P.E.O./ピオ アクスルシャフト「ゼロポイントシャフト」装着レポート 〜 その2 〜 SUZUKI / スズキ GSR750ABS

バイクカスタム
以前の記事では製品の特徴を、HONDA / ホンダ CRF装着レポートでご紹介しました。
今回はSUZUKI / スズキ GSR750ABSでの、P.E.O./ピオのアクスルシャフト「ゼロポイントシャフト」装着レポートをお届けします。
◎取り付け車両
SUZUKI/スズキ GSR750ABS 2013年モデル
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アフターパーツといえば純正よりも軽くなるというのがウリの製品が多いですが、
「ゼロポイントシャフト」に関していえば、純正よりも重くなることがあります。

これはアクスルシャフトの精度や表面の仕上がりを重視して、機械構造用合金鋼 ( SCM435H ) という、いわゆるクロームモリブデン鋼の塊から削り出しで製造されており、軽量化には重きを置いていないためです。
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まずはメンテナンススタンドを使って車体を浮かせます。
前後ともアクスルシャフトを車体から抜いたら交換する前にそれぞれの重さを実測してみました。
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◆フロント用 ( 当社計測 )
純正:389g
ゼロポイントシャフト:464g
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◆リア用 ( 当社計測 )
純正:614g
ゼロポイントシャフト:594g
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アクスルシャフトを持った印象からは、前後とも純正よりも「ゼロポイントシャフト」の方が重いと予想していたのですが、
実際はリア用は僅かに「ゼロポイントシャフト」の方が軽いという結果でした。

車種にもよると思いますが、SUZUKI / スズキ GSR750ABS用のリア用「ゼロポイントシャフト」は、軽かったです。
前後で形状が異なるため、このような差異が出るようです。

交換の際は、せっかくホイールを外したので、普段は手が届きにくい裏側に付着した汚れをキレイにすることをオススメします。
既定のトルクで締めたら、キャリパーを作動させる前にホイールを回してみてください。
抵抗感の少なさにきっと驚くと思いますよ!
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メンテナンススタンドを外したら、走り出す前に押し歩きをしてみましょう。

筆者の第一印象は、ホイールがスムーズに動くので車体の取り廻しが軽くなったかな? というものでした。

そしていざ路上に出てみると、最初は剛性感が上がったのかゴツゴツした感覚があり、路面からの
情報量が増えたような感覚に徐々に変わっていきました。

走行距離を重ねていくと印象が変わるのではないかとは思いますが、第一印象としては足廻りが
グレードアップしたように感じます。

コストパフォーマンスに優れているパーツだと思いますので、現在の足廻りに不満を感じていて
サスペンション交換を検討されている方には、その前にアクスルシャフトを交換されることを
オススメしたいですね。
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P.E.O. /ピオ ゼロポイントシャフト

18150〜
ゼロポイントシャフトの摩擦係数は0.2μ! 純正品は0.4μなので約半減。

摩擦係数の軽減によりフロントでは、フロントフォークの運動性能が高まり、ハンドルとの一体感が感じられます。
進行方向への切り替えしが容易になり、カーブ等のアプローチがこれまで以上にスムーズに突入でき、コーナーリング中に安定性が増します。

( スピードアップ実現) リアでは摩擦係数が下がり、低燃費化が図れます。
加速時、タイヤと地面の接地に安定感が生じ、直進性が良くなり加速に無駄がなくなります。