【2024年】4万円以下で買える安くて安全なフルフェイスヘルメット8選!

オートバイによる死亡事故の原因となる損傷部位の第1位は頭部です。 ライダーにとっていかにヘルメットが大切かを痛感しますが、ショップに並ぶヘルメットは高価なモノから安価なものまで様々……。 そこで今回は、“安いヘルメットの安全性”ってぶっちゃけどうなのか?そんな疑問を解決します! 安くておすすめのヘルメットもご紹介しますので選ぶ際の参考にしてくださいね♪

目次

安いバイク用ヘルメットって安全なのか?

ヘルメットを選ぶ際に一番重視する要素は『安全性』ですよね。
多くの方は信頼できるメーカーのヘルメットを選んで使用しているのではないでしょうか。

たしかに『SHOEI』『Arai』など誰もが知る一流メーカーのヘルメットは、世界のトップライダーもレースで使用しており性能も信頼性も申し分のないモノといえるでしょう。
値段も高額ですがそれに見合う価値があるからこそ、多くのライダーが使用しているわけです。

では、そうしたメーカー以外の比較的安価なヘルメットは安全ではないのでしょうか?

安い=危険ではない。大事なのは安全規格をクリアしているか。

結論からいえば“価格が安い=危険”ではありません。
ヘルメットの安全性を判断するには“安全規格”をクリアしているかを確認しましょう。

安全規格はヘルメットの使用条件に合わせて『衝撃吸収性』や『耐貫通性』などのテストを行い、それをクリアした製品のみ二輪乗車用のヘルメットとしての販売が許可される制度です。

安価でも安全規格の認証品なら一定の基準をクリアしたヘルメットとして公道で使用できます。
逆にいくら高価でも安全規格未認証のヘルメットは危険ですし、交通違反で取り締まりの対象となるので使用するのはやめましょう。

国内バイク用ヘルメットの主な安全規格「PSC」「SG」「JIS」「MFJ」「SNELL」

日本国内で販売される二輪用ヘルメットに適用される安全規格には主に「PSC」「SG」「JIS」「MFJ」「SNELL」の5つがあります。それぞれの規格について簡単に説明します。

・PSC(必須規格)
「消費生活用製品安全法」により、消費者の生命に関わる製品はPSCを取得していないと販売が認められません。
PSCマークの無いヘルメットで公道走行すると取り締まりの対象となります。

・SG(任意規格)
SG規格はPSCの安全基準を満たしたうえで、PL法に基づく損害賠償保険が付保されている製品に付与されます。
保険の内容はSG規格製品の欠陥による人身事故が発生した場合、最高で被害者1人につき1億円の賠償措置を受けられます。
対象排気量が「125CC以下用」と「排気量無制限用」で分かれているので購入時に確認しましょう。

・JIS(任意規格)
日本産業規格として工業製品の種類や寸法、品質、安全性などの基準が設けられています。
二輪用ヘルメットの試験内容は、衝撃吸収性試験、あごひも試験、ロールオフ(回転離脱性)試験、構造試験、耐貫通性試験などが課せられています。
SG規格と同様に「125CC以下用」と「排気量無制限」で分かれています。

・MFJ(任意規格)
財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会は競技用ヘルメットの公認に関する規定を定めており、それに適合しているヘルメットに付与されるのがMFJマークです。
MFJ公認のレースに参加する際は、MFJ認証のヘルメットの着用が義務付けられています。

・SNELL(任意規格)
ピート・スネルというレーサーの死亡事故をきっかけに、米国で設立された非営利組織スネル財団が定めているヘルメットの安全規格です。
試験内容は比較的高い衝撃を課す内容になっており、「高いシェル剛性を求める規格」といえるでしょう。

安いヘルメットを選ぶ上で気をつけたいポイントとは?

続いては安価で安全なヘルメットを選ぶうえで知っておきたいポイントや気を付ける点をご紹介します。

安価なヘルメットに多いABS樹脂ってどんな素材?

