【簡単解説】バイク用プラグの寿命や交換時期はいつ?【おすすめメーカー】

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バイクにおけるプラグの役割

簡単に言ってしまえばプラグはエンジン内で爆発を起こすための着火装置です。
エンジン内で圧縮された空気とガソリンの混合気に、プラグが放つ火花で着火することにより燃焼しエネルギーを生み出します。

スパークプラグは点火の際に2万~3万ボルト(家庭用コンセントの約200倍)もの高電圧が流れており、爆発によって発生した煤などでも電極が汚れていきます。
そのため、常に安定した着火が行えるようプラグのメンテナンスや交換が必要になります。

プラグ自体は小さな部品ですが、ダメになってしまうとエンジンが始動できなくなる重要部品です。

プラグのチェック・清掃のやり方

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プラグの状態をチェックするには、中心電極周辺*の焼け色を確認します。
※画像の赤い矢印の部分です。

焼け色が薄茶色~茶色 → 正常
正常な状態で燃焼が起きており、プラグの状態も問題ありません。

焼け色が真っ黒 → 異常(くすぶり・かぶり)
混合気のガソリンが濃すぎるなどの原因によりうまくスパークできず、煤などが堆積してしまう状態です。エンジンの始動性の悪化、速度が伸びていかないなどの症状が出ます。

焼け色が真っ白 → 異常(焼けすぎ)
逆に混合気のガソリンが薄すぎると焼けすぎの状態になります。そのまま走行していると最悪エンジンにダメージを与えてしまいます。
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焼け色が真っ黒な状態のプラグ。こうなるとプラグの清掃や交換が必要です。
プラグに煤が付着しひどく汚れている場合には、プラグクリーナを使用し柔らかい布やナイロンブラシで軽く清掃すると良いでしょう。
プラグに傷が入るとトラブルの原因になるため、金属製のブラシなどで擦るのはNGです。

プラグの寿命・交換するタイミングは?

プラグ交換のタイミングについては「走行距離:3,000km~5,000km」程度が推奨されています。
とはいえ走行距離はあくまで目安なので、愛車のアイドリングの調子やプラグの焼け具合なども確認しつつ、最適なタイミングで交換するようにしましょう。

標準?イリジウム?プラグの種類と選び方

MotoDXプラグ|NGKスパークプラグ製品サイト (26766)

バイク用のプラグには標準プラグ(多くの車両に純正採用されているタイプ)と、高性能プラグ(電極にイリジウムなどを使用したタイプ)と呼ばれるタイプが存在します。

高性能プラグは電極にイリジウムや白金などの希少金属を使用するなど、より安定した火花を飛ばせるような工夫がされています。
もちろん標準プラグでも性能的に不足はありませんが、高性能プラグに交換することで始動性の向上やアイドリングの安定などのメリットを享受できます。

なお、標準プラグの実勢価格が300円~600円程度なのに対し、高性能プラグは1200円~2000円程となっています。はじめてのカスタムに高性能プラグへ交換してみるのも良いかもしれません。

オススメのプラグメーカー2選!

オートバイ用のスパークプラグで圧倒的なシェアを持つのがNGKとデンソーの国内2メーカーです。
2023年7月10日にデンソーからNGKへスパークプラグや排気センサーを事業譲渡することが発表され、今後はNGKの1強という状況になっていきそうです。

NGK:日本特殊陶業

プラグの世界No1シェアを持つNGK。標準プラグ、イリジウムIXプラグに加え、ルテニウム配合中心電極を採用した高性能なMotoDXプラグをリリースするなど、多くのライダーに支持されている名実ともにナンバー1のプラグメーカーです。

DENSO:デンソー

トヨタグループの子会社として自動車部品メーカーとしては売上高世界2位を誇るデンソー。
標準プラグの他、性能重視のイリジウムパワー、レース走行、サーキット走行用にチューンアップしたエンジン向けのイリジウムレーシングなどをラインナップしています。

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今回はプラグの種類や清掃方など解説してきましたがいかがだったでしょうか。
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