今こそ乗りたいYAMAHAの名車8選!【絶版・旧車】

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常に先進的な技術を導入し、高性能なオートバイを提供しているヤマハ。
モータースポーツにおいても数々のレースで成功を収め、MotoGPやスーパーバイク世界選手権などで勝利してきました。

今回はそんなヤマハの歴代の名車8台ご紹介します!

SR400/500

1992年 SR400S  - コミュニケーションプラザ | ヤマハ発動機 (24811)

ヤマハを代表するオートバイと言えば、SRは外せない1台です。
エンデューロマシンのXT500をベースに開発され、シングルスポーツとして1978年に販売されました。

軽量でスリムな車体に、鼓動感のあるトルクフルなエンジンを搭載したSRは多くのファンを獲得し、2021年の販売終了まで約40年に渡るロングセラーモデルになりました。

どのようなスタイルにもカスタム可能な普遍性はカスタムベースとしても大人気で、数えきれないほどのアフターパーツも販売されました。

セロー225

1985年 SEROW225(XT225)  - コミュニケーションプラザ | ヤマハ発動機 (24808)

1985年に販売されたセロー225は、SEROW(英語でカモシカの意味)の名の通り、山道や林道を軽快に走れるマウンテントレールモデルです。

「二輪二足」というコンセプトのもと開発された、スリムで低シート高な車体は足つきも良く、トルクフルなエンジンとも相まって抜群のオフロード走破性を誇りました。

その走行性能と扱いやすさからベテランからビギナーまで大人気となり、国内では2000年まで販売されるロングセラーモデルとなりました。

また、2005年にはセロー250として250ccで復活。こちらもセローらしさを引き継いだモデルとして人気で、マイナーチェンジを繰り返しながら2020年まで販売されました。

VMAX

1990年 VMAX  - コミュニケーションプラザ | ヤマハ発動機 (24804)

1985年に登場したVMAXは、ドラッグレースから着想を得て開発されたオートバイです。
それまでになかったカテゴリーを築いたモデルとして、オートバイ史にも残る1台と言えるでしょう。

最大の特徴である“Vブーストシステム”は、エンジンの回転数に応じて混合気の量が変化するもので、145PS/9,000rpmという驚異的な加速を生み出しました。

ネイキッドとアメリカンが融合したような独特なデザインに、ハイパワーなエンジンとVブーストシステムを搭載したVMAXは国内外で人気となり、2007年まで販売されました。

2008年にはフルモデルチェンジ、Vブーストシステムは廃止されたものの、排気量は1,198ccから1,679ccに拡大され、最高出力は200psを発揮するモンスターとして再び登場しました。

TMAX

2000年 TMAX[XP500]  - コミュニケーションプラザ | ヤマハ発動機 (24805)

2000年に登場したTMAXは、“オートマチックスーパースポーツ”という独自のカテゴリを開拓した1台です。

一見すると普通のビッグスクーターと変わらないように見えますが、カウルに隠れたフロントフォーク、スイングアーム、メインフレームなどは一般的なオンロードバイクと同等の構造となっています。

また、初代TMAXは並列2気筒499ccエンジンを搭載していましたが、2012年のフルモデルチェンジで530ccへ拡大されました。

XS-1

1970年 XS-1  - コミュニケーションプラザ | ヤマハ発動機 (24807)

1970年に登場したXS-1は、ヤマハ初の4ストロークエンジンを搭載したマシンとして記念碑的な1台です。

当時主流だった英国車に倣い、スリムで軽量な車体にバーチカルツイン650ccのエンジンを搭載した、ロードスポーツモデルです。

高級感を重視して開発しただけあり、美しいデザインを備えた高品質なバイクでしたが、当時はホンダのCB750Fourの登場により4気筒モデルへの関心が高まり、あまり話題にはなりませんでした。

その後モデルチェンジを繰り返し、チョッパースタイルを採用したXS650スペシャルが登場すると、ようやく評価されました。

DT-1

1968年 DT-1  - コミュニケーションプラザ | ヤマハ発動機 (24809)

1968年に登場したDT-1は“トレール”というジャンルを確立した1台です。

当時はまだオンロードモデル、オフロードモデルという区別が曖昧で、オンロードバイクをオフロード走行向けにカスタムして走行するスクランブラースタイルが主流でした。

そんな中、当時の国産車で最長ストロークとなるフロントフォーク、大径ブロックパターンタイヤ、エンジンガードなど、オフロード走行に焦点を絞った専用装備を持つDT-1はアメリカでも大ヒット。

日本にもトレール走行という楽しみ方を提供した特別なオートバイと言えるでしょう。

TZR250

1989年 TZR250  - コミュニケーションプラザ | ヤマハ発動機 (24810)

レーサーレプリカブームの真っただ中、1985年に登場したTZR250。

ホンダ・NS250R、スズキ・RG250、カワサキ・KR250と、国内各メーカーがそれぞれ戦闘力の高いマシンを揃える中、満を持しての登場でした。

レーサーレプリカの名に恥じない内容で、アルミ合金製のフレーム・スイングアームを導入した車体は軽量で、パワーバンドが広いエンジンに、ヤマハハンドリングと称されるハンドリングの良さは、特筆すべきものがありました。

また、1989年に販売された2代目となるTZR250は、前方吸気後方排気システムを採用するなど、その斬新なコンセプトで今でも多くのライダーの記憶に残る1台となっています。

マジェスティ

1995年 MAJESTY250(YP250)  - コミュニケーションプラザ | ヤマハ発動機 (24812)

1995年に登場したマジェスティは、ビッグスクーターブームの立役者となった1台です。

初代ビッグスクーターとしては1986年にホンダのフュージョンが販売されましたが、当時はレーサーレプリカブームの真っただ中であり、人気は出ませんでした。

2000年に入ると若者たちを中心にビッグスクーターブームが巻き起こり、現代的なスタイルと走行性能、大きな収納スペースを持ったマジェスティはその人気の中心となりました。

その後各メーカーがビッグスクーターを続々と投入しましたが、マジェスティの人気は衰えることがありませんでした。

新たなジャンルを切り開くヤマハ

こうしてみると、TMAXやVMAXなど、ヤマハには新たなジャンルを確立したオートバイが多いですね。
それだけ、オートバイ史にのこる名車を残してきたメーカーだけに、今回の記事だけでは紹介しきれませんでした。

また別の機会に、まだまだあるヤマハの名車をご紹介しますのでお楽しみに!