【2025年版】バイク用シーケンシャルウィンカー完全ガイド|車検や保安基準に適合のおすすめモデル3選

流れるように点灯する「シーケンシャルウィンカー」は、カスタムの美しさだけでなく、安全性アップの観点からも注目のアイテムです。 とはいえ、「それって車検通るの?」「保安基準に違反しないの?」と気になるライダーも多いはず。 今回は、シーケンシャルウィンカーの魅力から法的なルール、そしてナップスおすすめの製品まで、現役ライダーの視点でわかりやすく紹介します。

目次

そもそもシーケンシャルウィンカーって何?

シーケンシャルウィンカーとは、LEDの光が内側から外側へ、またはその逆に“流れるように”点灯するウィンカーのこと。一般的な点滅式ウィンカーとは異なり、視覚的に動きを感じさせることで、周囲へのアピール力が高まるのが最大の特徴です。
特に近年では、ヨーロッパ車や一部の高級国産車でも標準装備されることが増え、いわば“高級車の象徴”として認知されています。バイクにおいてもカスタムパーツとして注目を集めており、見た目の美しさはもちろん、安全性向上の観点からも人気を集めています。

とはいえ、バイクへの装着には注意点も。特に「保安基準」「車検適合」の観点から、すべての製品が公道使用OKとは限りません。後続で詳しく解説しますが、まずはこのシーケンシャルウィンカーが“ただの見た目重視”ではないことを知っておきましょう。

シーケンシャルウィンカーは車検に通るの?

「流れるウィンカーって格好いいけど、車検通るの?」という疑問は、バイクカスタムを考えるライダーの多くが一度は抱くところ。結論から言えば、保安基準を満たしていればシーケンシャルウィンカーは車検に通ります。ただし、その条件にはいくつかの重要なポイントがあるため、製品選びには慎重さが求められます。

まず前提として、バイクの方向指示器(ウィンカー)は法律で定められた保安基準に従う必要があります。この中で重要なのは、「発光色」「点滅の周期」「取付位置」「視認性」です。
シーケンシャルタイプでも、ウィンカーとしての最低限の視認性を保ちつつ、発光が「明確に」そして「一定速度で」行われることが求められます。

さらに注意したいのが、“流れるスピード”“点灯時間のバランス”。点灯が遅すぎたり速すぎたりすると、ウィンカーとしての役割を果たせないと判断され、車検非対応となることも。光が順番に流れるように見えても、最終的に全体が点灯状態になる必要があるというのも見逃せないポイントです。

また、「Eマーク」などの国際基準を取得している製品であれば、信頼性が高く、車検もスムーズに通りやすくなります。反対に、安価な海外製の無認証パーツは、光量不足や配光角度の問題でNGとなるケースもあるので注意が必要です。

日本の二輪用ウインカーの保安基準について

バイクのウインカーをカスタムする際に、最も注意すべきなのが「保安基準」に適合しているかどうか。
日本の道路運送車両法では、方向指示器に関する詳細な条件が定められており、それを満たしていないパーツを装着していると、車検に通らないだけでなく、公道走行も違法となってしまうことがあります。

まず、二輪車における方向指示器の基本的な保安基準は以下の通りです。

・灯火の色は橙色(アンバー)であること

・フロントウインカー最内縁間の距離は240mm以上、リアは発光面の中心が150mm以上離れていること

・取付位置は地上2.3m以下でバイクの中心面に対して左右対称であること

・ウィンカーの内側方向20°/外側80°の範囲のどこからでも視認できること

・1分間に60〜120回の周期で点滅すること
(シーケンシャルの場合は内側から外側に流れた後、全体が点灯状態になること)


・レンズの損傷や著しい汚損がないこと

なお、最近では“爆光LED”や“スモークレンズウィンカー”なども流行していますが、光量が強すぎたり、色味がアンバーを逸脱しているものはNG。また、ウィンカーが常時点灯しているタイプ(いわゆるデイライト兼用タイプ)も、仕様によっては保安基準を満たさないことがあるため要注意です。

車検対応の“Eマーク”が付いた製品なら安心!

