっかり行えば10万キロ以上走行してもまだ現役を続けられる可能性はかなり高くなりますが、バイクの乗り方次第では部品の劣化ペースが大きく変わるので、定期的にメンテナンスに出せば長く乗れるとは限りません。

年に2、3回しか乗らないバイクと、週に5日以上乗るバイクでは後者のエンジンのほうが良好な状態を保ちやすくなります。それは、バイクに乗らない期間が長いと、エンジン内に結露が発生し、水分がオイルと混じってオイルが劣化してしまうからです。また、1回あたりの走行距離が短すぎてもエンジンに負担をかけることになります。

バイクの寿命を延ばすためには自分の乗り方に合わせて、適切なメンテナンスを受けることが大切になりますが、部品の劣化が激しいとそれだけ費用がかさむので、損をしたくない方は買い替えとメンテナンスのコスパをその都度見比べましょう。

パーツの生産が終了したら寿命?

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いくら思い入れのある車体でも、パーツの生産が終了してしまっては、修理して乗り続けることができなくなります。新車であれば、販売開始から約10年間は部品供給が続くことが普通ですが、中古車は買った時点で発売から時間が経っているので、交換するパーツの生産が終わっている可能性があることも頭に入れておきましょう。

寿命が近いと感じたら買い替えを検討しましょう

バイクの異常を感じたら、すぐにメンテナンスを行うことは鉄則ですが、何度メンテナンスをしても同じ症状が繰り返される場合は、バイク自体が寿命を迎えているサインです。調子の悪いバイクに無理に乗り続けるのは危険ですので、エンジン音や走行頻度から寿命を見極め、早めの買い替えを検討するようにしましょう。
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