バイクが映える写真の撮り方!スマホでも簡単なテクニックを紹介!

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皆さんこんにちは。
突然ですが“映える写真”撮ってますか?

私は常に横目で映えを狙い、隙あらばSNSに映え写真をアップし、ささやかな承認欲求を満たしています。

今回はそんな私が考える、映える写真の撮り方をご紹介します。

“映え”とはなにか?

スマホとSNSが普及してからというもの、多くの人に浸透した概念がある。それが“映え”だ。

Instagramに見映えの良い写真をアップする「インスタ映え」を皮切りに、映える写真を求める人々を狙った「映えスポット」や「映えグルメ」など、巷に映えが溢れるようになった。

その結果、映えばかりを気にして行動し疲れてしまう「映え疲れ」や、観光地や飲食店で周りを気にせず写真を取りまくる人を揶揄した「インスタ蝿(バエ)」といったネガティブな造語が生まれ、映えに対して冷ややかな見方をする人も増えている。

それでも映える写真を我々は撮りたいだろうか?答えは“YES”だ。
だって、愛車のカッコいい写真を残したいし、あわよくば人に見せて褒められたいし、イイネをもらいたいから。

映える写真は“エモい”

では、映える写真とはなんなのだろうか?
ただ単にピントの合った画質が良い写真なら、スマホのカメラが高性能になった今誰でも簡単に撮れる。
映えるにはそれ以上のなにか、そう“エモさ”が必要なのだ。
エモい
エモいは「emotional(エモーショナル)」(英語)が由来である日本のスラング(俗語)かつ若者言葉。
「感情が動かされた状態」、「感情が高まって強く訴えかける心の動き」などを意味する形容詞として用いられる。
意味
感情が揺さぶられた時や、気持ちをストレートに表現できない時、「哀愁を帯びた様」、「趣がある」「グッとくる」などに用いられる。
これだけ読むとずいぶん曖昧に感じるが、写真で説明するともう少し分かりやすいかもしれない。
次の2枚の写真を見てほしい。

1枚目はメーカーのカタログ画像だ。
「2stモトクロッサー」のカッコよさは感じるが、いわゆる映え写真としてのエモ成分は少なく感じる。
カタログの画像は製品の形やディティールを正確に伝えるのが目的なので、エモさは不要なのだ。

続いて2枚目もオフロードバイクが写った写真だが、こちらは「雲一つ無い青空」「彼方まで続く荒野」「遠くの山並み」などの要素と相まって、エモさがグッと向上している。

バイク乗りの多くは「自分もこんなオフロードを走ってみたいなぁ」と思うのではないだろうか?
この、見た者の感情や想像力を掻き立てる要素こそ、“エモさ”つまり映える写真を撮るためのポイントだろう。

エモいは作れる!スマホで映える写真を撮るコツ!

ここからは実際に写真を撮るときに使える映えテクニックをご紹介します!
簡単なポイントを押さえるだけで、普段の写真がグッと映えるようになりますよ♪

背景をボカすは映えの初歩なり

映え写真の1歩目は背景をぼかすというテクニックです。

上の写真のように、背景をぼかすことで“主題”であるバイクが際立ちます。
また、適度にぼかした背景は「紅葉の美しさ」や「カーブした道の先」などを、より想像させる効果もあるでしょう。

以前は一眼レフカメラじゃないと難しいテクニックでしたが、最近では殆どのスマホのカメラに背景をぼかして撮影できる機能を搭載しています。

光と影はエモいの素

光と影を意識すれば、写真にドラマティックな効果を与えることができます。

上の写真はバイクのリアホイール部分をアップで撮ったものですが、光と影のコントラストがホイールやスプロケットの金属の質感を際立たせ、エモい仕上がりになっています。

比較して、下のように全体を明るく照らしたコントラストの少ない写真は、エモ成分を抑えた仕上がりになります。

構図を意識して映え力アップ!

同じ被写体でも構図を意識するだけで、写真の印象は大きく変わります。

構図を意識しないで写真を撮った場合にやってしまいがちなのが、上の写真のように中心に被写体を置いて目立たせる“日の丸構図”です。

日の丸構図が絶対にダメなわけではありませんが、考えずに撮ると平凡で印象に残りにくい写真になりがちで、映えやエモさを狙う場合には不向きといえるでしょう。

では、どんな構図を意識して撮影すると良いのか、一例をご紹介します。

映える構図①:三分割構図

三分割構図は写真のテクニックとして最も基本的な構図です。

画面を縦横に三分割し、線が交わる交点に被写体を合わせることで、バランスが良く印象的な仕上がりになります。

スマホの撮影画面にグリッド線を表示させれば、簡単に三分割構図で撮影できるのでオススメです。

映える構図②:消失点構図(放射線構図)

消失点構図はマンガ表現などにも使用される構図です。

消失点から放射状に伸びる線を意識することで、奥行きや広がりを感じるダイナミックな写真になります。

下の写真のように、三分割構図と組み合わせるのもオススメです。

映える構図③:トンネル構図

トンネル構図は被写体の手前に木の枝などを配置することで、立体感や奥行きを表現できる構図です。

覗き見しているような雰囲気は、被写体をより印象付ける効果もあるでしょう。

フィルムライク加工はエモいの最終兵器

最近、女子高生を中心とした若者の間で流行っているのが“写ルンです”などのフィルムカメラです。

スマホのカメラで何枚でも高画質な写真が撮れる今、フィルムで撮った写真の“粒子感”や現像するまで仕上がりが分からない不便さが、逆にエモいとなったわけです。

とはいえ、本物のフィルム写真はそれなりにお金がかかります、まずはお手軽にフィルムライクの写真を楽しめるスマホのカメラアプリがおすすめです。

おすすめのカメラアプリ:Dazzフィルムカメラ

Dazzフィルムカメラは、写ルンです風やポラロイド風など、様々なフィルムカメラ風の写真を撮ることができるiOS用の有料アプリです。
アプリで撮った写真以外にも、ノーマルカメラで撮影した写真を加工することもできます。
また、動画にも対応しており、8mmフィルム風やVHS風など、このアプリがあればエモい写真や動画が撮り放題ですよ!

撮影・加工したいカメラのタイプを選ぶだけでOK。
使用するカメラタイプによっては、フィルターやレンズなどをさらに選ぶことも出来ます。

写ルンです風の作例。

ポラロイドカメラ風の作例。

愛車との思い出を映え写真で残そう!

スマホのカメラで撮れる映える写真のテクニックをご紹介しましたがいかがだったでしょうか。

今回の記事を参考に、愛車の映え写真撮影を楽しんでいただければ幸いです!