B+COM (ビーコム) 7X EVOを実際に使ってみた!新通信方式「B+FLEX」の実力をリアル評価レビュー

2026年に登場したB+COM (ビーコム) の最新モデル「7X EVO」は、約8年ぶりとなるフルモデルチェンジで大きな注目を集めているインカムです。
中でも最大の特徴は、新通信システム「B+FLEX」の搭載。従来のBluetooth接続とは異なり、メッシュ通信とオンライン通信を組み合わせることで、これまでにない快適な通話環境を実現しています。

「接続が面倒」「途中で途切れる」そんなインカムの不満を解消してくれるのか、気になる人も多いはず。

そこで本記事では、B+COM 7X EVOの特徴やスペックを分かりやすく整理しつつ、実際にツーリングで使用して感じたリアルな使用感を詳しくレビューしていきます。

購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!

B+COM 7X EVOの特徴と進化ポイント|通信・音質・操作性が大幅アップ

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B+COM 7X EVOは、サインハウスが2026年3月27日に発売した最新インカムで、約8年ぶりのフルモデルチェンジを果たしています。最大の特徴は、新通信システム「B+FLEX」を搭載している点にあります。

このB+FLEXは、従来のBluetooth接続とは異なり、「メッシュ通信」「オンライン通信」を組み合わせたハイブリッド方式。
近距離ではメッシュ通信、距離が離れるとスマホ回線を利用したオンライン通信へ自動切替されるため*、通話が途切れにくいのが特徴です。
プライベートチャンネルでは最大20人のグループ通話に対応し、メッシュ通信でのオープンチャンネルでは人数制限がない点も大きな進化といえるでしょう。

また、音質面も大幅に進化しています。パイオニアと共同開発された「ライドオーディオ」により、風切り音やエンジン音に埋もれがちな音域を補正し、走行中でもクリアな音楽再生が可能になりました。

そのほかにも、音声操作に対応したボイスコマンド機能や、マグネット式クレードルによる簡単な着脱など、使い勝手を大きく向上させる装備が充実しています。

まさに“通信・音質・操作性”すべてを刷新した次世代インカムと言えるでしょう。

※B+FLEX ONLINEモードのB+FLEX ACTIVE-SWITCH機能。

前モデルから大きく進化した接続方式「B+FLEX MESH」とは?

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B+COM 7X EVOで最も大きく進化したポイントが、新たに採用された接続方式「B+FLEX MESH」です。従来のSB6XRなどに搭載されていたBluetoothベースの「B+LINK通信」とは異なり、より直感的で自由度の高い通信を実現しています。

これまでのインカムは、使用前にメンバー全員でペアリングを行う必要があり、接続完了までに時間がかかることや、途中参加が面倒といった課題がありました。
しかしB+FLEX MESHでは、一度設定してしまえば、通信圏内に入るだけで自動的に接続される仕組みになっています。つまり「近づけば繋がる」「離れても戻れば自動復帰」という、非常にシンプルでストレスのない通信環境が実現されています。

さらに、走行中の隊列の入れ替えや一時的な離脱といった状況にも強く、接続が途切れても再ペアリングを待つ必要はありません。圏内に戻れば即座に会話に復帰できるため、通信のことを意識する場面がほぼなくなります。

また、用途に応じて選べる2つのモードも特徴です。
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・オープンチャンネル
チャンネルを合わせるだけで即通話が可能。人数無制限で気軽に繋がれるため、大人数ツーリングやその場での合流に最適です。また、8つのチャンネルから任意のチャンネルを選べるため、他グループとの混線も起きにくいのもポイントです。
▶接続人数:無制限
▶接続対象者:同じチャンネルに入った全てのユーザー


・プライベートチャンネル(※専用アプリ「B+FLEX APP」が必要)
専用アプリを使い、最大20人までの仲間内で通話が可能。QRコードやURLで簡単に招待でき、他グループと混線しない安心感があります。
また、ネット回線を使用するB+FLEX ONLINEを使えば、どれだけ距離が離れても通信が可能です。
▶接続人数:最大20人
▶接続対象者:招待されたメンバーのみ


「ペアリング不要」「途中参加OK」「自動再接続」これらを当たり前にしたB+FLEX MESHは、インカム使用時の煩わしさを一気に解消する通信方式です。

実際にツーリングでB+COM 7X EVOを使ってみた!

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B+COM 7X EVOは、スペックだけでなく実際に使ってこそ分かる“快適さの進化”が際立つモデルです。ここでは、実際のツーリングで感じたリアルな感想を紹介します。

※レビュー環境は一般道で「B+FLEX MESH」オープンチャンネルを使用した感想となります。

ワンタッチでインカムを着脱できるマグネットクレードルがめちゃ便利!