バイクにシーケンシャルウィンカーを導入する際、車検に通るかどうかを左右するポイントのひとつが、「Eマーク」の有無です。Eマークとは、ヨーロッパのECE規格(欧州経済委員会の基準)に準拠したことを証明するマーキングで、灯火器やミラーなどのパーツに刻印されている小さなアルファベットと数字の組み合わせです。

たとえば「E4」や「E11」などの表示は、それぞれオランダやイギリスの認証機関で適合試験をクリアしたことを意味します。Eマークは、日本の保安基準とほぼ同等レベルの規格に基づいているため、車検の現場でも信頼度が高く、適合が認められやすいのが特徴です。

特にシーケンシャルウィンカーは点灯の動きが特殊で、車検官の判断も分かれやすいパーツです。そうしたときでも「この製品はEマーク取得済みですよ」と説明できれば、不安要素を減らし、堂々と車検に臨むことができます。

注意点としては、Eマーク風の“印字だけ”がされている粗悪な製品も一部に出回っていること。信頼できるメーカーの製品か、「製品説明に“Eマーク取得済み”と明記されているもの」を選ぶことが大切です。

なお、前述の通りEマーク付き製品でも「取り付け角度」「発光色」「点滅速度」が不適切であればNGになるケースもあります。大前提として、保安基準に合致した“製品選び+取り付け”の両方が重要だということを忘れないようにしましょう。

シーケンシャルウインカーで安全性は本当に向上する?

シーケンシャルウィンカーが注目される理由は、見た目のカッコよさだけではありません。じつはこの「流れる光」、視認性と安全性の面でも高い効果を発揮すると言われています。

まず人間の視覚には、“動き”に対して敏感に反応する性質があります。静止した点滅よりも、流れる光の方が目に留まりやすく、周囲のドライバーや歩行者に「曲がる」「進路変更する」という意思をより直感的に伝えることができるのです。特に夕暮れ時や夜間など、視界が曖昧になる状況ではこの違いが顕著に現れます。

また、後続車へのアピール力が高まることで、追突リスクの軽減にもつながると考えられています。とくにハイビームやブレーキランプの光にまぎれがちな後方ウィンカーにおいて、「流れる」という動きは他の光と差別化されやすく、注意を引きやすくなります。

さらに、視認性の高さはすれ違い時の誤認防止にも役立ちます。相手がどちらに曲がるのか、通常の点滅ウィンカーでは見落とされがちな状況でも、シーケンシャルウィンカーなら進行方向をより明確に伝えられるため、リスクの少ない意思表示が可能になります。

ただし、安全性の向上には正しい取り付けと角度調整が必須です。どんなに良いウィンカーでも、取り付け位置が低すぎたり、斜めすぎたりしていては本来の性能を発揮できません。また、点灯スピードが速すぎると“視認される前に消える”という逆効果にもなりかねないので注意しましょう。

ナップスおすすめ!バイク用シーケンシャルウィンカー3選

ナップスイチオシのシーケンシャルウインカーを3点ご紹介します。
全てEマークを取得した車検対応の製品なので、安心して取り付けられますよ!

SPHERE LIGHT(スフィアライト):LEDシーケンシャルウインカー スターシグナル

スフィアライトのシーケンシャルウインカー「スターシグナル」は、独自のシーケンシャルリレーシステムを採用し、内側から外側へとスムーズに連鎖点灯し、昼夜問わず視認性抜群。ドイツ・オスラム製の高輝度LEDを1ユニットあたり6発搭載しており、しっかりと「曲がる意志」を周囲に伝えられる頼もしさが魅力です。

ボディはどんな車種にも馴染みやすいマットブラック仕様。スモークとクリアの2タイプから選べるレンズは、スフィアライトならではの拡散&凸レンズ構造で、光の広がりと視認性を高次元で両立。しかも、LEDチップが露出しない精巧な意匠で、細部の作り込みにも抜かりありません。

