【新製品】SHOEI GT-Air3着用レビュー!GT-Air2からの進化はいかに?
GT-Air3が2024年4月18日に発売!
SHOEI(ショウエイ)のフルフェイスヘルメットGT-Air3(ジーティーエアスリー)が4月17日に発売されました。
前作のGT-Air2はプレミアムツーリングフルフェイスとして、その完成度の高さから多くのライダーに支持を得たヘルメットです。
今回は新作のGT-Air3がGT-Air2からどのように進化したのか実際に着用してレビューします!
前作のGT-Air2はプレミアムツーリングフルフェイスとして、その完成度の高さから多くのライダーに支持を得たヘルメットです。
今回は新作のGT-Air3がGT-Air2からどのように進化したのか実際に着用してレビューします!
GT-Air3の気になるスペックは?重さ・規格・価格 etc
SHOEI GT-Air3
規格:JIS規格
構造:AIM+ (Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber)
サイズ:S/M/L/XL/XXL
メーカー希望小売価格:68,200円(税込)(ソリッドカラー)
重量/サイズM(公称値)
約1700g(GT-Air3)
約1563g(GT-Air2)
-------------------------
重量/サイズL(実測値)
約1700g(GT-Air3)
約1600g(GT-Air2)
重さについては日本の公式ページにGT-Air3のデータがなかったため(EUページはおよその記載有り)、実際に計測を行ったところ、GT-Air3のほうが約100gほど重かったです。
規格:JIS規格
構造:AIM+ (Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber)
サイズ:S/M/L/XL/XXL
メーカー希望小売価格:68,200円(税込)(ソリッドカラー)
重量/サイズM(公称値)
約1700g(GT-Air3)
約1563g(GT-Air2)
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重量/サイズL(実測値)
約1700g(GT-Air3)
約1600g(GT-Air2)
重さについては日本の公式ページにGT-Air3のデータがなかったため(EUページはおよその記載有り)、実際に計測を行ったところ、GT-Air3のほうが約100gほど重かったです。
GT-Air3のGT-Air2デザイン比較
via www.shoei.com
こうして見比べるとGT-Air2のデザインを踏襲しつつも、GT-Air3のほうが全体的に丸みを帯び、横幅がややワイドになったように見えますね(正面上部の写真が分かりやすい)。
メーカーの公称値もGT-Air3のほうが左右幅で13mm程ワイドになっており、実物を正面から見てもGT-Air3のほうがボリュームを感じます。
デザイン面だけでいえばシャープに見えるGT-Air2に軍配があがりますが、この変更は空力に配慮した結果と思われます。今回の実走行テストでも体感できるほど空力性能は向上していたので、このデザイン変更は大成功と言えるでしょう。
また、左下に配置された専用インカム取り付けスペースが、よりスマートになっているのもポイントです。
メーカーの公称値もGT-Air3のほうが左右幅で13mm程ワイドになっており、実物を正面から見てもGT-Air3のほうがボリュームを感じます。
デザイン面だけでいえばシャープに見えるGT-Air2に軍配があがりますが、この変更は空力に配慮した結果と思われます。今回の実走行テストでも体感できるほど空力性能は向上していたので、このデザイン変更は大成功と言えるでしょう。
また、左下に配置された専用インカム取り付けスペースが、よりスマートになっているのもポイントです。
GT-Air3の変更点をチェック!GT-Air2との違いは?
前作GT-Air2から大きく変化したポイントが下記の5か所です。
・空力性能
100km/h相当の環境下でGT-Air3はヘルメットが上方へ浮き上がろうとするLiftが11%、前方から押し付けられるDragが6.5%低減。
・新設計ベンチレーションシステム
アッパーエアインテークからの風の流入量と、トップエアアウトレットからの排出量が、流入量が約1.2倍、排出量が約1.8倍に増加。
また、ロアエアインテークには虫などの侵入を防ぐ脱着式デフロスターフィルターを装備。
・SHOEI COMLINK(ショウエイ コムリンク)
専用設計のインカム『SENA製SRL3』『サイン・ハウス製B+COM SX1』をスマートに装着可能。
よりスマートで一体感のあるデザインになっています。
※GT-Air2は『SENA製SRL2』に対応
・センターロックシステムを導入したCNS-1Cシールド
開閉時のたわみを抑え、シールドと窓ゴムの左右の密着バランスが向上。
シールド下部にもリブを追加し、シールドの剛性向上、よりスムーズな操作性を実現。
※GT-Air2はCNS-1シールド
・コンパクト&軽量化、新マイクロラチェットチンストラップ
安全設計はそのままにパーツをコンパクト&軽量化。ストラップも強度を確保しながらもスリム化されている。
・空力性能
100km/h相当の環境下でGT-Air3はヘルメットが上方へ浮き上がろうとするLiftが11%、前方から押し付けられるDragが6.5%低減。
・新設計ベンチレーションシステム
アッパーエアインテークからの風の流入量と、トップエアアウトレットからの排出量が、流入量が約1.2倍、排出量が約1.8倍に増加。
また、ロアエアインテークには虫などの侵入を防ぐ脱着式デフロスターフィルターを装備。
・SHOEI COMLINK(ショウエイ コムリンク)
専用設計のインカム『SENA製SRL3』『サイン・ハウス製B+COM SX1』をスマートに装着可能。
よりスマートで一体感のあるデザインになっています。
※GT-Air2は『SENA製SRL2』に対応
・センターロックシステムを導入したCNS-1Cシールド
開閉時のたわみを抑え、シールドと窓ゴムの左右の密着バランスが向上。
シールド下部にもリブを追加し、シールドの剛性向上、よりスムーズな操作性を実現。
※GT-Air2はCNS-1シールド
・コンパクト&軽量化、新マイクロラチェットチンストラップ
安全設計はそのままにパーツをコンパクト&軽量化。ストラップも強度を確保しながらもスリム化されている。
GT-Air2とGT-Air3を装着して走ってみた!【新旧比較】
実際にGT-Air2とGT-Air3を装着した状態で走行し比較してみました。
車両はKTMのDUKE200。走行シチュエーションは下道で0~60km程度の速度域です。
なお、GT-Air2、GT-Air3を着用するのは今回がはじめてです。
車両はKTMのDUKE200。走行シチュエーションは下道で0~60km程度の速度域です。
なお、GT-Air2、GT-Air3を着用するのは今回がはじめてです。
GT-Air3は低速域でもベンチレーションがしっかり効く!