まずはじめに7X EVOの良さを実感したのが、特許を取得しているマグネットクレードルです。従来モデルでは、インカム本体を取り外すと配線が残ってしまい、見た目や扱いやすさの面で気になるポイントでした。

その点、今回採用されたマグネットクレードルは非常にシンプル。
装着時はインカム本体をクレードルに近づければ、マグネットの磁力で正しい位置に固定され、ロックされる仕組みになっています。逆に外すときは、ロックレバーを倒して本体を引っ張れば簡単に外れます。

本体とクレードルの保持面がフラットに設計されているため、余計な引っかかりがなく、とても軽い操作でスムーズに着脱が可能。従来のように“外しにくい”“力がいる”といった煩わしさはほとんど感じませんでした。

また、レバーによるロック機構は見た目以上にしっかりしており、走行中にズレたり外れたりする不安はありません。高速走行や振動の多い路面でも安定感があり、「簡単に外せるのに、しっかり固定される」という理想的なバランスを実現しています。

この「直感的な装着感」は想像以上に快適で、充電でインカムを着脱する際もストレスなく扱えるのは大きなメリットです。
また、デザイン面でもクレードルと本体の一体感が高く、ヘルメット装着時の見た目が非常にスマートなのもグッドポイントだと感じました。
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装着するときはインカムをクレードルに近づけるだけで、マグネットの磁力で正しい位置に誘導され、そのままロックされます。力やコツもいらずとてもスマートな仕組。
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インカムを外すときはロックレバーを奥に倒すだけでOK。
グローブをしてても簡単に外せるし、配線も残らないのは非常に良い。

B+FLEX MESHはワンアクションで繫がり快適そのもの

実際にツーリングでB+COM 7X EVOを使ってみて、「これは楽だ」と感じたのが接続の手軽さです。
従来のBluetooth接続のインカムでは、事前のペアリングや接続順を意識する必要がありましたが、7X EVOではその煩わしさが皆無でした。

今回は二人での使用でしたが、下記の操作だけで簡単に接続できました。
①電源ON
②本体上下のボタンを同時に押す
③オープンモードで繫がる


特別な設定や操作をしなくても、直感的な操作だけで会話が始まるため、初めて使う人でも迷うことはないでしょう。この「ワンアクションで繋がる」という体験は想像以上に快適で、ツーリング前の準備時間も大きく短縮できます。

また、走行中の音声も非常にクリアで安定しており、会話が途切れるようなことはありませんでした。
二人の距離が通信圏外まで離れると接続が途切れますが、再び近づくとシームレスに音声が繋がります。この再接続のスムーズさは従来モデルから格段に進化してるポイントだと思います。

走行中の並び順や距離の変化にも強く、メンバーが入れ替わったり通信圏外に出たりしても、自動で接続状態を最適化してくれます。そのため、通信のことを気にする必要がなく、ライディングそのものに集中できるのが大きな魅力です。
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インカムの上下ボタンを同時押すれば、オープンモードが開始。
日本語音声で「B+FLEX オープンモード開始」というガイダンスが流れるのも分かりやすくて良い。
オープンモードならスマホと接続しなくても会話できるのは非常に手軽で便利。

聴きトークでナビや音楽を聴きながら高音質で会話が可能。

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B+COM 7X EVOの完成度の高さを感じたのが、「聴きトーク機能」と音質の進化です。従来のインカムでは、通話中に音楽が止まったり、ナビ音声が聞き取りづらくなったりと、“どれかを優先すると何かが犠牲になる”場面が少なくありませんでした。
しかし7X EVOでは、スマートフォンの音声とインカム通話を独立して制御し、それらを自然にミックスすることで、この問題をしっかり解消しています。

実際に使ってみると、音楽を流しながらでも会話が途切れることなく成立し、ナビの案内も違和感なく耳に入ってきます。しかも単に同時再生できるだけでなく、音のバランスが非常に自然で、「無理やり重ねている感じ」がないのが印象的でした。必要な情報を取り逃さず、それでいてツーリングの楽しさも損なわない、まさに実用性の高い機能です。

この高音質を実現したのが、「B+COM Ride Audio」と呼ばれる音響チューニングです。パイオニアとの共同開発によって生まれたこのシステムは、走行中の環境音を前提に音を設計しており、風切り音やエンジン音に埋もれないクリアさを実現しています。