さらに、ECE規則に適合したEマーク付きで、保安基準をクリアしているため車検も安心。安全性とデザイン性の両方を追求するライダーに最適な逸品です。

製品仕様

SPHERE LIGHT(スフィアライト)/LEDシーケンシャルウインカー スターシグナル
品番:クリアレンズ(SSS01C)、スモークレンズ(SSS01S)
対応電圧:DC12V専用
固定部:M8ボルト
発光色:アンバー
法規:車検対応(Eマーク50R)
サイズ:長さ85mm(ボルト部含まず)、横幅23mm、厚さ20mm
製品保証:1年
価格(税込):12,100円

DAYTONA(デイトナ):シーケンシャルウインカー D-Light RAY

カスタムの存在感を高めつつ、確かな視認性と法令適合を求めるライダーにぴったりなのが、デイトナの「D-Light RAY」。片側に9灯もの面発光LEDを搭載し、なめらかに流れる点灯パターンで周囲に強く印象を残します。

ハウジングには高剛性なアルミダイカストを採用し、仕上げはマットブラック塗装。質感のある外装が車体に自然に溶け込みつつ、全体の印象を引き締めてくれます。さらに、防水性能はIP67相当を確保しており、突然の雨や洗車時にも安心の耐久性を実現。

フロント・リア共通で使用できる設計で、取り付けネジは汎用性の高いM8サイズ。直流12V仕様の二輪車専用品として、国内ECE認証をフロント・リア両方で取得済みという点も大きな信頼ポイントです。しかも安心の日本製♪

「安全」「信頼」「デザイン」の三拍子がそろったシーケンシャルウィンカーを探しているライダーに、自信を持っておすすめできる逸品です。

製品仕様

DAYTONA(デイトナ)/シーケンシャルウインカー D-Light RAY
品番:10155
対応電圧:DC12V専用
固定部:M8ボルト
発光色:アンバー
レンズカラー:ホワイト
法規:国内にてECE認証クリア
サイズ:長さ73mm(ボルト部含まず)、厚さ20mm
価格(税込):17,600円

CHAFT(チャフト):LEDシーケンシャルウインカー

機能性とスタイル、どちらも妥協したくないライダーにぴったりなのが、フランス発のブランドCHAFT(チャフト)のLEDシーケンシャルウインカー。ヨーロッパらしい洗練されたフォルムに、高輝度LEDを組み合わせ、流れるように点灯するその光は、視認性と個性を両立する頼れるアイテムです。

フロントにもリアにも使える汎用設計で、取り付けボルトはM10サイズと扱いやすいのも嬉しいポイント。レンズカラーはスモークで、装着時は引き締まった印象を与えつつ、点灯時には鮮やかなアンバーがしっかり目立つ仕様。ヨーロッパECE規格のEマークと50R刻印を取得済みで、車検も安心です。

さらに安心できるのが、購入から1年間の点灯不良保証。万が一の故障にも対応できるサポート体制が整っているのは、輸入ブランドとしてはかなり信頼度が高いポイント。

フレンチテイストを取り入れつつ、安全性と法令対応を両立したCHAFTのシーケンシャルウィンカーは、“おしゃれで信頼できるパーツ”を求める大人のライダーにふさわしい選択肢です。

製品仕様

CHAFT(チャフト)/LEDシーケンシャルウインカー
品番:IN1105
固定部:M10
発光色:アンバー
レンズカラー:スモーク
法規:Eマーク 50R 刻印
サイズ:長さ74mm(ボルト部含まず)、横幅23mm
製品保証:1年
価格(税込):11,000円

まとめ

シーケンシャルウィンカーは、ただの“ドレスアップパーツ”ではありません。
保安基準に合った製品を選べば、安全性を高めながらバイクの印象をグッと引き締めてくれるアイテムです。
次のツーリングでは、“魅せて伝えるウィンカー”で、ひと味違う存在感を演出してみてはいかがでしょうか。

ナップスではシーケンシャルウインカーをはじめ、様々なタイプのウインカーを販売しています。
気になるアイテムがあれば、ぜひ最寄りのナップス店へお越しください!