高価格帯のヘルメットの多くが素材にFRP(繊維強化プラスチック)を使用しているのに対し、比較的安価なヘルメットではABS樹脂を使用しているモノが多いです。

一般的にFRPの方が強度や耐候性、耐高温性に優れていますが、製造工程に手作業が必要なため大量生産には向かず高価になりがちです。

一方、ABSはヘルメットの素材として必要な強度を持ちながら、材料費が安く加工がしやすいので大量生産に向いているというメリットがあります。
デメリットとしては紫外線で劣化しやすく、耐熱性、耐薬品性も低いので、ヘルメットの耐用年数を守り保管場所に気を付けて使用しましょう。

フリーサイズしかないヘルメットは自分の頭に合うかチェックしよう。

ヘルメットを安全に装着するにはサイズ選びとフィッティングは重要なポイントです。
とはいえ、比較的安価なヘルメットだとサイズのラインナップが少ないモノも多く、中にはフリーサイズのみという場合も。
フリーサイズは『L~XLサイズ(59cm~61cm)』くらいを想定したサイズ感が多いので、試着してみて頭に合わないようならやめておいた方が良いでしょう。
また、フルフェイスヘルメットの場合には装着したときに後頭部の被りが浅過ぎて前上がりにズレて脱げてしまわないかもチェックしましょう。

コストカットが表れやすい内装をチェックしよう。

安価なヘルメットの場合、内装はコストカットの影響が最も表れやすい部分です。
被ったときに縫い目などが気にならないか、取り外して洗濯可能か、内装パーツだけ購入可能かといった点をチェックしましょう。
欲を言えば内装を交換してフィッティングを調整できるものがベストです。

安いヘルメットを選ぶとデメリットはあるの?

安価なヘルメットによく見られる具体的なデメリットには下記のようなものがあります。

・風切り音がうるさい
高価格帯のヘルメットは風洞実験などを行い空力性能を考慮して設計されているモノが多く、走行時の風きり音の発生も抑えるような工夫がされています。
安価なヘルメットの中には空力を考慮していないモノもあり、風切り音がうるさい場合があります。気になる人は購入前に使用者のクチコミなどもチェックしましょう。

・内装がチープ
高価格帯のヘルメットは長時間着用しても快適なように、内装にも良い素材を採用しています。
内装はコストカットの影響が出やすい部分なので、安価なヘルメットの場合質感や肌触りに問題無いか注意して選ぶと良いでしょう。

・インナーサンバイザーなどの便利機能が少ない
最近ではインナーサンバイザーなどの便利な機能を搭載したヘルメットも増えました。こうした機能は製造コストがかかるため安価なヘルメットのラインナップは少なくなります。

・デザインや質感がいまいち?
高価格帯のヘルメットの中にはレーサーレプリカモデルや凝ったグラフィックモデルもあり、細部の質感も良く出来ています。比べてしまうと安価なヘルメットはコストや素材の関係でやや簡素な印象を受けるのは仕方ないでしょう。

割り切って選べば安くて良いヘルメットもある!

ヘルメットというのは万が一の事故の際にライダーの命を守ってくれる大事な装備ですから、予算が許す限り良い物を選ぶのに越したことはありません。とはいえ、全員が6万円以上するヘルメットを買えるわけではありませんよね。

最近では技術の進歩により安価でも高品質なヘルメットを販売するメーカーも増えていますから、快適性や機能面などある程度割り切って購入すれば安心して使用できますよ!

4万円以下で買えるおすすめフルフェイスヘルメット8選!

