RZ-VOL50 バックステップ化のサイドスタンド問題!
商品紹介
VOL50 バックステップ化に伴うサイドスタンド問題!
こんにちは!梅雨ですね~ プラモデルも得意なフジブロスですっ 今回はRZのバックステップ化に伴うあるある話です。
RZにバックステップ・・・イイですね~!! 何がイイって、ポジションがどうとか、バンク角がどうとかってのもありますが、個人的にはその辺は半分どうでも良くて、一番は何と言っても
カッコイイ!
この一言に尽きます。ちなみにフジブロス号はコワース製をブラック化した物です。しかし昨今、RZ用のバックステップのラインナップが消えつつあるのが現状であり、非常に悲しんでおります・・(泣)
さて本題に入りますが、バックステップに交換した際に、比較的高い確率で直面するのが
サイドスタンド干渉問題 です。
「ハテ?サイドスタンド問題トハ? 私ハ何モオキテナイヨ~?」と言う方はある意味ラッキーかもしれません。
この、かなり高い確率で直面する問題とは「サイドスタンドを上げた時に、つま先とサイドスタンドの先がぶつかってギヤチェンジがやりずらくなる問題」です! 題名長っ!
コレはですね、対処をしないと本当に「とりあえず一旦ノーマルステップに戻そうかな・・」と思ってしまうほど深刻です。
せっかく購入してきたバックステップをやっと装着して、バイクにまたがってみて初めて気付いたりします。
では、何が起きているのか見てみましょう。まずは黒いフレームの左画像がノーマルチェンジペダルまわりです。当たり前と言えばそれまでですが、つま先の下にはサイドスタンド途中があるだけでシフトチェンジをジャマする物はありません。(いつも当店をご利用頂いておりますT様よりノーマル画像提供頂きました♪)
青いフレームの右画像はバックステップを装着した状態です(コレはフジブロス号・コワース製B/S&武川製モンキー用サイドスタンド) ステップ自体がバックした事によってチェンジペグの真下にサイドスタンドの先端が来てしまいました。ここで一気にクリアランス不足となり、シフトアップの際につま先がサイドスタンド先端に引っ掛かってしまう結果に。
これでは気持ちよくシフトアップ出来ません!
それではフジブロス流対処方法を紹介します。
●まずは基本的な調整レベルでの対処法。それは つま先アップ法!
これは純正ステップでもバックステップでも出来る事ですが、シフトロッドの調整機能を活かしてつま先側を少し上に上げ、サイドスタンドとの間にクリアランスを確保します。あまり上げすぎるとシフトアップがやりずらくなりますし、ポジションの「好み」ってのもありますので可能な範囲で。
●次は上記の調整でも無理な場合に、耐久性は無いが一番安上がりな対処法。
それは タイラップ法!
この部分にタイラップを付ける事で、強制的にサイドスタンドが上がる角度を抑制します。手軽で安上がりではありますが良く切れます&落とします。替えのタイラップを常に何本か持っていた方が良いですね。フジブロスも以前はこの方法で、せめて落とさない様に2本で固定して、切れる度に交換して乗っていましたね。ちょっと見た目がショボイですがお金も手間もかけずに出来ます。
さてココからは多少の工夫や材料は必要ですが、長期的に維持できる方法です。
●サイドスタンドスプリングを長くする事で強制的にサイドスタンドを上がらなくさせる スプリング法!
このスプリングですね。コレを他車種流用など、RZのノーマルよりも少しだけ長い物に交換してあげます。何が良いって、見た目が一番普通って事ですね(笑)これはフジブロス号で実践している方法ですが、問題点としては「何用を使うのが自分に合うのか?」はオーナーさんにしか分かりませんので、自分で地道に調べる必要がある事と微調整は出来ない事ですね。フジブロス号はRZ定番だった武川製モンキー用ジュラルミンサイドスタンド※販売終了品ですが、RZ純正でも武川付属品でも上がり過ぎてしまったので他車種を流用しています。10年以上前のハナシなので何のバイク用を流用したのか忘れてしまった・・・
●最後は多少の切った貼ったが出来る方向け ストッパー法!
例えばこんな感じですかね?ステーなどでサイドスタンドの上がり具合を強制的に抑えてしまいます。これは地道な調査などは必要ありません。必要なのは「アイデア」と「工夫」と「工作」です。微調整の出来ないスプリング法とは違って、自分のベストになる様に作ってしまえば良いのです。問題点としては「アイデア」と「工夫」と「工作」が出来ない方には無理!と言う事ですね。
この他にも溶接が出来る方であれば、フレーム側かサイドスタンド側に溶接を盛ってみたり、サイドスタンドスプリングを引っ掛けるピンの場所自体を変更してみたり(OXレーシングさんの車両はスプリングを外側に変更していました)、溶接が出来なくてもネジ穴を作ってボルトを立ててみたりと方法はイロイロあります。
さてさていかがだったでしょうか? 全国の悩めるバックステッパーのみなさん、少しはヒントになったでしょうかね?
ただし、どれも 根本的な解決にはなっておりません!
なんでかと言いますと、今回の解決法は主に「サイドスタンドを上がらなくする事」での対処だからです。
これはフジブロス号です。左画像は何も対処しない状態でのMAXに上がった角度です。つま先がサイドスタンドの先に引っ掛かってしまいギヤチェンジのたびにイライラしますし、靴の先がボロくなります。右画像はスプリング法で対処してある現状で、全くつま先とスタンドは干渉しません。しかしココで起きてくる別の問題(?)もあるのです!
●見た目がちょっと・・・
やはり見た目的には、何も無くMAXまで上がっていた方がスマートな気はする・・・が!走っている最中に自分はもちろん、他人がサイドスタンドを集中的に見ているとも思えないので個人的には全く気にもしていません。
●フルバンク時に・・・
サイドスタンドが少し下がっている = 地面と近いと言う事! フルバンク時にサイドスタンドの先がアスファルトに当たります・・・が!根本的にフルバンクする様な走り方をしない方には全くと言っていいほど無関係! フジブロスはたま~に「キンキン!」と当たってしまう事がありますが、この音をバンクセンサー代わり程度に思っているので、これまた全く気にもしていません。
と、言う事ですね!
いかがでしたでしょうか? 恐らくですが、RZが販売されていた時代の背景として「バックステップはレース用部品である」と言う考え方が強かったからかもしれませんね。レース車両にはサイドスタンドなんてありませんから。乱暴な言い方をすれば「ストリートで使うなら自分で対処せんかい!」と言う事でしょう。
今回のネタはまったくナップスの売り上げに繋がらないのが非常に残念ですが、まあ良しとしましょう! なので、バックステップを買う時はナップス相模原店で注文してくださいっ!!!!
そうだ!最近のマイブーム「プラモデル」ですが、各パーツが出来てきたので、ちょっと仮組みしてみました。
少しだけケツ上げ!1㎜の極細ビスのエアバルブ!ドラムブレーキまわりの作りこみ!など、完成するのが楽しみになってきました♪ 何のチャンバー付けようかな・・やっぱユー〇ークロス?
それではまた次回!お楽しみに!