淡いホタルの光を見て夏の訪れを感じよう!【中国・四国編】

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湿っぽい梅雨の憂鬱を吹き飛ばし、一足先に夏の訪れを感じさせてくれるホタルの光。1年のうちほんのわずかな時期しか見られない貴重な光景のため、今年こそはぜひ見ておきたいですね。そこで今回のコラムでは、前回の関東編に続いて中国・四国地方でホタルが観賞できるスポットをご紹介します!

美郷ほたる館(徳島県吉野川市)

※写真はイメージです

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徳島県吉野川市美郷地区は、日本で唯一、地域全体がホタルの発祥地として国の天然記念物に指定されている地域。ゲンジボタルをはじめとする5種類のホタルの生息が確認されています。生息するホタルの数は非常に多く、およそ3万匹のホタルがいると言われています。

そんな美郷地区には、ホタルの生態や美郷地区の歴史が学べる「美郷ほたる館」があり、毎年5月下旬~6月中旬にはほたる館を中心に「美郷ほたる祭り」が開催されます。2018年は5月26日(土)~6月10日(日)に開催が予定されています。

ほたる祭りではホタルの観察ツアーに参加できるほか(ほたる館入場者が対象・ホタルはほたる館に入らなくとも観賞可能)、地元の特産物が購入できる販売所や屋台があったり、美郷の伝統芸能・獅子舞を見ることができたりと、お祭りのムードを味わうことができます。

住所:徳島県吉野川市美郷字宗田82-1

伊予市中山町全域(愛媛県伊予市)

※写真はイメージです

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愛媛県伊予市中山町の中山川沿い全域には、約3万匹のゲンジボタルが生息しています。これは、地元のホタル保存会がホタルの保護、養殖、幼虫の放流を続けてきた努力の賜物。川辺には街灯がなく、暗闇の中をたくさんのホタルの光が舞う姿は非常に幻想的で、周辺の豊かな自然と相まって見る者の心を癒してくれます。

ホタルが観賞できるのは、例年5月下旬~6月中旬。川辺のほか、町内各所でホタルが飛び交う姿を確認できます。毎年、中山町内の中山中学校グラウンドにて「伊予中山ホタルまつり」が開催されており、ホタルが観賞できるとともに地元のグルメや郷土芸能が楽しめるとあって、数千人が訪れています。2018年のホタルまつりは6月2日(土)に開催予定です。

住所:愛媛県伊予市中山町

三朝温泉(鳥取県東伯郡)

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850年の歴史をもつ鳥取県東伯郡の温泉地・三朝温泉。温泉街を流れる三朝川沿いにはホタル観賞ができる遊歩道が約100m続いており、自然発生したゲンジホタルを観賞することができます。

さらに、ホタルの見ごろである6月上旬~中旬には、清流にしか生息しないカジカガエルの美しい鳴き声を耳にすることができるそう。豊かな自然に囲まれた絶好のロケーションで、ロマンチックな雰囲気に浸れると人気を集めています。

三朝温泉は新陳代謝を活発にするラジウム温泉で、泉質のよさも評判。日帰り入浴できる施設もたくさんあるため、ゆっくり温泉に浸かってからホタルの光を眺める、夢のような癒しの日帰り旅を実現することも可能です。

住所:鳥取県東伯郡三朝町三朝

ホタルの光を見つけて日々のストレスを洗い流そう

冬のイルミネーションや真夏の花火も素敵ですが、この時期しか見られないホタルの淡い光は、他のものでは味わえない独特の癒し効果をもっています。憂鬱な気分になりがちな梅雨ですが、天気が落ち着いている日はぜひホタル観賞に出かけて、疲れた心を労わりましょう。