まず、違いをはっきり感じたのがベンチレーションの効きが良くなっている点。
GT-Air2の場合、低速走行だと頭部のベンチレーションの効果はさほど感じませんでしたが、GT-Air3は低速走行時でもおでこから後頭部にかけて風の流れをはっきり感じます。
メーカー公称で風の流入量が約1.2倍、排出量が約1.8倍に増加とのことでしたが、比較するとその効果をしっかり実感できました。低速走行でもベンチレーションの効果を実感できるのは、夏の渋滞などを考えると高評価ポイントです。
メーカーの公称値を見た限りでは、ここまで差を実感できると思ってなかったので意外でした。
GT-Air2の場合、低速走行だと頭部のベンチレーションの効果はさほど感じませんでしたが、GT-Air3は低速走行時でもおでこから後頭部にかけて風の流れをはっきり感じます。
メーカー公称で風の流入量が約1.2倍、排出量が約1.8倍に増加とのことでしたが、比較するとその効果をしっかり実感できました。低速走行でもベンチレーションの効果を実感できるのは、夏の渋滞などを考えると高評価ポイントです。
メーカーの公称値を見た限りでは、ここまで差を実感できると思ってなかったので意外でした。
比較して実感した空気抵抗の違い!
次に違いを感じたのが空力性能の向上です。
もちろんGT-Air2も良いヘルメットなので、単体で被った状態では違和感もなく快適です。
しかしながらGT-Air2→GT-Air3と被ると、GT-Air3は頭部への風の抵抗が軽いのをはっきり感じました。
『GT-Air2では感じた薄い空気の壁が、GT-Air3では感じない』といった感覚で、これは被り比べたから分かったポイントだと思います。この差は低速走行でも体感できたので、高速走行時などはもっとハッキリ違いを感じるかもしれません。
『ヘルメットが上方へ浮き上がろうとするLiftが11%、前方から押し付けられるDragが6.5%低減』というショウエイの売り文句は伊達じゃなく、高速での長時間走行では疲労感などに差が出るかもなと思いました。
もちろんGT-Air2も良いヘルメットなので、単体で被った状態では違和感もなく快適です。
しかしながらGT-Air2→GT-Air3と被ると、GT-Air3は頭部への風の抵抗が軽いのをはっきり感じました。
『GT-Air2では感じた薄い空気の壁が、GT-Air3では感じない』といった感覚で、これは被り比べたから分かったポイントだと思います。この差は低速走行でも体感できたので、高速走行時などはもっとハッキリ違いを感じるかもしれません。
『ヘルメットが上方へ浮き上がろうとするLiftが11%、前方から押し付けられるDragが6.5%低減』というショウエイの売り文句は伊達じゃなく、高速での長時間走行では疲労感などに差が出るかもなと思いました。
GT-Air2で気になった風切り音もしっかり改善!
個人的にGT-Air2で1番気になったのが風切り音で、公道での速度域でもゴォォという音が耳元で響くのはちょっと意外でした。(DUKE200が上体が直立するポジションという影響もあったかもしれませんが……)
その点、GT-Air3では風切り音はまったく気にならず、ツーリングヘルメットとしてより快適性が上がっているのは素晴らしいポイントです。
その点、GT-Air3では風切り音はまったく気にならず、ツーリングヘルメットとしてより快適性が上がっているのは素晴らしいポイントです。
新シールドのセンターロックは好みが別れるかも?
