9月24日(土)岡山国際サーキットMFJカップ全日本併催JP250クラス参戦記 そしてご報告

以前のブログで書いたように、もてぎの地方選と岡山の全日本併催の日程がかぶりました。

もてぎのシリーズチャンピオン争いも大詰め。

最終戦を残して怜はランキングトップ。
今回もてぎで好成績を上げれば年間チャンピオンになれるはずでした。
また、来期ロードレース国際ライセンスに昇格するためにも、もてぎのポイントが欲しいところでした。

上記の理由からチームとしては当初もてぎの地方選JP250に参戦する予定でしたが、ライダーの強い意志により、急遽岡山の全日本併催JP250に参戦することになりました。

それではライダー豊島怜のレースレポートをどうぞ。

今回の全日本岡山ラウンドは
両親や中釜さん(*N-PLAN エンジニア様)に無理を言って出場することができました。

もてローと日付が重なっていて
もてローのチャンピオンの座を捨ててまで全日本 岡山に行きたかった理由は
・前回の全日本 もてぎでの鬱憤を晴らしたい。
・経験値を稼ぎたい。
・レベルが高い所でレースをしたい。
・どこまで通用するか知りたい。
などがありましたが、中でも1番大きかったのは
・悪い流れを変えたい。
でした。

しかし岡山には色んな不安要素があり、自分にとって岡山に出るということは相当リスクが高いことは解っていました...が、自分には自信がありました。
色んなことを肝に銘じて岡山に乗り込みました。

特スポ(*フリープラクティス)1本目はまさかの雨...
セッティングも何もできないのでコースに慣れることに専念。
もちろん転倒しないようにパトロール程度で走りました。

特スポ2本目はハーフウェット...

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photo by win

僕はドライタイヤで走ってコース慣れ&サスのセッティングをしました。
結局ドライで走行することはできませんでした。
その日の夜はノートにひたすらコース攻略のイメージを書き頭に叩き込みました。

決勝当日、早朝から予選がありました。
時間はわずか10分のみ、フルアタックでした。

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photo by win

前日にセットしたサスのフィーリングがとても良く、更にコースもイメージ通りに走ることができ

予選は...
66台中 総合7位 クラス3位
でした。
コース攻略もサスもバッチリでした。

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決勝をむかえます。
グリッドにつくと、ポールポジションが近い。

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photo by win

スタートには自信があります。
とにかく楽しめ!と自分に言い聞かせました。

スタートは大成功。
1コーナーまでにポジションアップ。

しかし目の前のライダーがハイサイド転倒。
間一髪で避けました。
裏ストレートに入った時は、
総合4番手、クラス1位でした!

しかし、Wヘアピンの立ち上がりでまたもや目の前のライダーがハイサイド。
失速してトップ集団を逃がしてしまいました。

路面がとてもスリッピーで転倒者続出。
毎週イエローフラッグが出ていました。

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photo by win

最終ラップまで落ち着いて、最終ラップに勝負をしかけて総合8位 クラス4位でフィニッシュ。
ある意味サバイバルの様なレースでした。

今回のレースは
初めてコースでしたが練習から無転倒で、レースウィークの流れも右肩上がりで良かったです。
悪い流れを変えることもできたと思っています。
また一つ成長できたんじゃないでしょうか!
遠くから応援に来て下さったHさんありがとうございました!

次の筑波もしっかり勝って、最高の状態で全日本最終戦の鈴鹿を迎えられるように頑張ります

家族
チームの皆様
N-PLAN 中釜様
スポンサーの皆様
応援に来て下さった皆様
写真を撮ってくださった皆様

ありがとうございましたm(_ _)m


前日に初めて走ったコースでナショナルクラス4位入賞という結果は、豊島怜の存在感を大きくアピールできたと思います。
今後レース活動を続けていく上で「適応能力」の高さは大きく求められます。
車両のセットアップ能力、そしてライディングスキル共に大きく成長した一戦でした。

次のレースは10月29日(土)筑波ロードレース選手権JP250クラス最終戦に出場いたします。
こちらは鈴鹿でのAP250と日程がかぶり、1戦欠場しているのが響いてランキング2位。
逆転チャンピオンの望みはまだ残されていますので、てっぺん目指して走ります。
皆様の応援を心よりお待ちしております。


テクニカルスポンサー

ダンロップモーターサイクル様(タイヤ)
グリップ商事様(タイヤ)
72Jam(ジャムテックジャパン)様(外装・ヘルメットペイント)
ワコーケミカル様(油脂類)
EKチェーン様(ドライブチェーン)
XAM JAPAN様(スプロケット)
カラーズインターナショナル様(ステップキット)
MRF&RH松島様(YZF-R25用ブレーキレバー)
Projectμ様(ブレーキパッド)
J-TRIP様(レーシングスタンド)
NTR-TNK様(タイヤウォーマー)
MECHANIX WEAR(整備用手袋)
クラフトアルマジロ様(マフラー)
SHOEIヘルメット様
デグナー様(レザースーツ)
FIVE GROVES(ライディンググローブ)
FORMA PERFORMANCE BOOTS(レーシングブーツ)
BATTERY ENERGY DRINK(公式エナジードリンク)
ACF様(車両メンテナンス他)
N-PLAN様(車輌コーディネート・ライディングアドバイザー)
802SPEED様(怜・智博パーソナルスポンサー)
インテリアトシマ様(怜・智博パーソナルスポンサー)

Mr.itwoo(ヘルメット・レザースーツ・車両外装デザイン)
Mr.Yo_Hirasawa(イラスト作成)

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photo by win

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photo by win


最後にご報告です。

エンジニアのN-PLAN中釜氏のブログ( http://ameblo.jp/plan4n-plan/entry-12203893561.html )で見た方もいるでしょうが、チームナップスと豊島怜、智博とのジョイントは今シーズンいっぱいで終了します。

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彼らとのジョイントは最初から2年間と決めていました。
そして、二人には常々「うちよりいい体制のチームから誘いがあったら、シーズン中だろうと移籍していいからな」と言っておりました。

ここから上のレベルのレースで闘うには、家族チーム+ナップスのサポートという現在の体制では太刀打ちできないレベルまで二人が成長していることを常々感じておりました。

もちろん私にとって怜や智博、そして豊島一家とのレース活動は毎戦最高にエキサイティングかつ楽しい体験で、このまま続けたい気持ちは山々なのですが、その縛りが二人の成長・飛躍の妨げになるのはまったく本望ではありません。
私が一番望んでいるのは、彼らがもっと大きな舞台で活躍する姿なのです。

よって二人は今シーズンいっぱいでチームナップスを「卒業」し、自らの力で新たな体制を作りあげてもらわいたいのです。

以上、今私が考えていることのご報告でした。