バイクジャケット冬のおすすめ!厳選10選!

冬は気温が低く空気が澄んでいるため、春や夏とは異なる景色を楽しめます。冬ならではの景色を求めて、寒くてもツーリングがしたいという方もいるのではないでしょうか。一方で冬の寒さはバイク乗りにとって大敵です。適切な防寒対策を施さないと、快適な運転ができません。そこで今回は防寒対策の必須アイテムである、冬用のバイクジャケットをご紹介します。

目次

バイクジャケットって何が違うの?

「バイクジャケットって普通のジャケットと何が違うの?」と思っている方もいるのではないでしょうか。確かにアパレルブランドからもバイク用のアウターに使えそうなジャケットやブルゾンは販売されています。

ただしバイク用のジャケットと、普通のジャケットには大きな違いがあるんです。まず違うのが安全性、バイク用のジャケットにはプロテクター入りが多いので転倒・事故時の衝撃を軽減してくれます。

摩擦に強く破れにくい素材を使用するなど、安全性が高いのがバイクジャケットの特徴です。

また、バイク用のジャケットはバイクで走る事を想定して作られています。ジャケットの背中部分や腕周りをばたつかせながら、バイクで走っている人を見かけたことはありませんか。

走行風でジャケットがばたつくと、その振動が体に伝わり少しずつ疲労が蓄積していくんです。そしてバイク用のジャケットには走行風で服がばたつかない様に作られている商品が多いのです。

この他にグローブをしたままでも使いやすいポケット・ファスナーなど、バイク乗りに優しい作りとなっています。

このような特徴に加えて、冬用のバイクジャケットは風が内部に入らないように隙間が少ない構造になっていたり、保温インナーを備えていたりと防風・防寒性に優れているのが特徴です。

冬用のバイクジャケットを選ぶポイント

防寒対策にも色々な方法がありますが、レイヤリング(重ね着)という考え方が存在します。レイヤリングとは重ね着すること、機能や役割の異なる衣服を重ね着することで空気の層を作り、高い防寒効果を発揮させることを目的としています。

レイヤリングの基本的な組み合わせはインナー、ミドル、アウターの3種類となります。インナーは肌着のことで、インナーに求められる役割は汗冷えを防ぐために汗を素早く吸収することです。

また体温や汗を利用して保温性を高める高機能素材の肌着もインナーにおすすめです。アウターには身体を風から守る盾の役割が求められます。ミドルはインナーとアウターの間に着る服で、空気の層を作り保温性を高める役割です。ミドルレイヤーとしてはフリースや薄手のダウンなどがおすすめです。

上記のレイヤリングの考え方を考慮すると、冬用のバイクジャケットを選ぶ上で重要なのは防風性ということになります。防風性の高さを見るポイントの1つが防風フラップの有無です。

防風フラップはファスナーを風から守るための盾のようなもの、ファスナーは意外に隙間風を通すので防風フラップの有無は防風性に大きく影響します。

また袖口、首周り、ウエスト部分などは隙間が生まれやすく風が侵入しやすいので、テープやひもなどで絞れるタイプが良いでしょう。風を通しにくい素材、防水性能を備えた素材を使ったバイクジャケットもあるので、素材も注目ポイントです。

バイクジャケットの代表的なブランド

バイクジャケットなどのバイク用ウェアを販売しているブランドとしてはカジュアルなデザインのウェアが多いRSタイチ、ゴアテックスのような高機能素材が強みのGOLDWINなどが有名です。

この他にラフ&ロードやHYOD、コミネ、パワーエイジなどのブランドも人気です。また海外ブランドとしてはアメリカの老舗ブランドであるシンプソンやバンソン、エルフなどが挙げられます。

エルフはフランスで古くからあるブランド、エルフ製品の日本での正規販売はFLAGSHIPというメーカーが担当しています。そのFLAGSHIPという会社が自社名を冠したバイク用ウェアブランド、「FLAGSHIP」を2019年に立ち上げています。

冬用のバイクジャケット10選!

