バイク初心者にもおすすめのレーシングスーツ(革ツナギ)5選と選び方を紹介!

これからサーキットデビューを考えている人にとって、レーシングスーツ選びは少し難しく感じるかもしれません。
なんせ1ピースの革ツナギなんて着る機会は中々ありませんし、自分に合ったサイズや値段など分からないことが多いですよね。
そこで今回はレーシングスーツの選び方から最初の一着におすすめのアイテムまで、レーシングスーツの分からないを全て解説します!
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サーキット走行に必要な装備のおさらい

サーキット走行に必須の装備が下記の7点です。

①ヘルメット
②ヘルメットリムーバー
③レーシングスーツ(革ツナギ)
④インナーウェア/インナースーツ
⑤プロテクター(脊椎/胸部)
⑥レーシンググローブ
⑦レーシングブーツ


今回の記事ではレーシングスーツについて詳しく解説しますが、その他のアイテムについては下の記事も参考にしてください。

サーキット走行にレーシングスーツ(革ツナギ)が必要な理由

サーキット走行にレーシングスーツが必須の理由は主に3つあります。

①転倒時の安全性
②フィット感・操作性の良さ
③レーシングスーツなしで走行可能な走行会・サーキットが少ない

ひとつずつ解説します。
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転倒時の安全性が高い

まず『安全性』についてですが、公道よりも走行スピードが上がるサーキットでは転倒のリスクが高く、転倒時にライダーが受けるダメージも大きくなります。そのため、ライダーの身体を保護する専用装備(レーシングスーツ)が必要になります。

レーシングスーツは転倒した際にケガしやすい肘・膝・肩などにプロテクターが入っており、転倒のダメージを軽減します。また、摩擦や熱に強くザラザラな路面でも引っかかりにくい革を使用することで、スリ傷を防ぎ衝撃を逃がしライダーを保護します。

フィット感・操作性の良さ

レーシングスーツはバイクで速く走るために設計された専用のウエアなので、ライディング時に快適なパターンで縫製され、ライダーの動きや操作を妨げず走りに集中できる作りになっています。
2輪レースの最高峰MotoGPを走るライダーがレーシングスーツを着ているのも、安全性を確保し長時間集中してレースを走りきるのに必要なアイテムだからです。

だからサーキットや走行会ではレーシングスーツ必須が多い。

以上の理由から一部の初心者向けの体験走行などを除き、サーキットや走行会ではレーシングスーツの着用が参加条件になっています。
これからサーキット走行をガンガン楽しむつもりなら、自分に合ったレーシングスーツを用意しましょう。
続けてレーシングスーツを選ぶ際のポイントをご紹介します!

レーシングスーツを選ぶ際のポイント

ここからはレーシングスーツを選ぶ際のポイント『種類・安全規格・プロテクター・サイズ・値段』について解説します。

サーキット走行には1ピースタイプを選ぼう

レーシングスーツにはいわゆる革ツナギの1ピースタイプと、ジャケットとパンツをファスナーなどで連結する2ピースタイプの2種類があります。
2ピースタイプはツーリングなどにも使いやすいというメリットがありますが、強度やフィット感の面では1ピースタイプに劣ります。
また、レースでは2ピースタイプの着用が認められない場合が多いので、サーキットユースメインなら1ピースタイプを選べば間違いありません。
STELLA MISSILE v2 LEATHER SUIT | alpinestars|RIDE-MOTO | OKADA (ライドモト) (30150)

レースに出るならMFJ公認のモノを選ぼう

一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)は、日本国内の二輪レースを統括している機関です。
国内で開催されるMFJ主催のレースに参加する場合、MFJ認証のレーシングスーツとヘルメットの着用が必須になります。
MFJ公認・主催以外の走行会などは必須条件でない場合もありますが、ゆくゆくはレースにも参加したいと考えているならMFJ認証品を選びましょう。
レーシングスーツ(全て) (30144)

脊椎&胸部プロテクターはCE規格認証を選ぶ

脊椎と胸部のプロテクターもサーキット走行の必須アイテムです。レーシングスーツに標準装備されているモノもありますが、別売りの場合もあるので事前に確認しましょう。

また、プロテクターはEUで制定されたCE規格をクリアした製品を選びましょう。CE1規格とCE2規格の2種類がありますが、後者の方がより高い基準をクリアした製品です。

MFJ公認レースでは2021年からCE規格にクリアした脊椎&胸部プロテクターが必須になっています。
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義務化が進むエアバッグの装着が可能かも確認しよう