実際、幹線道路での走行中も音楽の輪郭がしっかりと感じられ、ただ“聞こえる”だけでなく“楽しめる音”になっていると感じました。

7X EVOだけのボイスコマンド機能は精度が良く実用性◎

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B+COM 7X EVOで新たに搭載された注目機能が「ボイスコマンド」です。これは「ヘイ、ビーコム」と呼びかけた後に特定のコマンドを発声することで、各種操作を音声で行える機能で、7Xには搭載されていないEVO専用の機能でもあります。

実際に使ってみると、その便利さは想像以上でした。走行中にボタン操作をする必要がなく、音声だけで通話の応答や音楽操作、音量調整などが行えるため、ライディング中の安全性が大きく向上します。特にグローブを装着した状態や、高速走行中など手元操作がしづらいシーンでは、その恩恵を強く感じました。

また、気になる認識精度についても非常に優秀です。株式会社日立ソリューションズ・テクノロジーの音声認識技術「Ruby Spotter」を採用しており、風切り音やロードノイズといったバイク特有の過酷な環境でも、しっかりとコマンドを認識してくれます。多少の騒音がある状況でもスムーズに反応し、ストレスを感じる場面はほとんどありませんでした。

対応コマンドも豊富で、電話の応答・拒否、音楽の再生や曲送り、音量調整、B+FLEXの開始・終了、バッテリー残量の確認など、日常的によく使う操作はほぼカバーされています。

「操作の手間を減らし、安全性を高める」という点において、このボイスコマンドは非常に完成度の高い機能です。7X EVOならではの強みとして、購入を検討する際の大きな判断材料になるでしょう。

ボイスコマンド一覧(全18)↓
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専用アプリ「B+FLEX APP」はシンプルで直感的に使用できる

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B+COM 7X EVOの使い勝手をさらに高めてくれるのが、専用アプリ「B+FLEX APP」です。本体の設定や接続管理を、スマートフォン上で直感的に操作できるので非常に便利です。

実際に使ってみると、操作は非常にシンプルで分かりやすく、初めてでも迷うことはほとんどありません。オープンチャンネルの開始やチャンネル設定もボタン一つで行えます。

また、特に便利なのがプライベートチャンネルの作成機能で、アプリ上からグループを作成し、QRコードやURLでメンバーを招待するだけで簡単に通話環境を構築できます。

また、音量調整や各種機能のON/OFF、スピードダイヤルの設定などもスマホ画面でまとめて管理できるため、細かな設定変更もスムーズです。ツーリング前の準備はもちろん、状況に応じた設定変更もストレスなく行えます。

【 B+FLEX APPでできること 】

▼ オープンチャンネルの開始
ボタン1つで通話をスタートできるシンプル操作

▼ プライベートチャンネルの作成・利用
「B+FLEX ONLINE」でグループごとの通話が可能

▼ チャンネルへの招待
QRコードやURLでメンバーを簡単に招待

▼ B+COM本体の設定変更
音量調整、機能のON/OFF、スピードダイヤル登録などに対応

▼ ソフトウェアアップデート
本体を常に最新状態に更新可能

▼ マニュアルの閲覧
アプリ上でオンラインマニュアルを確認可能

従来機(SB6X・SB6XR・ONE・SX1)との互換性はあるの?

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B+COM 7X EVOの導入を検討するうえで気になるのが、従来モデルとの互換性です。
結論からいうと、SB6X・SB6XR・ONE・SX1といったB+LINKシリーズとの接続は可能ですが、完全互換ではなく「ユニバーサル接続」を利用する形になります。

7X EVOに搭載されている「B+FLEX通信」は、従来の「B+LINK通信」とは異なる新しい通信方式のため、そのままの機能同士で接続することはできません。
そのため、従来機と繋ぐ場合はBluetoothベースのユニバーサル接続となり、一部機能や音質に制限が出る点は理解しておく必要があります。

実際の接続パターンとしては、「B+FLEX+ユニバーサル」の2対2構成であれば比較的安定して通話が可能で、実用性も十分です。

一方で、「B+LINK+ユニバーサル」の構成では、通信方式の違いからノイズが発生したり、接続が不安定になる場合があります。

さらに注意したいのが、「B+FLEX・ユニバーサル・B+LINK」の3種類を混在させた接続です。この場合、構造的に通信品質が大きく低下し、実用が難しくなるため非推奨とされています。

つまり、7X EVOの性能を最大限に活かすなら、同じB+FLEX対応モデル同士で揃えるのがベストです。既存メンバーとの互換性を重視するか、新機能を優先するかは、購入前にしっかり検討しておきたいポイントといえるでしょう。

