目次
- J-Cruise3が2024年11月27日より出荷開始!
- J-Cruise3の気になるスペックは?重さ・規格・価格 etc
- J-Cruise3のJ-Cruise2デザイン比較
- 製品寸法によるサイズ比較
- J-Cruise3の変更点をチェック!J-Cruise2との違いは?
- J-Cruise3を装着して実際に走ってみた!
- オープンフェイスヘルメットとは思えないJ-Cruise3の快適さと静粛性に驚き
- ベンチレーションの効きも良好。アウトレットホールの追加は高速で発揮?
- 空気抵抗を意識させない空力性能でヘルメットを被っているのを忘れそう
- クリアな視界のシールド&インナーサンバイザーは安心感あり
- まとめ:J-Cruise3は空力性能の進化を感じる傑作オープンフェイス
- J-Cruise3の購入は正規取扱店のナップスへ!
- SHOEIパーソナルフィッティングシステムを動画で紹介
- J-Cruise3 全カラーラインナップ(2024年11月時点)
- ソリッドカラー(11月27日発売)
- グラフィックモデル/J-Cruise 3『WHIZZY(ウィジー)』(2025年1月発売予定)
J-Cruise3が2024年11月27日より出荷開始!
SHOEI(ショウエイ)のフルフェイスヘルメットJ-Cruise3(ジェイクルーズスリー)が11月27日に発売されました。
前作のJ-Cruise2はインナーサンバイザー・オープンフェイスヘルメットの理想形として、最上級の機能性と快適性を追求し、オープンフェイス派のライダーに人気を博しました。
今回は、その後継となるJ-Cruise3の着用レビューと共に、J-Cruise2から進化した点もご紹介します。
前作のJ-Cruise2はインナーサンバイザー・オープンフェイスヘルメットの理想形として、最上級の機能性と快適性を追求し、オープンフェイス派のライダーに人気を博しました。
今回は、その後継となるJ-Cruise3の着用レビューと共に、J-Cruise2から進化した点もご紹介します。
J-Cruise3の気になるスペックは?重さ・規格・価格 etc
SHOEI J-Cruise3
規格:JIS規格
構造:AIM+ (Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber)
サイズ:S/M/L/XL/XXL/XXXL
メーカー希望小売価格:63,800円(税込)(ソリッドカラー)
重量:サイズM(公称値)
J-Cruise3:約1400g(±50g)
J-Cruise2:約1431g(±50g)
重さについては日本の公式ページにJ-Cruise3のデータがなかったため、EUページの情報になります。プラマイ50gを許容範囲にしている点を考えると、重さはJ-Cruise2とほぼ同じか若干軽くなっているようです。
また、J-Cruise3ではXXXLサイズが新たに設定され、帽体・内装ともにワンサイズ大きいものが追加されているのは、頭が大きめのライダーには嬉しいポイントです。
規格:JIS規格
構造:AIM+ (Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber)
サイズ:S/M/L/XL/XXL/XXXL
メーカー希望小売価格:63,800円(税込)(ソリッドカラー)
重量:サイズM(公称値)
J-Cruise3:約1400g(±50g)
J-Cruise2:約1431g(±50g)
重さについては日本の公式ページにJ-Cruise3のデータがなかったため、EUページの情報になります。プラマイ50gを許容範囲にしている点を考えると、重さはJ-Cruise2とほぼ同じか若干軽くなっているようです。
また、J-Cruise3ではXXXLサイズが新たに設定され、帽体・内装ともにワンサイズ大きいものが追加されているのは、頭が大きめのライダーには嬉しいポイントです。
J-Cruise3のJ-Cruise2デザイン比較
※左:J-Cruise3 右:J-Cruise2
via www.shoei.com
こうして見比べると、前モデルJ-Cruise2のデザインを踏襲しつつも、J-Cruise3の方が全体のシェイプがややシャープになった印象を受けます。(※実際のサイズはほぼ同じ)
これは、J-Cruise3が流線形を強調したよりスポーティーなシェル形状になっており、洗練されたフォルムに変化した影響だと思われます。
さらに細かい部分を見ていくと、シールドのサイド部分周辺が、J-Cruise3はリブが立った立体的な形状になっています。また、額のベンチレーション形状も横方向から縦方向に伸びたデザインになるなど、空力やベンチレーション面の強化による影響がデザインに見られます。
また、「SHOEI COMLINK」と呼ばれる専用インカム取り付けスペースの形状も、最新モデルに合わせコンパクトでより一体化したデザインになっています。
これは、J-Cruise3が流線形を強調したよりスポーティーなシェル形状になっており、洗練されたフォルムに変化した影響だと思われます。
さらに細かい部分を見ていくと、シールドのサイド部分周辺が、J-Cruise3はリブが立った立体的な形状になっています。また、額のベンチレーション形状も横方向から縦方向に伸びたデザインになるなど、空力やベンチレーション面の強化による影響がデザインに見られます。
また、「SHOEI COMLINK」と呼ばれる専用インカム取り付けスペースの形状も、最新モデルに合わせコンパクトでより一体化したデザインになっています。
製品寸法によるサイズ比較
via www.shoei.com
製品外形寸法(サイズM)
J-Cruise3 左右幅:263mm/前後長:347mm/高さ:260mm
J-Cruise2 左右幅:258mm/前後長:345mm/高さ:260mm
写真の印象ではJ-Cruise3の方がシャープな印象でしたが、外形寸法で比較すると左右幅・前後長ともにJ-Cruise3の方がわずかに大きくなっています。とはいえ数ミリの差なのでサイズ的にはほぼ同寸と考えて良いでしょう。
現在J-Cruise2を使っていて、J-Cruise3がスクーターのシート下やBOXに収まるか心配な人も安心して購入できそうです。
J-Cruise3 左右幅:263mm/前後長:347mm/高さ:260mm
J-Cruise2 左右幅:258mm/前後長:345mm/高さ:260mm
写真の印象ではJ-Cruise3の方がシャープな印象でしたが、外形寸法で比較すると左右幅・前後長ともにJ-Cruise3の方がわずかに大きくなっています。とはいえ数ミリの差なのでサイズ的にはほぼ同寸と考えて良いでしょう。
現在J-Cruise2を使っていて、J-Cruise3がスクーターのシート下やBOXに収まるか心配な人も安心して購入できそうです。
J-Cruise3の変更点をチェック!J-Cruise2との違いは?