2018年にMotoGPでエアバッグの着用が義務化されたのを皮切りに、国内の一部サーキットでも義務化の動きが進んでいます。

有名なところでは、『モビリティリゾートもてぎ』や『鈴鹿サーキット』などで着用が義務化されており、この流れは今後も加速するでしょう。そうした状況も踏まえ今からレーシングスーツを買うなら、エアバッグの装着に対応したモデルを選ぶのがオススメです。

また、エアバッグシステムは『アルパインスターズ/Tech-Air®(テックエア)』、『ダイネーゼ/D-air Racing(ディーエアレーシング)』、『RSタイチ/T-RAPS』、『HYOD/AIR-BOOST』など、各社から販売されているので購入を検討しているスーツとエアバッグの組み合わせに問題ないか確認しましょう。
TECH-AIR®10 | alpinestars|RIDE-MOTO | OKADA (ライドモト) (30145)

レーシングスーツのサイズの選び方

レーシングスーツはサイジングとフィット感が命ですから購入する際は必ず試着しましょう。
そのうえで適切なサイズを選ぶポイントが下記の3点です。

①脊椎・胸部プロテクターを装着して試着する
走行時の状態で最適なサイズを選ぶためにも、プロテクターは装着した状態で試着しましょう。

②直立姿勢ではなくライディングフォームをとって確認する
レーシングスーツはライディング時の姿勢に合わせて裁断されているので、直立姿勢では窮屈で動きづらく感じます。逆にプロテクターを付けた状態で直立姿勢が楽にとれるなら、サイズが大きすぎるサインです。
試着時はライディングフォームをとって、動きやすさやプロテクターの位置に違和感がないかしっかり確認しましょう。

③レンタルサービスを利用するのもあり
一部のメーカーではレーシングスーツのレンタルサービス(有料)を行っています。実際に着用しバイクで走ってみることで、自身に最適なサイズや着用感を確認できます。
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レーシングスーツの値段の目安は?【フルオーダーと吊るし】

レーシングスーツの値段はブランドや製品によりピンキリですが、だいたい下記を目安に考えておくと良いでしょう。

既製品(吊るし):10万円~30万円
セミオーダー:ベースのスーツ代+修正1箇所につき1万円~数万円
フルオーダー:30万円~


ビギナーなら15万円~20万円前後で十分な品質と性能のレーシングスーツを購入できます。また、既製品が合わない場合は、部分的にサイズを変更するセミオーダーを利用すると値段を抑えられます。

また、既製品が身体に合わない人やフィット感を追求した1着が欲しいなら、最初からフルオーダーで発注するのも良いでしょう。

最初だから安いやつはNG!信頼できるメーカーのモノを選ぼう

レーシングスーツは高価なものですが、転倒時にライダーを守る大事なアイテムです。きちんとメンテナンスをすれば長く使用できますし、着るほどに身体に染んで着心地も良くなります。
『自分は初心者だから……。』とか『はじめてのツナギだから』などの理由で、あまり安いモノに手を出すのはオススメできません。すぐにもっと良いものが欲しくなり買い替えなんて事になりがちなので、はなから信頼できるメーカーのモノを選んだほうが経済的です。

初心者に本当におすすめできるレーシングスーツ5選!

ここからは初心者の方にもオススメのレーシングスーツブランドとアイテムをご紹介します!

カドヤ(KADOYA) ORIGINATOR RACING-A/B

革ジャンメーカーの老舗カドヤのレーシングスーツ『ORIGINATOR RACING-A/B』は、革を扱う専門メーカーとしてこれまで培ってきたノウハウをフィードバックし完成させた一着。

見るからに質の良い天然シボのレザーを使用し、ライディングポジションに最適化されたパターンで構築されたレーシングスーツは、ビギナーからベテランまで納得できる操作性と安全性を実現しています。また、肩・肘・膝にはCE規格レベル2のプロテクターを装備しており、安全への高い意識を感じます。

ブラックで統一された渋さの光る『A』、ネイビーとレッドを差し色にしたネオクラシックスタイルの『B』。どちらもスタンダードだからこそずっと着れるカドヤらしいデザインに仕上がっています。
レーシングスーツ(全て) (30113)

レーシングスーツ(全て) (30114)

▼詳細・仕様
カドヤ(KADOYA)
ORIGINATOR RACING-A
カラー:ブラック
サイズ:M/L/LL/3L
希望小売価格(税込):¥190,300/¥193,600(3L)