ここからはナップスが厳選した4万円以下で買えるおすすめのヘルメットをご紹介します!
安全面を考慮しフルフェイスヘルメットのみに絞ったラインナップになっています。

デイトナ(DAYTONA) DN001RS フルフェイスヘルメット

デイトナのDN001RSはインナーバイザーと空力に優れる大型のリアスポイラーを装備した、スポーティーなフルフェイスヘルメットです。
2万円台という価格ながら、ピンロックシールドやベンチレーション、スピーカーホール、脱着して洗濯可能な内装など、必要な機能をしっかり搭載しています。
また、ミラーシールドや内装セットもオプションで揃っているので、交換しながら長く使用できるでしょう。
▼詳細・仕様
デイトナ(DAYTONA)
DN-001RS
カラー:マットブラック、ホワイト
サイズ:S、M、L、XL
素材:ABS+PC複合素材
安全規格:SG
希望小売価格(税込):24,200円

コミネ(KOMINE) HK-170FL フルフェイスヘルメット

コミネのHK-170FLは2万円以下というプライスにも関わらず、風洞実験によって空力性能を解析し設計された本格的なフルフェイスヘルメットです。
着脱可能な内装、効果的なベンチレーションシステム、国際特許取得のドイツFIDLOCK社製マグネットバックルを日本ではじめてアゴ紐に採用するなど、快適性と機能性も考慮されています。
また、エントリーモデルでありながら全8色のカラーラインナップから選べるなど、コスパに優れたアイテムを販売するコミネらしいヘルメットです。
▼詳細・仕様
コミネ(KOMINE)
HK-170FL
カラー:Mat Black、Pearl White、Olive、Gunmetal、Basalt Grey、Mat Metal Blue、Gloss Black、Mat Metal Red
サイズ:M、L、XL
素材:高強度ABS帽体
安全規格:SG
希望小売価格(税込):19,800円

ワイズギア(Y'S GEAR) YF-9 ZENITH

グラフィック:ピンストライプ

グラフィック:スポーツストライプ

YF-9 ZENITHは長時間走行の疲れを軽減する低重心設計で、インナーバイザーと大型ベンチレーションシステムを装備しているため、ロングツーリングを楽しむライダーにおすすめのヘルメットです。
また、吸汗速乾性に優れ、殺菌効果を発揮するSUPERCOOL内装には、メガネやサングラスの装備が容易なメガネスリットを設けるなど痒い所に手が届く嬉しい仕様。
ワイズギアらしくシールドベースのスクリューなど補修部品も揃っているので、長く使うことが出来るでしょう。
2種類のグラフィック×5色の全10バリエーションから好きなカラーを選べるもの嬉しいポイントです。
▼詳細・仕様
ワイズギア(Y'S GEAR)
YF-9 ZENITH ピンストライプ/スポーツストライプ
カラー:
(ピンストライプ):セミフラットブラック、パールホワイト、Nグレー(つやけし)、メタルブラック、ワインレッド
(スポーツストライプ):シアンブルー、シアンブラック、グレー(つやけし)、レッド、ブルー
サイズ:S、M、L、XL
素材:ポリカーボネイト複合素材
安全規格:JIS
希望小売価格(税込):(ピンストライプ)27,500円/(スポーツストライプ)28,600円

ゴッドブリンク(godblinc) ブレードランナー(BladeRunner)

ゴッドブリンクのブレードランナーは1980〜1990年代に販売されたバイクのカスタムが隆盛なのに合わせ、ノスタルジックなシェルデザインに現代の性能を融合させたヘルメットです。
グラフィックモデルもレトロテイストで当時の車両にバッチリ似合いそうなデザインが◎。
さらに帽体にはFRPファイバーグラスを採用し、ライディングフォーム時の視界の確保や空力も考慮した設計になっている本格仕様。MFJ認証ヘルメットなのでレースにも使用できますよ!
▼詳細・仕様
ゴッドブリンク(godblinc)
ブレードランナー(BladeRunner)
カラー
(ソリッド):SOLID WHITE、SOLID METALLIC BLACK、SOLID MATT BLACK、SOLID SILVER
(グラフィック)EURO MATT RED、EURO MATT BLUE、EURO MATT YELLOW、EURO MATT GRAY
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL
素材:FRPファイバーグラス
安全規格:SG/MFJ
希望小売価格(税込):(ソリッド)34,980円/(グラフィック)37,180円

マルシン工業 エンドミル(ENDMILL)