前作J-Cruise2から大きく変化したポイントが下記の4か所です。
・空力性能
100km/h相当の環境下でJ-Cruise3はヘルメットが上方へ浮き上がろうとするLiftが約5.5%、前方から押し付けられるDragが4%低減。
・ベンチレーション性能
J-Cruise3はアウトレットホールが1か所増え、3か所に配置。排気効率を高める形状に変更し100km/h相当の環境下において約70%の大幅な排気性能向上を実現。
・最新の『SHOEI COMLINK(ショウエイ コムリンク)』マウント
専用設計のインカム『SENA製SRL3』『サイン・ハウス製B+COM SX1』をスマートに装着可能。
従来よりスマートで一体感のあるデザインになっています。
※GT-Air2は『SENA製 SRL、SRL2』に対応
・コンパクト&軽量化、新マイクロラチェットチンストラップ
安全設計はそのままにパーツをコンパクト&軽量化。ストラップも強度を確保しながらもスリム化され、締結時のフィット感も良くなっています。
・空力性能
100km/h相当の環境下でJ-Cruise3はヘルメットが上方へ浮き上がろうとするLiftが約5.5%、前方から押し付けられるDragが4%低減。
・ベンチレーション性能
J-Cruise3はアウトレットホールが1か所増え、3か所に配置。排気効率を高める形状に変更し100km/h相当の環境下において約70%の大幅な排気性能向上を実現。
・最新の『SHOEI COMLINK(ショウエイ コムリンク)』マウント
専用設計のインカム『SENA製SRL3』『サイン・ハウス製B+COM SX1』をスマートに装着可能。
従来よりスマートで一体感のあるデザインになっています。
※GT-Air2は『SENA製 SRL、SRL2』に対応
・コンパクト&軽量化、新マイクロラチェットチンストラップ
安全設計はそのままにパーツをコンパクト&軽量化。ストラップも強度を確保しながらもスリム化され、締結時のフィット感も良くなっています。
J-Cruise3を装着して実際に走ってみた!
実際にJ-Cruise3を装着した状態で走行してみました。
車両はKTMのDUKE200。走行シチュエーションは下道で0~60km程度の速度域です。
なお、J-Cruise2との比較部分は以前に着用した際の経験に基づいた感想です。
車両はKTMのDUKE200。走行シチュエーションは下道で0~60km程度の速度域です。
なお、J-Cruise2との比較部分は以前に着用した際の経験に基づいた感想です。
オープンフェイスヘルメットとは思えないJ-Cruise3の快適さと静粛性に驚き
走り出してまず頭に浮かんだのが、「あれ、これ本当にオープンフェイス?」という感想です。というのも、走行時の風切り音やロードノイズがとても静か。
もちろんフルフェイスヘルメットに比べれば、視界の開放感とともに周囲の音は入ってくるのですが、不快な音域がカットされているような感覚でした。
また、不快な風邪の巻き込みもなく、コンタクトを着用していても目が乾く心配は一切ありませんでした。前モデルのJ-Cruise2も快適性に優れたヘルメットでしたが、J-Cruise3は全体的な空力性能の向上と共に快適性と静粛性もワンランクアップしている印象です。
もちろんフルフェイスヘルメットに比べれば、視界の開放感とともに周囲の音は入ってくるのですが、不快な音域がカットされているような感覚でした。
また、不快な風邪の巻き込みもなく、コンタクトを着用していても目が乾く心配は一切ありませんでした。前モデルのJ-Cruise2も快適性に優れたヘルメットでしたが、J-Cruise3は全体的な空力性能の向上と共に快適性と静粛性もワンランクアップしている印象です。
ベンチレーションの効きも良好。アウトレットホールの追加は高速で発揮?
