梅雨の雨対策!錆の発生を防ぐバイクの保管方法とやっておきたいメンテナンス!

目次

ライダーにとって梅雨は憂鬱なシーズンですよね。
雨の日はバイクに乗らない人も多いと思いますが、気になるのは屋外保管の愛車の状態。
雨対策を正しくしないと梅雨が開ける頃にはサビサビに!
そんな悲しい事態にならないように、今回は雨が多い時期の保管方法とやっておきたいメンテナンスをご紹介します!

雨ざらしだとバイクはどんどん劣化します

雨ざらしのバイクが錆びるのは説明する必要もありませんが、実はそれ以上にバイクにダメージを与えます。
例えば、フロントフォークやマスターシリンダーの隙間から雨水が入り込むと、オイルやフルードの漏れの原因に。また、チェーンのような駆動系にサビが発生すると、見た目が悪いだけでなく走行性能にも影響が出て危険です。
そんなことになる前に雨対策をしっかりして、余計な出費やトラブルに遭わないようにしましょう。

雨で濡れたバイクにしておきたいメンテナンス

晴れたらカバーを外して湿気を逃がそう

雨天が続く梅雨時期に気をつけたいのが、晴れた日もカバーをかけたままにすること。
バイクのカバー内には湿気が溜まりやすく、そのままにしておくとサビが発生する原因になります。晴れた日はカバーを外して湿気を逃がすようにしましょう。

雨水を洗い流して水分を拭き取っておく

雨水が車体に付いたままにするのもNGです。
大気中の二酸化硫黄や窒素酸化物などを起源とする酸性物質が含まれた酸性雨は、金属部品が多いバイクの天敵。雨水が付いたまま放おっておくと錆や腐食の原因になるので、水道水で洗い流して余分な水分はしっかりと拭き取っておきましょう。エアーコンプレッサーがあれば、狭い隙間に入った水分を吹き飛ばしておくと完璧です。

錆びやすいチェーンには注油しよう

走行に関わる重要パーツであるチェーンは、チェーンオイルを定期的にさすことで錆などの発生を防ぐことができます。雨天走行後に泥などの汚れがある場合は、クリーナーとチェーンブラシで汚れを落として注油しておきましょう。
センタースタンドがあるバイクであれば、比較的DIYでメンテナンスしやすいパーツなのでぜひトライしてみてください。チェーンメンテナンスに必要なモノがセットになったキットを買うと便利ですよ!

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センタースタンドが無いバイクはスイングアームリフトスタンドがおすすめ!

Unit C5025 SWING ARM LIFT STAND

センタースタンドがないバイクにお乗りの方にオススメなのがユニットの『スイングアームリフトスタンド UN-C5025』です。
車両のサイドスタンドと併用することでリアホイールを持ち上げることができ、チェーンやホイールのメンテナンスが簡単に出来るスグレモノです。
無段階の高さ調整機構が付いているので様々な車種に対応しますし、一般的なバイクスタンドよりもコンパクトで使わないときもスペースを取りません。
注意点としては、ホイールを取り外すようなメンテナンスはできないので、タイヤの交換なども考えているならバイクスタンドを購入しましょう。

UNIT/スイングアームリフトスタンド UN-C5025 D6507

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金属パーツははシリコンスプレーで錆び予防

ボルトの頭や金属フェンダーなどが錆びると、新車で買ったバイクでも一気にくたびれた感じに……。そんな錆の発生を防ぐのにオススメなのがシリコンスプレーです。
シリコンスプレーはシリコーンオイルを使用した無色透明のスプレーで、潤滑・離型・防錆・艶出など幅広く使用できます。
シリコンスプレーには「石油系溶剤タイプ」と溶剤の含まれない「無溶剤タイプ」の2種類がありますが、バイクに使用する場合には塗装やゴム類にダメージを与えない「無溶剤タイプ」を使用しましょう。
また、使用する箇所にも注意が必要で、ブレーキに使用するとブレーキの効きが弱くなり危険です。また、鍵穴などに使用すると油分で埃や砂を集めてしまい故障につながるのでNGです。錆の発生を防ぎたい、ボルト類や未塗装の金属外装、エンジンの艶出しなどに使用するのがオススメです。

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屋外保管のバイクにできる雨対策

続いてはバイクを屋外保管する際にできる雨対策をご紹介します!

良いバイクカバーを使おう

屋外に駐車している多くのライダーがバイクカバーを使用していると思いますが、今回の肝は“良い”バイクカバーという点です。
『バイクカバーにそんなに違いがあるの?』と思われる方もいるかもしれませんが、カバーにもやはりピンからキリまであります。なぜ良いカバーを使用した方が良いか簡単にご説明します。

良いバイクカバーをオススメする理由

レイト紹介の人気高級カバー“匠バイクカバー”を例にとって話すと、アウター素材には防水や対紫外線に強い素材を使用し、インナー素材には難燃性のコットンを使用した二重構造にすることで、駐車後にマフラーの熱を気にすることなくすぐにカバーをかけることができます。
また、内部にこもった湿気を逃すベンチレーション機能や、カバーの擦れやすい部分は車体に傷がつかないよう柔かい素材を使用するなど、バイクを保護することを徹底的に考え抜いています。
ネットで探せば2000円程度から様々なカバーを選べますが、雨や紫外線などのダメージですぐダメになったり、バイクを保護できなかったりしては元も子もありません。
最初のコストは多少掛かっても、屋外駐車するライダーの方には、しっかりとした良いカバーの使用をオススメします。
下記のリンクの記事では、カバーの選び方などをプロの目線でレクチャーしてもらっていますので、そちらもぜひ参考にお選びください。

スペースがあるなら簡易ガレージもあり

屋外でもそれなりの駐車スペースを確保できるなら、おすすめしたいのが簡易ガレージです。
金属の骨組みに防水のシートを組み合わせて、テントのように使用するモノで、価格も数万円から購入でき、組み立てもDIYで可能なほど手軽です。
バイクカバーと異なり車体にシートが干渉しないので、スレ傷や熱による溶けを気にしなくていいのは大きなメリットです。また、骨組みがあるので入口をガバっと開けてバイクを停めて閉めるだけと、バイクカバーより手間がないのも人気のポイントでしょう。
下記の記事では簡易ガレージについてのギモンやオススメモデルの紹介をしています。気になった方はぜひチェックしてみてください。

雨対策をしっかりして愛車をいつまでもピカピカに保とう!

雨の日のバイクの保管方法についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
良いカバーや簡易ガレージを使用することで、数年後の愛車の状態に差がつきますよ!
ぜひ今回の記事を参考に梅雨を乗り切ってくださいね♪