スクータータイヤ『ザ・手組作業』

商品紹介
ピットスタッフの手組作業を手順ごとに説明してみようと思います。

『手組をしやすくする条件』
●タイヤは冷え切っていない方がゴム質が柔らかく作業しやすい。
●タイヤレバーは三本
●代用品では無くビードワックスが使いやすい
●井ゲタの上で組むとブレーキディスクなどをよけながら安定しておける
ナップス練馬店のヤマGUCCIです。

ピットスタッフの手組作業を手順ごとに説明してみようかと思います。

1.ホイールからタイヤの外し作業
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リムプロテクターをあてがい、タイヤレバーで外します。
この時のポイントは自分の体側にある、タイヤのビードを両方ともしっかりとホイール中央に落とす事。

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レバーは三本使いがオススメ! 一本はストッパーとして使い、残り二本を交互に使ってビードを上げてきます。
半分位までビードが上がれば手で引っ張れます。

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ナップス練馬店では、同じサイドからもう片方のビードも外します。
自分側にあるビードがしっかりとホイール中央の深いところに落ちていないと外しづらいです。

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はい、外れました。


2.チューブレスバルブを組み付ける(小技紹介)
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チューブレスバルブを引っ張って組み込む専用工具がありますが(ピットにあります)この方法が一番早く確実!
ドライバーを工夫して裏から押し込んで組込ます。
こうする事で、ゴム部分を傷めずにホイールにも負担をかけずに済みます。コツも不要!
ビードクリームをしっかりとチューブレスバルブに塗って作業してください。


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タイヤの側面のヒゲをカットします。
念のためですが、ホイールとビードの間にヒゲが挟まってしまい空気漏れを起こす事の無いようにしてます。

この時、ビードクリームをビードにしっかりと塗っておきます。
ビードクリーム小さいサイズ販売してますのでチャレンジされる方はお求めください。
代用品でも可能かもしれませんが、作業性の良さは本家に勝るものはありませんよ。


3.新品タイヤを組みこみます
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タイヤ側面にある黄色い丸い印『軽点』をチューブレスバルブに合わせて、回転方向を確認して組み込み開始です。
こちら側のビードを組み込むのはそれほど大変ではないと思います、レバーを使わなくても入る事もあります。

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反対側のビードの組み込みは注意が必要です。
この位まで組むと一気に入れづらくなります。
『作業の山場』が作業の後半にやってくる事が多いです、心が折れないように注意し冷静に慎重に!

自分の体側のビードが、しっかりとホイール中央の深いところに収まっていることが重要。
もし力技で組んだりするとビードやホイールを傷めますよ。

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組めたら、ビードをあげます。
空気を入れてゆくと、パンパンと元気よく上がりますので音にご注意ください。
事前にビード上がる事を周囲に知らせておきます!

『ビード上がりますっ!!』

初めて聞く方は、結構びっくりしますよ。

ビードが上がらないときは何らかの原因があります、ビードシーティング時の内圧には注意が必要です。
高すぎるとタイヤ破裂の危険があります。

4.エア漏れチェック
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ホイールとタイヤの隙間全てと、チューブレスバルブの取り付け部分そしてチューブレスバルブのコア部分をチェックします。
ヒゲ噛み込みをしているとエア漏れしてしまうかもしれません。
ホイールの歪みが原因でエア漏れを起こす事もあります。

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キレイに仕上げます。
ビードが均一に上がっているかも重要なポイントです!

『手組をしやすくする条件』
●タイヤは冷え切っていない方がゴム質が柔らかく作業しやすい。
●タイヤレバーは三本
●代用品では無くビードワックスが使いやすい
●井ゲタの上で組むとブレーキディスクなどをよけながら安定しておける



ピットサービスでタイヤ交換した場合の金額(バイクに乗ってご来店されてタイヤ交換作業)
例)スズキ アドレスV125 リアタイヤ交換工賃 3,800円(税抜き)
※マフラー着脱があるためエキゾーストガスケット代チューブレスバルブ代、外したタイヤの処分代の合計 約1000円がショートパーツ代としてかかります。
後はお好みのタイヤ代、IRCのタイヤがお値段控え目で人気ありますョ。


★17インチのギア付バイク、ビッグスクーターなどはタイヤチェンジャーを使用して作業しております。
ホイールバランサーも完備しております。
タイヤ交換のご検討中の方はご相談ください。
お得な数量限定の特価セットタイヤも在庫してます。