『Naps Sports』“フルドライカーボンボディKIT”について~第1回~
特集
ナップスが新しいプライベートブランド 『Naps Sports』を立ち上げました!ブランドコンセプトから商品開発秘話まで、今後連載で紹介していきます。
今回はドライカーボンとは?(第一回)になります。
今回はドライカーボンとは?(第一回)になります。
ドライカーボンとは?
エンジンのピストンやマフラーのエンド部に付いた黒いススをカーボンって呼んだりしますが
今回はそのカーボンではなく、「カーボンファイバー」(炭素繊維)についてのお話しです。
オートバイの外装部品に使用されるカーボンパーツには、「ウェットカーボン」と「ドライカーボン」と呼ばれるものがあります。
これを簡単に説明すると・・・
・「ウェットカーボン」は、カーボン繊維を製作型に貼り込み、その上からポリエステル樹脂を塗った後に自然乾燥(=ウェットの状態)させて成形します。 (軽くて薄いが強度が弱い)
今回はそのカーボンではなく、「カーボンファイバー」(炭素繊維)についてのお話しです。
オートバイの外装部品に使用されるカーボンパーツには、「ウェットカーボン」と「ドライカーボン」と呼ばれるものがあります。
これを簡単に説明すると・・・
・「ウェットカーボン」は、カーボン繊維を製作型に貼り込み、その上からポリエステル樹脂を塗った後に自然乾燥(=ウェットの状態)させて成形します。 (軽くて薄いが強度が弱い)
・「ドライカーボン」は予めエポキシ樹脂がしみ込ませてあるカーボン繊維(プリプレグ)を何層にも重ね、製作型と素材を特殊な袋に入れた状態で真空状態にすることで、型と素材を密着させ、それを専用の成形窯の中でさらに高い圧力を掛けながら高温にすることで強制的に乾燥(=ドライ)させて成形します。(強度と精度が高い)
この素材や成形方法の違いによって、「ドライカーボン」は「ウェットカーボン」に比べて、強度と精度を高めながら軽量にすることが可能になります!
なぜなら、同じ厚みのカーボン製品を作製する場合・・・
「ウェットカーボン」はカーボン繊維を製作型に貼り込み、ポリエステル樹脂を塗って自然硬化させるため、ドライカーボンに比べると固める樹脂の量が多くなり、重ねるカーボン繊維の枚数が少なくなってしまいます。
一方、「ドライカーボン」は、予めエポキシ樹脂がしみ込ませてあるカーボン繊維(プリプレグ)を高温・高圧縮の専用の成形窯で強制的に乾燥させるため、「ウェットカーボン」に比べ成形に必要な樹脂の量を最小限に抑えながら、同じ板厚で比較した場合、積層できるカーボン繊維の枚数を多くすることが可能になるからです。
ただし、製作をするためにかかる手間や時間、また特殊な機械設備も必要となるため、製作のコストは高額になってしまいますが・・・
実際に製品を手に取って触ってもらえると分かりやすいのですが、画像では分かりづらくてすみません!
なぜなら、同じ厚みのカーボン製品を作製する場合・・・
「ウェットカーボン」はカーボン繊維を製作型に貼り込み、ポリエステル樹脂を塗って自然硬化させるため、ドライカーボンに比べると固める樹脂の量が多くなり、重ねるカーボン繊維の枚数が少なくなってしまいます。
一方、「ドライカーボン」は、予めエポキシ樹脂がしみ込ませてあるカーボン繊維(プリプレグ)を高温・高圧縮の専用の成形窯で強制的に乾燥させるため、「ウェットカーボン」に比べ成形に必要な樹脂の量を最小限に抑えながら、同じ板厚で比較した場合、積層できるカーボン繊維の枚数を多くすることが可能になるからです。
ただし、製作をするためにかかる手間や時間、また特殊な機械設備も必要となるため、製作のコストは高額になってしまいますが・・・
実際に製品を手に取って触ってもらえると分かりやすいのですが、画像では分かりづらくてすみません!
今回の『Naps Sports』オリジナルプロダクトとなる『フルドライカーボンボディKIT』は、日本製の最高級グレードのカーボン素材(プリプレグ)を使用して、「ドライカーボン」
の成形法により製作された、軽量で精度と強度が高く、そして『Naps Sports』オリジナルのデザインを実現した、最高レベルのフル外装KITになります!
の成形法により製作された、軽量で精度と強度が高く、そして『Naps Sports』オリジナルのデザインを実現した、最高レベルのフル外装KITになります!
次回は、“フルドライカーボンボディKIT”に使用されている、この日本製の最高級グレードの素材(プリプレグ)をどのように成形していくのか、さらに詳しく紹介します。