非力でも大丈夫!最初の難関「引き起こし」の攻略

バイクで遊ぶ
大型バイクに乗りたいけど、転倒したときに1人で起こせないかも知れないと不安に感じている方も少なくないと思います。しかし、実際のところそんな心配は要りません。起こし方のコツさえつかめば、大型バイクでも簡単に起こすことができます。

非力でもバイクを起こせる理由とは?

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大型バイクを起こすことは、実はそれほど難しいことではありません。非力な女性や年配の方でも、コツさえ覚えればバイクを起こすことなんて簡単です。
そもそも、バイクを“起こす”のであって“持ち上げる”わけではないので300kgのバイクを起こす時に、300kgを持ち上げる筋力が必要なわけではありません。
バイクを起こす時は、タイヤを支点にして斜め上に車体を押し上げます。どんなに車体が重くても、車体の重量の3分の1以下の重さを持ち上げる力があれば、バイクは起こせます。バイクが完全に寝転がっているとかなり力が必要です。しかし、ほとんどのバイクはバンパーなどがつっかえて転倒しても斜めの状態で止まります。そのため、瞬間的に40~50kgほどを持ち上げることができれば、一人でバイクを起こせます。
そして、起こすためのコツは、足の筋肉を使うことです。ジャンプという動作は自分の体重を瞬間的に持ち上げているのと同じです。そのため、体重が40~50kgほどでジャンプができるのであれば、バイクを起こすだけの筋力は十分にあります。

実際にバイクを起こしてみよう!

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実際にバイクを起こす時の具体的な手順をご説明します。
最初に、倒れている側に向かってハンドルを目一杯きりましょう。
次に、体をバイクに正対させてしゃがみます。そして、片方の太ももの上にバイクのタンクを乗せます。この時にタンクを乗せていない側の足を、足1つ分後ろに引きます。後ろに引いた足も目一杯膝を曲げておきましょう。
次に、下側にあるハンドルとリアシートの下を手で持ちます。この時に、タンクと太ももが離れないように注意してください。体制を維持したまま、上体がバイクに覆いかぶさるようにします。
最後に、両膝を一気に伸ばします。足の位置はなるべくバイクの近くにすることがポイントです。
バイクを持ち上げたら、勢い余って反対側に倒れないように、フロントブレーキに持ち替えましょう。

まとめ

華奢な女性や年配の方でも、脚の力を利用すれば簡単にバイクを起こせる理由と方法をご紹介しました。今回紹介したやり方以外にも、様々なやり方があります。自分にあった起こし方を見つけて、最初の難関であるバイクの車体起こしをクリアーしましょう。