シンプルレトロデザインが魅力のマルシン工業のエンドミル。
ノスタルジックなデザインでありながら、最新技術で製造することで安全性を両立しています。
当時のテイストを再現したベンチレーション形状や、リブに施したステッチがスタイルと質感の良さを際立たせます。
また、軽量で丸いフォルムの帽体は走行時の静粛性に寄与し、高速走行でもブレないフィット感を実現。
内装はダークブラウンにするなど、細部にまでこだわりが光るヘルメットです。
▼詳細・仕様
マルシン工業
エンドミル(ENDMILL)
カラー:パールホワイト、キャンディーレッド、マットブラック、PVCグレー、フラットスクラッチグレー、キャラメルベージュ、ヴィンテージメタリックグリーン
サイズ:M、L、XL
素材:ABS
安全規格:SG(全排気量)
希望小売価格(税込):18,480円

リード工業 クライン(Klein)

リード工業のクライン(Klein)は最近トレンドのレトロフルフェイスヘルメットのレディースサイズモデルです。
メッシュの着脱内装、ネイルを傷つけにくいワンタッチバックル。レトロな配色とステッチ、スモークシールドで隠れるヘッドマークなど、快適性や利便性にも配慮されています。
ユニセックスなデザインなので女性はもちろん。頭の小さい男性にもおすすめヘルメットです。
▼詳細・仕様
リード工業
クライン(Klein)
カラー:グレー×オレンジ、ブラック×レッド、ホワイト
サイズ:S、M
素材:ABS
安全規格:SG(全排気量)
希望小売価格(税込):18,700円

ライズ(RIDEZ) Xヘルメット(X HELMET)

上:SCALLOP(限定)/下:MATT BROWN(限定)

2WHEEL'S LIFE(限定)

ライズ(RIDEZ)のXヘルメットは、現行車から旧車、カフェレーサー、アメリカンからネーキッドまで、様々なバイクにマッチするNEW&OLDなデザインが魅力。
チン(顎)部分はエッジを利かせたデザインで、左右に入った3本のエアダクトが独特のオーラを放ちます。
美しいラインを形成するシールドは視野が広く、ツーリングの際も快適なライディングを楽しめるでしょう。また、シールドを閉じた際にはピッタリとフィットするように設計されており、風邪きり音が抑えられているのも高ポイントです。
▼詳細・仕様
ライズ(RIDEZ)
Xヘルメット(X HELMET)
カラー:ホワイト、ブラック、グレー、SCALLOP(限定)、MATT BROWN(限定)、2WHEEL'S LIFE(限定)
サイズ:M、L
素材:-
安全規格:SG(全排気量)
希望小売価格(税込):(ソリッド)21,890円/(グラフィック)25,190円

AGV(エージーブイ) K1S

AGVといえばMotoGPのトップライダーも使用するイタリアの一流ヘルメットメーカー。
K1SはそんなAGVがMotoGP™で得たノウハウをフィードバックして設計したヘルメットでありながら、ソリッドモデルは3万円以下で買える高コスパモデルです。
新しいエアロスポイラーとMax Pinlock対応のウルトラビジョンバイザーは、スポーツライディングにおける安定性と快適性を実現。また、日本人の頭の形にあわせてデザインされたアジアンフィット内装なので、長時間の着用でも違和感なく、快適に使用出来ます。
国内のSG認証はもちろん、最も厳しいとされる欧州安全規格ECE2206認証を満たした安心のフルフェイスヘルメットです。
▼詳細・仕様
AGV(エージーブイ)
K1S
カラー:ブラック、ホワイト、マットブラック、その他グラフィックモデル有り
サイズ:S、M、L、XL
素材:ABS
安全規格:ECE2206、SG
希望小売価格(税込):(ソリッド)29,700円

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ナップスでは今回ご紹介したようなコスパに優れたヘルメットも豊富に取り揃えています。
また、店舗、オンラインショップともに定期的にセールも行っているので、ヘルメットをお探しの場合はぜひお越しください!

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