B+COM 7X EVOはこんな人におすすめ

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B+COM 7X EVOは、ツーリングの快適性を重視するライダーにとって非常に魅力的なインカムでした。特に以下のような人にはおすすめできます。

・これからインカムを購入する人
新通信「B+FLEX」を最大限活かすには、同じモデル同士での使用が理想。これから導入するなら、最初から7X EVOで統一することで快適な環境を構築できます。

・インカムの買い替えを検討している人
メッシュ通信はこれからのインカムの主流になっていくと予想されるので、買い替えには最適な機種と言えるでしょう。

・複数人でツーリングする機会が多い人
B+FLEX MESHにより、ワンアクションで接続でき、人数や距離を気にせず会話が可能。グループツーリングのストレスを大幅に軽減します。

・音質にこだわりたい人
ライドオーディオにより、走行中でもクリアな音楽再生が可能。ナビ・音楽・通話を同時に快適に楽しめます。

・準備や操作の手間を減らしたい人
簡単な接続方法や直感的な操作性により、インカムにまつわる煩わしさから解放されます。

・安全性を重視する人
音声操作によって手元操作を減らせるため、ライディング中の安全性向上にもつながります。

一方で、ソロツーリング中心の方や、従来のB+LINK機種との接続を重視する場合は、機能を活かしきれない可能性もあるでしょう。

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まとめ:初めての人も、買い替えの人も、後悔しないインカム!

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B+COM 7X EVOは、従来モデルの不満点をしっかりと解消しつつ、使い勝手・通信・音質のすべてを大きく進化させた次世代インカムです。
マグネットクレードルによる直感的な着脱、ワンアクションで繋がるB+FLEX MESH、そして音楽・ナビ・通話を高次元で両立する「聴きトーク」など、実際に使ってこそ分かる快適性の高さが印象的でした。

さらに、ボイスコマンドによる操作性の向上も加わり、「走行中に余計なことを考えずに済む」という点で、ライディングそのものの質を引き上げてくれる存在だと感じます。

インカムにありがちな“面倒さ”や“ストレス”を感じている人ほど、その進化を実感できる一台。
仲間とのツーリングをより自由に、より楽しくしたいライダーにおすすめしたいモデルです!

B+COM 7X EVO 価格・仕様

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品名:B+COM 7X EVO SINGLE UNIT
品番:00083261
JAN:4541408007889
価格:59,400円(税込) メーカー参考小売価格
セット内容:
B+COM 7X EVO 本体 ×1
マグネットクレードル ×1
ハイブリッドアームマイク ×1
ワイヤーマイク ×1
ヘルメットスピーカー ×1
充電用USB Type-Cケーブル ×1
各種スポンジ、面ファスナー類 ×1
クイックマニュアル/取付マニュアル ×1
保証書 ×1
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品名:B+COM 7X EVO PAIR UNIT
品番:00083262
JAN:4541408007896
価格:114,400円(税込) メーカー参考小売価格
セット内容:
B+COM 7X EVO 本体 ×2
マグネットクレードル ×2
ハイブリッドアームマイク ×2
ワイヤーマイク ×2
ヘルメットスピーカー ×2
充電用USB Type-Cケーブル ×2
各種スポンジ、面ファスナー類 ×2
クイックマニュアル/取付マニュアル ×2
保証書 ×2
本体仕様
Bluetooth Ver:Bluetooth5.3
Bluetooth Class:Class1
バッテリー:Li-Po 3.7V 1150mAh
充電時間:約2時間(DC5.0V USB Type-C端子) ※1
充電インターフェイス:USB Type-C
本体サイズ:W111.3mm × H51.7mm × D24.4mm
※アンテナ、マグネットクレードル除く
本体重量:63g
防水性能:IP67相当
本体取付け方法:マグネットクレードル
保証期間:1年(SYGN HOUSE .MEMBERSにて製品登録することで追加で1年)
※1:急速充電には対応していません。
※1:満充電までの時間は目安です。使用する充電器や充電環境によっては、時間が前後する事があります。

オーディオ/インカム仕様
対応プロファイル:HSP, HFP, A2DP, AVRCP
スピーカー:外径Φ40mm × D10.7mm
ネオジムマグネット:インピーダンス16Ω
連続使用時間:最大14時間
最大接続可能人数:プライベートモード時 最大20人
オープンモード時:人数無制限
グループ通話方式:B+FLEX(MESH/ONLINE)
ユニバーサル通話:対応(1台)