バイクで初詣に行く前に覚えておきたい正しい参拝のマナー

新年のスタートを切るために初詣に向かうライダーも多いのではないでしょうか。 参拝には正しいマナーがあり、それを知ることでより厳かな気持ちで1年の祈願ができるでしょう。 この記事では、参拝のマナーとバイクで神社に行くときに気を付けるべきポイントを紹介します。

目次

参拝の基本的なマナー

まずは神社で参拝するときの基本的なマナーをご紹介します。

鳥居をくぐる前に

・帽子やサングラスを外し、身だしなみを整える。
・鳥居の前で一礼をする。
・中央を避けて歩く(参道の中央は神様の通り道とされるため)。

大晦日や元旦などで混雑してる場合は、鳥居の中央を通らざるを得ない場合もあります。その際は列を乱さないことを優先しましょう。

手水舎(ちょうずしゃ)で清める

鳥居をくぐったら、手水舎で手と口を清めます。
手順を守り、他の参拝者の邪魔にならないように気を付けましょう。

手水舎では、以下の手順で手と口を清めます。

①右手で柄杓を持ち、水をすくいます。
②左手に水をかけて清めます。
③柄杓を左手に持ち替え、右手を清めます。
④再び右手に持ち替え、左手で水を受けて口をすすぎます(すすいだ水は飲み込まずに吐き出します)。
⑤最後に、もう一度左手を清めます。
⑥杓を立てて残った水で柄を清め、元の位置に戻します。

参拝の作法

・賽銭箱にお金を入れる際は、投げ入れず静かに入れる。
・鈴がある場合は鳴らす。
・二礼二拍手一礼の作法で祈願を。(出雲大社系統の神社は、二礼四拍手一礼)

時々、神様に来たことを知らせるため、お賽銭はわざと大きな音が出るよう投げ入れた方が良いと言う人もいますが、本来のマナーではありません。
また、鈴を鳴らす際も必要以上に大きな音を立てるのはやめましょう。

参拝後のマナー

・参拝が終わったら、鳥居を出る際にも神社の方へ軽く一礼しましょう。
・境内を歩く際は、周囲の静かな雰囲気を保つよう心掛けることが大切です。

友人たちと参拝する際も、神社ではあまりワイワイせず、大人の節度を持った振る舞いを心がけましょう。

バイクで初詣に行く際の注意点

バイクで神社へ向かう際には、以下のポイントを考慮しましょう。

駐車場の確認

・事前に神社にバイク駐車場の有無を確認。
・混雑が予想されるため、早めに到着する計画を立てる。

最近はほとんどの神社にHPがあるので、事前に駐輪場の有無や参拝者へ向けた注意事項などを確認しておきましょう。
また、大晦日や元旦は非常に混雑する神社も多いので、早めの到着がおすすめです。

装備の配慮

・境内では装備を簡素にし、できれば礼儀正しい服装を心がける。
・ヘルメットなど邪魔になりそうなものは、可能ならコインロッカーなどに預ける。

服装については、周囲から浮き過ぎないレベルでの心がけが出来るとより好ましいでしょう。
また、混雑したなかでヘルメットを持っていると、参拝時に邪魔になりますし、傷が付いたりするリスクもあるので、可能ならコインロッカーなどを使用したほうが安心です。

エンジン音に注意

・境内やその周辺ではエンジン音を抑え、静かに移動する。
・近隣住民や他の参拝者への配慮を忘れずに。

騒音はライダーが特に注意したいポイントです。
ライダーにとっては気にならないエンジン音や排気音も、そうじゃない人にはうるさく感じるもの。
住宅地が近いエリアなどは、特に注意して走行するようにしましょう。

初詣の際は近隣への配慮とマナーを大切に

新しい年の幕開けに、正しい参拝のマナーを守ることは、清々しい気持ちで一年を始める第一歩です。
ライダーとして、そして参拝者として、周囲への配慮を忘れずに行動し、初詣をお楽しみください。
来年1年が皆様にとって素晴らしい年になりますように。