GT-Air3のシールドはセンターロックシステムのついた『CNS-1C』になりました。
これによりシールドの密閉性や剛性がアップしているようですが、ここはワンアクションでさっと上げ下げできるGT-Air2のほうが個人的には好みでした。
とはいえ、より風圧のかかる高速域では高剛性の『CNS-1C』シールドの方が有利でしょうから、そこはトレードオフかもしれません。
これによりシールドの密閉性や剛性がアップしているようですが、ここはワンアクションでさっと上げ下げできるGT-Air2のほうが個人的には好みでした。
とはいえ、より風圧のかかる高速域では高剛性の『CNS-1C』シールドの方が有利でしょうから、そこはトレードオフかもしれません。
細かい改良点も見過ごすなかれ
専用インカムの取り付けシステム『SHOEI COMLINK(ショウエイ コムリンク)』の改良も見逃せないポイントです。
今回はインカムを装着して試すことはできませんでしたが、よりスマートでヘルメットとの一体感が増したデザインは、インカムを取り付けても空力性能への影響や風切り音の発生も最小限で済みそうです。
今回はインカムを装着して試すことはできませんでしたが、よりスマートでヘルメットとの一体感が増したデザインは、インカムを取り付けても空力性能への影響や風切り音の発生も最小限で済みそうです。
via www.shoei.com
また、『新マイクロラチェットチンストラップ』はラチェット部がより小さく、ストラップはより細くなっており、装着したときのフィット感が向上しています。正直前作でも十分コンパクトなサイズに思えますが、安全性とフィット感に直結する部分をしっかり改良している姿勢はさすがショウエイと思いました。
まとめ:GT-Air3は買って後悔なしのヘルメット
結論としてGT-Air3は買いなヘルメットなのか?……ズバリ買いです!
今回GT-Air2と比較レビューしたことで、GT-Air3が正常進化『良い部分はより伸ばし、ネガな部分は改善』し、非常に完成度の高いヘルメットになっているのを実感しました。
まさにシリーズのコンセプトともいえる『プレミアムツーリングフルフェイス』の名に恥じないヘルメットです。
今回GT-Air2と比較レビューしたことで、GT-Air3が正常進化『良い部分はより伸ばし、ネガな部分は改善』し、非常に完成度の高いヘルメットになっているのを実感しました。
まさにシリーズのコンセプトともいえる『プレミアムツーリングフルフェイス』の名に恥じないヘルメットです。
GT-Air3の購入は正規取扱店のナップスへ!
via www.naps-jp.com
ショウエイヘルメットのの購入は正規取扱店であるナップスへお越しください!
一部店舗にはSHOEIヘルメットのスペシャリストとも言える、「SHOEI TECHNICAL SHOP・アドバイザリースタッフ」が常駐しており、お客様に最適なヘルメットのアドバイス、パーソナルフィッティングサービス(有料)を行っております。
ナップスのウェブショップで購入したSHOEIヘルメットも、対象店舗でのフィッティングサービスをご利用いただけます!
『SHOEIテクニカルショップ』の詳細はこちら!
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全件から検索 | 通販商品 | オートバイ用品店ナップス - NAPS
¥68,200
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SHOEIパーソナルフィッティングシステムを動画で紹介
【NAPS】パーソナルフィッティング【SHOEI】
via www.youtube.com
GT-Air3 全カラーラインナップ(2024年4月時点)
ソリッドカラー(4月18日発売)
via www.shoei.com
ルミナスホワイト
パールブラック
マットブラック
マットブルーメタリック
マットディープグレー
ブリリアントイエロー
2024年4月18日発売
メーカー希望小売価格:68,200円(税込)
パールブラック
マットブラック
マットブルーメタリック
マットディープグレー
ブリリアントイエロー
2024年4月18日発売
メーカー希望小売価格:68,200円(税込)
グラフィックモデル/『REALM(レルム)』(2024年5月発売予定)
via www.shoei.com
TC-1 (RED/BLACK)
TC-5 (BLACK/WHITE)
TC-10 (WHITE/BLUE)
2024年5月発売予定
メーカー希望小売価格:80,300円(税込)
TC-5 (BLACK/WHITE)
TC-10 (WHITE/BLUE)
2024年5月発売予定
メーカー希望小売価格:80,300円(税込)
グラフィックモデル/『SCENARIO(シナリオ)』(2024年6月発売予定)
via www.shoei.com
TC-3 (YELLOW/BLACK)
TC-5 (BLACK/WHITE)
2024年6月発売予定
メーカー希望小売価格:80,300円(税込)
TC-5 (BLACK/WHITE)
2024年6月発売予定
メーカー希望小売価格:80,300円(税込)
グラフィックモデル/『DISCIPLINE(ディシプリン)』(2024年7月発売予定)
via www.shoei.com
TC-1 (RED/GREY) マットカラー
TC-2 (BLUE/BLACK) マットカラー
TC-6 (WHITE/BLACK)
2024年7月発売予定
メーカー希望小売価格:80,300円(税込)
TC-2 (BLUE/BLACK) マットカラー
TC-6 (WHITE/BLACK)
2024年7月発売予定
メーカー希望小売価格:80,300円(税込)