ブレーキパッド交換 お任せ下さい!

商品紹介
普段、PITにご依頼いただくブレーキパッド交換の作業内容をご紹介。

車両はGSX1300R隼のフロントブレーキ、トキコ製ラジアルマウント4POTキャリパーです。
ブレーキパッド交換、パッドだけ換えて終わりじゃありません。こうやってます。

こんにちは。
ナップス前橋インター店のTZです。

今回は当店で普段、PITにご依頼いただくブレーキパッド交換の作業内容をご紹介します。

車両はGSX1300R隼のフロントブレーキ、トキコ製ラジアルマウント4POTキャリパーです。
ブレーキパッド交換、パッドだけ換えて終わりじゃありません。こうやってます。
キャリパーを外すとピストン周りはブレーキダストで真っ黒!
パッド残量も交換時期です。

2.JPG
パッドスプリングなど外したパーツも真っ黒です。

キャリパーを外したらキャリパーの内側、ピストンその他部品を清掃、給油します。
特にピストンは少し引き出して「ピストン回しツール」を使って回転させてピストン全周をキレイにします
片押しキャリパーはもちろんスライドピンも清掃、給油します。
ピストン周りに使用するのは「CCIメタルラバー」。
少しずつなじませながらピストンを清掃、給油します。

ほーら、こんなにキレイに!動きもスムーズ!
ブレーキ操作のコントロール性を回復、維持します。
パッドピンやパッドスプリングなど各パーツもクリーニング済み♪
パッドピンはすり減って段差が付いてたら交換したいですね。

5.JPG
各パーツを組む際は、金属同士の接触部分やネジ山にワコーズの「スレッドコンパウンド」を使います。
カジリ防止やサビ止めにもなります。
片押しキャリパーはゴムブーツなどにラバーグリスも使います。

6.JPG
ブレーキパッドは状況に応じて、鳴きや引きずりを予防するため角を削って「面取り」します。

7.JPG
ピストンを戻してブレーキパッド、各パーツを組み付けますが・・・ここで注意!
新品ブレーキパッドを組む際にピストンを戻すので、マスターカップからブレーキフルードが溢れる場合があります。
そのため、事前にマスターカップのフタを開けてフルード残量を確認、ダイヤフラムも洗浄します。
その際にブレーキフルードも真っ黒の車両がすごく多いです。
ブレーキパッド交換時には同時にフルード交換もおすすめです!
新品ブレーキパッドなのでフルードも適正量になりますよ

8.JPG
トルクレンチで各部を締め付け後、レバーを握ってピストンを出します。
引きずりが無いか確認して終了です。

古い車両はピストンやスライドピンの固着でブレーキパッドが片減りしてしまうこともあります。
清掃や給油で回復しない場合はキャリパーやマスターのオーバーホールも承ってますのでご相談下さい。

ではまた。