ORIGINATOR RACING-B
カラー:ブラック/ネイビー/レッド
サイズ:M/L/LL/3L
希望小売価格(税込):¥184,800/¥188,100(3L)

【主素材】
表:牛革 × ケブラーニット
裏:ポリエステルメッシュ(COOL DEHYBER)

【仕様】
・MFJ公認
・肩、肘、膝/CE LEVEL2 (BIO ELASTAN)
・背面ハンプ/NON CE (BIO ELASTAN)
・ヒップ (センター)/CE LEVEL1(BIO ELASTAN)
・ヒップ(サイド)/NON CE(10MM 厚ラバースポンジ)
※BIO ELASTANはPU系衝撃吸収フォームです。
・バンクセンサー付属

ヒョウドウ(HYODO) NEO SPORTS PRO LIBER D3O®

全日本ロードレース選手権に参戦するライダーの多くが着用するヒョウドウ(HYODO)のレーシングスーツ。

中でも『NEO SPORTS PRO LIBER D3O®』は、時代に合わせて進化を続けてきた人気アイテム。ヒョウドウのラインナップの中ではスタンダードモデルという位置づけですが、装備や性能はワンランク上のスペックに仕上がっています。

ライダーのスムーズな動きを実現するためにパターンを進化させ、腕とヒザ裏のケブラ―ニットはレーシングモデルと同仕様にするなど、まさに“ネオ・スポーツモデル”の名に恥じない一着です。

また、既成品でありながら全33サイズ展開するなど、フィッティングとサイジングが最も重要な要素となるレーシングスーツの細かなニーズに対応する姿勢はさすがの一言です。

※こちらのアイテムは現在新規受注の受け付けを終了しています。
NEO SPORTS PRO LIBER D3O® | HYOD PRODUCTSオフィシャルサイト (30115)

NEO SPORTS PRO LIBER D3O® | HYOD PRODUCTSオフィシャルサイト (30116)

▼詳細・仕様
NEO SPORTS PRO LIBER D3O®
品番:HRSS01N
カラー:COOL-BLACK/iD-Black/SPEED-BLUE/VICTORY-RED
サイズ:(S/M/L/LL/3L)×(スリム/レギュラー/ワイド/ワイドB/2ワイド/2ワイドB/3ワイド/4ワイド)全33サイズ
希望小売価格(税込):¥192,500

【主素材】
牛革 × ケブラーニット etc

【仕様】
・MFJ公認
・肩、肘、膝/ハードシェル D3O®

RSタイチ(RS TAICHI) GP-WRX R307 RACING SUIT

デザイン性と機能性に優れたライディングギアが、多くのライダーから支持を受けるRSタイチ。新しい技術を積極的に採用し機能性と安全性に優れたレーシングスーツをラインナップしています。

中でも『GP-WRX R307 RACING SUIT』は、20万円を切る中間モデルでありながら安全装備が充実。肩・肘・膝には転倒時に受ける衝撃を軽減するT.I.P.S. (タイチ インパクト プロテクション スライダー)を装備。また、プロテクターにはより安全性の高いCEレベル2のモノを使用しています。

さらに、タイチオリジナルのエアバッグシステム『T-RAPS』にもオプションで対応。購入時以外に後からの加工も受け付けているのはビギナーには嬉しいポイントです。

機能性とコストパフォーマンスのバランスに優れた、RSタイチらしいレーシングスーツと言えるでしょう。
【タイチ公式通販】NXL307 GP-WRX R307 RACING SUIT | TAICHI (30118)

【タイチ公式通販】NXL307 GP-WRX R307 RACING SUIT | TAICHI (30119)

▼詳細・仕様
GP-WRX R307 RACING SUIT
品番:NXL307
カラー:(BLACK・NEON RED)(BLACK)(BLACK・GREEN)(BLACK・WHITE)(BLACK・WHITE・RED)
サイズ:(XS/46)(S/48)(MS)(M)(MW/50)(LS)(L)(LW/52)(XL)(XLW/54)(XXL/56)(3XL/58)(4XL/60)(WM)(WL)
希望小売価格(税込):¥195,800