紹介したバイク用ウェアブランド10社の冬用のバイクジャケットの中から、おすすめの商品を紹介していきます。

RSタイチ RSJ722 ランダムウインターパーカ

RSタイチからはRSJ722 ランダムウインターパーカをご紹介します。ランダムウインターパーカの特徴は無縫製の生地を採用している点です。無縫製なので、縫い目の隙間からの走行風の侵入を軽減してくれます。また袖口はインナーカフ構造になっています。

インナーカフとはジャケットの袖口を二重にし、内側の袖を絞ることで風の進入を防ぐ機能です。

このインナーカフによってライディング中の袖口からの風の侵入が軽減されます。プロテクターは肩・肘・背中に標準装備、オプションで胸部にプロテクターを付けることも可能です。

また肩と肘のプロテクターには位置調整機能が付いています。RSタイチオリジナルの保温機能素材も使用されているので、防風性・安全性だけでなく保温性にも期待できます。

シルエットはダウンジャケットのようにボリュームがありますが、デザイン自体はシンプルなのでカジュアルに着られるバイクジャケットとなっています。

また、この商品には女性のシルエットに合わせた、レディースモデルもあります。

GOLDWIN GSM22901 GWM ゴアテックスマルチクルーザージャケット

GOLDWINからはGSM22901 GWM ゴアテックスマルチクルーザージャケットをご紹介します。マルチクルーザージャケットの特徴は生地にゴアテックスを採用している点です。ゴアテックスは防水という水を通さない機能と、透湿という湿気を通す機能を両立させた素材です。

またゴアテックスは防風性も高いので、マルチクルーザージャケットは防水・透湿・防風の高さに期待できます。また袖口はテープで絞れるようになっていたり、裾や襟をひもで絞れるようになっていたりと風の侵入を防ぐ構造となっています。

プロテクターは肩・肘・胸・背中に標準装備、また手洗いも可能です。

このジャケットには保温性の高い中綿などが入っていないので注意が必要です。冬にマルチクルーザージャケットをアウターとして使用する場合、薄手のダウンやフリースなども合わせて利用しましょう。

中綿が入っていないのは欠点でもありますが、その分オールシーズン使えるというメリットもあります。デザインはシンプルなので様々なシーン、幅広い年齢層で使えるジャケットになっています。

ラフ&ロード RR7692 フライトジャケットEX

ラフ&ロードからはRR7692 フライトジャケットEXをご紹介します。フライトジャケットEXは防風・透湿仕様のジャケットで、ボアフリース素材のインナー襟と、中綿入りのインナージャケットが付いています。

インナー襟、インナージャケットともに取り外しできるので、インナーの組み合わせしだいで冬だけでなく春・秋にも対応可能です。インナージャケットの中綿には、軽くてボリュームのあるハイテク中綿ウォームマックスを採用しています。

ウォームマックスは空気の層を作りやすいので、保温性が期待できます。肩・肘・脊椎プロテクターが標準装備、胸部プロテクターをオプションで装備することも可能です。

このジャケットは、フライトジャケットをモチーフとしたミリタリー感あふれるデザインに仕上がっています。

またヘリンボーン柄とチャコールカラーの組み合わせによって、大人っぽくオシャレな印象も与えます。バイク用としてだけではなく、普段使いのアウターとしても使えそうな一着です。

HYOD HSL802D ST-X Lite CELTIS D3O

HYODからはHSL802D ST-X Lite CELTIS D3Oをご紹介します。CELTIS D3Oは柔らかく身体に馴染みやすいカウライトレザーを採用した、レザージャケットです。

レザーは防風性の高い素材なので、走行中の風の影響を抑えられます。一方で「冬にレザージャケットは寒そう」と不安に感じる方もいるかもしれません。

ただ、CELTIS D3Oはインナーに取り外し可能なパイル状のアクリルシープボアが付いているので、防寒性にも期待できます。また肩と肘、背中にプロテクターが標準装備されています。

このジャケットは、フードが付いたパーカースタイルのレザージャケットです。レザーの高級感と、パーカースタイルのカジュアルさのバランスが良いジャケットとなっています。ウエスト部分が少し絞られた、きれいなシルエットも魅力です。

コミネ JK-579 プロテクトソフトシェルウィンターパーカ IFU

コミネからはJK-579 プロテクトソフトシェルウィンターパーカ IFUをご紹介します。ソフトシェルウィンターパーカは肩・肘・背中に加え、胸部にもプロテクターが標準装備されたジャケットです。胸部のプロテクターはオプション扱いが多い中で、標準装備されているのは魅力です。

しかも冬用ジャケットの中では値段も控えめなので、胸部プロテクター標準装備のジャケットを手頃な価格で手に入れたい方にはおすすめです。防風仕様のジャケットで、袖口や裾は絞れる様になっているので防風性にも期待できます。

