この夏、バイクで聖地巡礼の旅に出よう!

まとまった休みがとれるという人も多いこの季節。せっかくなら日本全国にある聖地をバイクで巡礼する旅に出てみませんか? ちなみに海外で聖地巡礼というと真っ先にイスラム教の聖地「メッカ」に行くことが連想されるようですが、日本においてはたいていの場合アニメや漫画の舞台となった場所へ行くことを指すのです。今回は、大人気映画の舞台となったスポットを3つご紹介していきます!

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『君の名は。』/岐阜県・飛騨高山

2016年8月に公開されるとたちまち社会現象を巻き起こした、興行収入200億超えの大ヒット映画『君の名は。』。「まだあったことのない君を、探している」というキャッチコピーがつけられた本作品は、夢のなかで入れ替わっていた高校生の男女が、お互いを見つけるために必死で奮闘するという青春ラブストーリーが魅力的です。美しい背景の効果も手伝って、多くの日本人がこの映画に恋をしました。

さて、そんな作品内において、ヒロインの宮水三葉が暮らしている街「糸守町」のモデルになったとされるのが、飛騨高山です。実際映画のなかでも「飛騨図書館」や「若宮神社入り口」などが登場しています。作品のファンであるならば、一度は足を運んでおきたい地といえるでしょう。

また、飛騨高山は元々歴史情緒溢れる地域として知られています。せっかくバイクではるばるやってきたのであれば、聖地巡礼ついでに観光やグルメを思う存分楽しんでみてはいかがでしょうか。

『この世界の片隅に』/広島県・呉市

2016年11月に小規模公開をされてから、ジワジワと口コミなどで評判を広め、最終的に興行収入が25億を超えた異例の作品が『この世界の片隅に』です。戦時中の当たり前の日常を描き、またその日常が奪われていく姿を丁寧に描いた作品は、世代を超えて大きな支持を集めました。

そんな作品の舞台となったのが、広島県呉市です。主人公のすずが嫁入りのためにやってきた呉市は、作品内でも多くのスポットが登場します。すずと夫の周作が会話をしていた「小春橋」や、周作の父が入院していた「呉海軍病院(現・呉医療センター)」などは実在のスポットであり、映画ファン必見のスポットです。バイクであれば広島市から30分ほどの距離で行けるため、時間があるのなら足を運んでおいて損はありません。

『千と千尋の神隠し』/群馬県・吾妻郡・四万温泉「積善館」

2001年7月に公開された、スタジオジブリの作品『千と千尋の神隠し』。興行収入は300億を超え、日本の歴代興行収入第1位を記録している作品として広く知られています。そんな『千と千尋の神隠し』の聖地巡礼スポットとしてご紹介したいのが、群馬県吾妻郡にある、四万温泉「積善館」です。

作品内で千尋が働くことになる湯屋「油屋」は、さまざまな旅館などから発想を得ているとされていますが、なかでも積善館は監督の宮崎駿が宿泊し、確実にモチーフとなったとされています。旅館としての歴史も古く、江戸時代から続く老舗なのだとか。聖地巡礼ついでにゆっくりと温泉に浸かり1泊すれば、日ごろの疲れが吹き飛んでいくかもしれませんね。

聖地巡礼でその土地の魅力を知ろう!

聖地巡礼の魅力は、映画やアニメの世界に入り込んでいけるだけではありません。実際その土地に行くことにより、それまで知らなかった魅力を見つけることもまた、聖地巡礼の醍醐味といえるでしょう。この夏は、愛車とともにさまざまな聖地へ巡礼してみてください!