【主素材】
牛革88%/ナイロン7%/アラミド3%/スパンデックス2%

【仕様】
・MFJ公認
・肩、膝には新設計のT.I.P.S. (Taichi Impact Protection Slider)採用
・T.R.A.D. (Taichi Racing Active Design)パターン
・肩、肘、膝には衝撃吸収性にすぐれるCEレベル2プロテクターを装備
・T-Foamプロテクター(鎖骨・上腕・尾骨・腰)
・エアバッグ/T-RAPS対応モデル

アルパインスターズ(alpinestars) MISSILE v2 LEATHER SUIT

『TECH-AIR®(テックエア)』という独自のエアバッグシステムを開発し、走行中に起こりうるあらゆる危険な状況からライダーを護ることを掲げるアルパインスターズ(alpinestars)。

同社のレーシングスーツ『MISSILE v2 LEATHER SUIT』は、その『テックエア5』に対応したモデルです。テックエア製品は複数ありますが、テックエア5は着るだけでOKのインナータイプで街乗り・ツーリング・サーキット走行会向けのモデルです。

転倒のリスクが高い初心者ほど、アベレージスピードが上がるサーキットではエアバッグを使用したいところ。レーシングスーツとテックエア5で約30万円という価格はケガのリスクを考えれば高くはないでしょう。

スーツ自体も高品質なレミアムボバインレザー製を使用し、肩・肘・膝・腰に安全性の高いプロテクターを装備するなど、お買い得感の高いモデルになっています。
MISSILE v2 LEATHER SUIT | alpinestars|RIDE-MOTO | OKADA (ライドモト) (30122)

※レディースラインSTELLA(ステラ)のMISSIL...

※レディースラインSTELLA(ステラ)のMISSILE v2 LEATHER SUITも有り。

【TECH-AIR®5】全貌を大公開♪(テックエアファイブ)

▼詳細・仕様
アルパインスターズ(alpinestars)
MISSILE v2 LEATHER SUIT
品番:3150122
カラー:(BLACK WHITE RED FLUO)(BLACK WHITE)(BLACK RED FLUO)
サイズ:(46)(48)(50)(52)(54)(56)
希望小売価格(税込):¥216,590

【主素材】
プレミアムボバインレザー(牛革)

【仕様】
・MFJ公認
・人間工学に基づき設計
・肩・肘・膝の外側にはDFS(ダイナミックフリクションシールド)スライダー採用
・肩・肘・膝の内側にはGP-R ARMOR インナープロテクターを標準装備
・腰サイドにはBIO FLEX RACE HIP プロテクター標準装備
・着脱式メッシュライナーは洗濯可能
・エアバッグ/TECH-AIR5対応モデル

ベリック(BERIK) BERiK 2.0 牛革スタンダードレーシングスーツ

予算を抑えつつも、信頼できるメーカーのレーシングスーツが欲しいという方にオススメなのが『BERiK 2.0 牛革スタンダードレーシングスーツ』です。

スタンダードと銘打つだけあり、素材には1.1-1.3mm厚の牛革を使用。肩・肘・腰・膝にはCE規格のプロテクターを装備するなどレーシングスーツに必要な機能性をしっかり備えたモデルです。
また、通気性を確保するパンチング加工やライダーの運動性を確保する肩甲骨と腰のシャーリング加工など、ライディング時の快適性にも配慮されています。

MotoGPライダーの中野真矢やロリス・カピロッシも着用していたイタリアンブランドのレーシングスーツが、約10万円で買えるのはバーゲンプライスと言えるでしょう。もちろんMFJ公認なのでレースにも参加可能です。
※LS1-10417-BK

※LS1-10417-BK

※LS1-171334-BK/(ALL BLACK)(...

※LS1-171334-BK/(ALL BLACK)(WHITE)

▼詳細・仕様
ベリック(BERIK)
BERiK 2.0 牛革スタンダードレーシングスーツ
品番:LS1-10417-BK/LS1-171334-BK
カラー:(BLACK)(RED)(BLUE)(GREEN)(ALL BLACK)(WHITE)
サイズ:(44)(46)(48)(50)(52)(54)(56)(58)(60)(LADYS:XS/S/M)
希望小売価格(税込):¥104,280

【主素材】
牛革

【仕様】
・MFJ公認
・肩、肘、膝、腰にCE規格のプロテクターを装備。
・バックプロテクター取付けベルクロ
・肘、肩ダブルレザー
・肩甲骨付近、腰、両膝等には動きやすいシャーリング仕様
・伸縮性に優れたネオプレンカフを手首や足首等に採用
・前面の胸から腹部、二の腕、腿など、幅広くパンチング加工を施し通気性を確保

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