ウィンターグローブ選びのススメ

商品紹介
一言に「ウィンターグローブ」と言っても様々な商品が並んでいます。
「革/布」「長い/短い」「防水」・・・等々
何を選べば良いか分からない!
そんなお客様に少しでも目安をつける為の方法を伝授しちゃいます。
ウィンターグローブ選びのススメ

こんにちは!ナップス伊勢原店です♪

暖冬とは言われておりますが、本格的に寒くなってきましたね!

今回はライダーを寒さから守るグッズの代表格の一つ
ウィンターグローブ』の選び方を見てゆきましょう!

一言に「ウィンターグローブ」と言っても様々な商品が販売されており、ナップスにも沢山の商品が並んでおります。
「革」「布」「長い」「短い」「防水」・・・等々

何を選べば良いか分からない!
と、お困りの方もいらっしゃると思います。

そんなお客様に少しでも目安をつける為の方法を伝授しちゃいます。

長年バイク用グローブを愛用する筆者の個人的意見も含め、冬グローブ選びの参考になればと思います。

●グローブの長さの違いと暖かさ
大きく分けると、手首ぐらいまでの長さの「ショートタイプ」と、手首を覆い隠すほどの長さの「ロングタイプ」の2つに分かれます。
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暖かさと言う意味で言えば「手首から指先までの暖かさ」に大きな違いは無いでしょう。

しかしウェアとの複合技と言う意味では、ウェアの袖部分からの風や雨の侵入もシャットアウトできる「ロングタイプ」の方が暖かいと言えます。手首の袖部分から風が侵入するだけでウェア内は一気に冷えてしまい、折角のウィンタージャケットも暖かさをキープできません。

こちらはロングタイプ
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こちらはショートタイプ
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では、なぜ「ショートタイプ」があるのでしょうか?
これはオートバイへの乗車姿勢と手首部分の動かしやすさに関係してきます。

オートバイも大きく分けて「ハンドル高めの車種」「ハンドル低めの車種」に分かれますが、バイクにまたがった時の手首の角度が異なります。

ハンドル高めのネイキッドモデル等は手首の角度が道路と水平に近いですが、ハンドル低めのスポーツモデル等は手首が曲がった状態で乗車する姿勢となります(※あくまでも一般道での通常走行時です)
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↑ アップハンドル車などは手首が比較的まっすぐ

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↑ ハンドル低めだとこんな感じ。手首が曲がってます。

ロングタイプで手首が曲がった状態だと負担もかかり、疲れなどにもつながってしまう事もあります。
そういった理由などもあり、手首の動きを妨げない「ショートタイプ」の方が向いている車種もあるのです。
もちろん単純に好みもあると思いますが「慣れ」で解消してしまう事もあります。

ショートタイプの課題は、血管が集中する「手首の保温」と「雨風の侵入をいかにして防ぐか?の2つですね。
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●素材の違いと暖かさ
こちらもざっくり大きく分けると2種類。革がメイン素材の「レザーグローブ」と、布素材がメインの「ナイロングローブ」です。
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暖かさと言う意味では、まったく同じ作りで素材の違いだけであれば大きな差は無いでしょう。

ナイロンは縫製のしやすさもありデザインやカラーバリエーションが豊富ですが、レザー素材は黒系・茶色系が中心となります。

使い始めの「柔らかさ」と言う意味では「ナイロングローブ」の方が柔らかく、手に馴染みやすいと言えます。
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レザーグローブはそこまでいくのに少しだけ時間がかかりますが、革ならではの風合いや素材自体の強度は布生地では絶対に出せませんので、スタイルに合わせてチョイスして頂ければと思います。
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近年は「ナイロングローブ」が主体となった展開が多く、暖かいグローブと言うと「ナイロングローブ」の方が圧倒的にバリエーションが豊富ですね。

●防水と暖かさ
雨が降っても中まで水が侵入しない表面加工が施されたのが「防水仕様
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こんな感じで商品ヘッダーなどに分かりやすく記載されています。
英語で「WATER PROOF」も防水と言う意味です。

バイクはいつ雨に降られるか分かりません。突然の雨でこの時期に中まで濡れてしまったグローブは「冷たい・寒い」を通り越して「痛い!」です。

縫製部分の防水処理や防水フィルム内蔵によって「防風効果」も高まりますので、暖かさと言う意味では防水仕様が絶対的にオススメなのですが、デメリットもあります。

・全体的に値段が高めになってしまう
・ゴワつく感じが出てしまう場合もある

基本的に「雨が降りそうな時は乗らない!」「降ったらあきらめる」と割り切ってしまうのであれば、防水仕様にこだわる必要はありません。
価格帯的にも抑える事ができ、グローブをはめた感じも柔らかめです。

●プロテクションと暖かさ
指やナックル部分などにゴツゴツと付いているのがプロテクション。いざと言う時にクッション材となってライダーの手指を守ります。
安全性と言う意味では、プロテクションは付いているに越したことは無いですね。
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ただし、プロテクションが暖かさにどれだけ貢献しているか?と言われると微妙です。
個人的にはナックル部分や指部分の大きめなプロテクションなどは、何も無いより若干防風効果が高まるかも?と思っています。

●サイズの選び方
これが一番難しい所ですね。
グローブは大きすぎても小さすぎてもダメです。その中間の「ちょうどイイ」に一番近い所を探るのです。

グローブを実際にはめて、全体的なサイズ感をチェックした後に確認して欲しい部分があります。

それは「親指の先っちょ」のサイズ感です。ちょっとだけつまめるぐらいの余裕があると良いです。
これにはちゃんと理由があります。

あえて意識してみると分かるのですが、バイクを運転中はハンドルグリップを「意外と強く」握っている事が分かります。

そしてブレーキをかけて減速した時に「どの指に一番チカラがかかるか?」を考えてみてみましょう。人差し指から小指までの4本ではなく、親指の先っちょだと言う事が分かるはずです。

こうしてみると分かります。
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両手にグローブをはめて、親指と人差し指の間で交差させます。

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分かりますかね?
この状態で左右から思いっきり力を入れます。

こうすると、ブレーキをかけて重心が前よりになった時の「親指先っちょへの力のかかり方」が分かります。

先っちょに少し余裕が無いと、ブレーキをかける度に親指の先っちょが痛くなります
経験してみると分かるのですが、ブレーキをかける度に指先がキツイのはかなりの苦痛で、時間と共にそのグローブは確実に使わなくなります。

ぜひ試してみてください!

いかがでしたでしょうか?
自分に合ったグローブの選び方が少しは見えてきましたか?

個人的には「ロングタイプ」で「防水仕様」を最低条件にして、「はめ心地」「デザイン」「価格」などを考えてチョイスしています。

更に上の暖かさを求める場合は、ちょっと高いですが「電熱グローブ」もいいですね!
「ハンドルカバー」や「グリップヒーター」との合わせ技もオススメです。ぜひご相談ください♪

どちらにせよ実際に試着してみる事が重要なので、まずは一度ご来店くださいませ!
お客様に合うウィンターグローブを一緒に見つけましょう!
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たくさんグローブを用意してお待ちしております♪