取り外し可能な保温インナーも付いているので、インナージャケットを外せば春や秋でも利用可能です。全8色展開というバリエーションの多さも魅力、カモフラージュ柄のようなカジュアルなデザインも販売されています。

パワーエイジ PJ-19202 N-3Bライダース

パワーエイジからはPJ-19202 N-3Bライダースをご紹介します。N-3BライダースはミリタリージャケットであるN-3Bをモチーフにしたジャケットです。

一見するとバイク用ジャケットには見えず、そのまま飲食店に入っても違和感が無さそうなカジュアルなデザインになっています。

カジュアルな見た目でありながら肩・肘・脊椎にプロテクターが標準装備されていたり、頻繁に動かす部分にはストレッチ素材を採用したりと安全性や動きやすさに配慮されています。

ファスナー部分には風の侵入を押さえるトリプルフラップ構造が、ウエスト部分には裾からの冷気の侵入を押さえるウエストゲーターが採用されています。

また中綿+ボアの着脱式防寒インナーも搭載されているので、防風性・防寒性にも期待できるジャケットです。

シンプソン SJ-8136 ウインターソフトシェルライダース

シンプソンからはSJ-8136 ウインターソフトシェルライダースをご紹介します。ウインターソフトシェルライダースはソフトシェル生地を使用したジャケットです。

ソフトシェルには防風性、吸湿性や通気性、動きやすさなどの特徴があります。また撥水性もあるので小雨程度なら弾いてくれます。

またウインターソフトシェルライダースには中綿入りの脱着式インナーも付いているので、保温性にも期待できるでしょう。胸部と腕部にシンプソンのロゴが大きく入った個性的なデザインも特徴です。動きやすく、個性的なデザインのジャケットが欲しい方におすすめではないでしょうか。

バンソン VS19401W フリースジャケット

バンソンからはVS19401W フリースジャケットをご紹介します。一般的にフリースは保温性が高いものの、防風性は低い素材です。

そのためミドルレイヤー(アウターとインナーの間で空気を作る服)として使われることが多いですが、バンソンのフリースジャケットには生地の裏側に防風フィルムが装備されています。

そのためミドルレイヤーとしてだけではなく、アウターとしても使用可能です。秋はフリースジャケットをアウターとして使用し、冬はフリースジャケットの上にもう一枚、アウターを羽織るという使い方も良いでしょう。

エルフ EL-9243 エボルツィオーネPUレザージャケット

エルフからはEL-9243 エボルツィオーネPUレザージャケットをご紹介します。エボルツィオーネPUレザージャケットは上質なPUレザーを採用したジャケットです。

ライダースジャケットらしいタイトなシルエットが魅力で、カラーリングは黒を基調に落ち着いた印象でまとまっています。タイトなシルエットでありながら肩と肘、背中と胸にプロテクターが標準装備、脱着式の中綿入インナーが付いているなど装備が充実している点も魅力です。

合成皮革の一種であるPUレザーのジャケットなので、本革のジャケットに比べ値段がお手頃なのもポイントです。レザージャケットが欲しいけど本革の製品は高すぎる、という人におすすめではないでしょうか。

FLAGSHIP FJ-W194 アドバンスドGPCパーカー ジャケット

FLAGSHIPからはFJ-W194 アドバンスドGPCパーカー ジャケットをご紹介します。アドバンスドGPCパーカーはカモフラージュ柄に似た独特の幾何学模様が印象的な、個性的なデザインのジャケットです。

カジュアルなパーカースタイルのジャケットですが、フードは取り外し可能なので、フードを外せば印象が大きく変わります。表地にPUコーティングされたポリエステル生地を採用、着脱式の中綿入りインナーに起毛素材が採用されているので防風性や保温性に期待できます。

プロテクターは肩・肘・背中に標準装備、止水ファスナーやバタつき防止のフラップも付いています。デザインに目を引かれがちですが、デザインと機能性を両立させたジャケットです。

バイクに乗る目的に合わせて選ぼう

バイクに乗る目的は人それぞれです。通勤や通学、買い物など街乗りで使う方もいれば、ツーリングなど長距離を走るのが目的の人もいます。

街乗りでバイクに乗るなら、飲食店などに入っても違和感が無さそうなカジュアルなデザインのジャケットが良いでしょう。

ツーリングが目的なら防風性・防寒性が最優先です。自分が何を目的にバイクに乗るのかを意識して、それに合わせてバイクジャケットを選ぶのが大切です。