バイク初心者必見!エンジンオイルの交換方法

バイクを運転している姿はとてもカッコイイものです。自分でバイクのメンテナンスまで行うことができたら、さらにカッコ良く見えます。そこで、エンジンオイルの交換についてご説明いたします。自分が乗るバイクだからこそ、自分でメンテナンスしてみませんか。

目次

初心者に多い!エンジンオイルの入れ過ぎ

バイク初心者がメンテナンスのときにやりがちなことの1つに、エンジンオイルの入れすぎがあります。しかし、バイクの場合はエンジンオイルを入れ過ぎると、エンジンのかかりが悪くなってしまうのです。
もしも、給油口から溢れ出すほど給油してしまうと、シリンダーへのオイルの供給が上手くいかなくなります。
最近のバイクだとオイルゲージの付いていないものが多く、エンジン横の点検窓からオイル量を確認します。
※必ずバイクを水平に保った状態で点検しましょう
※エンジンを止め、しばらく時間が経ってから点検しましょう
バイクの取扱説明書には、給油量の確認方法が記載されているはずなので、必ず目を通しましょう。
また、フィルターを交換した時としない時で、給油するオイルの量は変わります。わからないことがあれば、勝手に判断するのではなく、近くのバイクショップでプロの意見を聞くようにしましょう。

エンジンオイルの交換が必要な理由とは…

エンジンオイルの交換が必要な理由は、“潤滑効果”と“洗浄効果”を維持するためです。
まずは、潤滑効果をご説明いたします。エンジンオイルは手で触るとヌルヌルしています。このヌルヌルした粘性により、エンジン内部をスムーズに動かし、部品が摩擦で変形したり破損するのを防ぐことが可能なのです。
しかし、エンジンオイルは経年劣化または一度高温にさらされることで、粘性が無くなってしまいます。そうなると、水のようにサラサラした状態になり潤滑効果がなくなるため、オイル交換が必要になります。
次に洗浄効果についてご説明致します。知らない方が意外と多いですが、エンジンオイルにはエンジン内を綺麗に掃除してくれる役割もあるのです。エンジン内部ではガソリンが激しく燃焼されるのでススがたくさん溜まっているため、使用済みのエンジンオイルは真っ黒に汚れています。そのため、エンジンオイルを交換する必要があるのです。
オイル交換のタイミングは、空冷・水冷の両方とも、走行距離は約3,000kmごとに一度交換するのが理想的です。遅くとも5,000kmを超えないように注意しましょう。

どんな道具を使ってオイル交換するの?

オイル交換を行うために、事前に道具を準備しておきましょう。
1つめは、レンチです。これはオイルを排出するドレンボルトを外すために必要なものなので、メガネレンチかソケットレンチが良いでしょう。どんなバイクに乗っているかで、必要なレンチのサイズは違いますが、14mmか17mmくらいのものを用意してください。

2つめは、廃油を受け入れるための原油処理箱が必要です。ガソリンスタンドやカーショップに持ち込んで廃棄処分してもらうことも可能ですが、これを使うと燃えるゴミになるため、もっと手軽に処分できます。

3つめは、ペーパータオルとパーツクリーナーです。これで部品の汚れを拭き取ったり、こぼれたオイルを拭き取るときに使います。ペーパータオルが無ければ、キッチンペーパーでも代用可能です。

あると便利なものは、オイルジョッキ。これがあると新しいオイルを給油するときにとても便利です。ちょうど良いサイズの漏斗があれば代用可能ですが、オイルジョッキを使用したほうが、オイルで汚れる心配がありません。

全部買い揃えても2000円前後なので、メンテナンスの前にお近くのナップスで購入しておきましょう。


最後に大事なこと!
ドレンワッシャー。ドレンボルトの隙間からオイルが漏れるのを防止する役目をもっています。一度利用すると、殆ど潰れなくなってしまいますので、毎回新品に交換しましょう。