※アウトレットホールは1か所増え3か所になった。
J-Cruise3のベンチレーションは低速でもしっかり空気が抜けていくのを感じられます。
また、J-Cruise2で2か所だったアウトレットホールはJ-Cruise3で3か所になりましたが、下道の速度域ではそこまでの変化は実感できず。
ショウエイの公表しているデータでは、100km/h相当の環境下において約70%の排気性能向上を実現しているとのことなので、その違いは高速走行時に発揮されそうです。
また、J-Cruise2で2か所だったアウトレットホールはJ-Cruise3で3か所になりましたが、下道の速度域ではそこまでの変化は実感できず。
ショウエイの公表しているデータでは、100km/h相当の環境下において約70%の排気性能向上を実現しているとのことなので、その違いは高速走行時に発揮されそうです。
空気抵抗を意識させない空力性能でヘルメットを被っているのを忘れそう
ヘルメットの中には直進しているだけで風の抵抗を頭部に感じるものもありますが、J-Cruise3での走行中は空気抵抗を意識した瞬間はほぼありませんでした。
静粛性の高さも相まってヘルメットを被っていることが負担にならず、リラックスしてライディングに集中できるのはJ-Cruise3の最大の美点と言えるでしょう。
また、今回は速度域の低い下道でのテストでしたが、J-Cruise2と比較して100km/h相当の環境下で『ヘルメットが上方へ浮き上がろうとするLiftが5.5%、前方から押し付けられるDragが4%低減』しているそうなので、高速道路でも進化した空力性能の恩恵は受けられるでしょう。
この空力性能の高さからくる快適性は、長距離ツーリングの疲労感などにプラスに影響しそうです。
静粛性の高さも相まってヘルメットを被っていることが負担にならず、リラックスしてライディングに集中できるのはJ-Cruise3の最大の美点と言えるでしょう。
また、今回は速度域の低い下道でのテストでしたが、J-Cruise2と比較して100km/h相当の環境下で『ヘルメットが上方へ浮き上がろうとするLiftが5.5%、前方から押し付けられるDragが4%低減』しているそうなので、高速道路でも進化した空力性能の恩恵は受けられるでしょう。
この空力性能の高さからくる快適性は、長距離ツーリングの疲労感などにプラスに影響しそうです。
クリアな視界のシールド&インナーサンバイザーは安心感あり
ショウエイのヘルメット全般に言えることですが、シールドとインナーサンバイザーの質の良さも、今回あらためて感心したポイントです。
J-Cruise3のシールドはJ-Cruise2と同じ『CJ-2シールド』を使用しています。このCJ-2シールドの出来が非常に良く、視界の歪みは少なく非常にクリア。また、シールド下端には剛性を高めるリブもあり、風圧で軋むような不安感は一切ありません。
また、『QSV-2サンバイザー』もとても便利で、シールド左横のレバーをスライドすることでスピーディーに開閉できます。欧州のサングラス規格EN1836に匹敵する光学性能というだけあり、強い西日でもサンバイザーを降ろすと安心して走れました。
フルフェイスヘルメットに比べ開口部の大きいオープンフェイスでありながら、装着したときの安心感や静粛性が高いのはこのシールドによるところも大きいのでは感じました。
J-Cruise3のシールドはJ-Cruise2と同じ『CJ-2シールド』を使用しています。このCJ-2シールドの出来が非常に良く、視界の歪みは少なく非常にクリア。また、シールド下端には剛性を高めるリブもあり、風圧で軋むような不安感は一切ありません。
また、『QSV-2サンバイザー』もとても便利で、シールド左横のレバーをスライドすることでスピーディーに開閉できます。欧州のサングラス規格EN1836に匹敵する光学性能というだけあり、強い西日でもサンバイザーを降ろすと安心して走れました。
フルフェイスヘルメットに比べ開口部の大きいオープンフェイスでありながら、装着したときの安心感や静粛性が高いのはこのシールドによるところも大きいのでは感じました。
※スライド機構はスムーズでグローブをしてても簡単。
まとめ:J-Cruise3は空力性能の進化を感じる傑作オープンフェイス
GT-Air3をテストした際も感じましたが、最近ショウエイから発売されるヘルメットは空力性能の向上が顕著ですね。その結果として、静粛性の向上や空気抵抗の減少など、ヘルメット着用時の快適性へとつながっているのを実感します。
静粛性・機能性・快適性がここまで高レベルなオープンフェイスヘルメットは、J-Cruise3の他に中々見つからないかもしれません。購入を検討している人の背中を押したくなるヘルメットでした。
静粛性・機能性・快適性がここまで高レベルなオープンフェイスヘルメットは、J-Cruise3の他に中々見つからないかもしれません。購入を検討している人の背中を押したくなるヘルメットでした。
J-Cruise3の購入は正規取扱店のナップスへ!
via www.shoei.com
ショウエイヘルメットのの購入は正規取扱店であるナップスへお越しください!
一部店舗にはSHOEIヘルメットのスペシャリストとも言える、「SHOEI TECHNICAL SHOP・アドバイザリースタッフ」が常駐しており、お客様に最適なヘルメットのアドバイス、パーソナルフィッティングサービス(有料)を行っております。
ナップスのウェブショップで購入したSHOEIヘルメットも、対象店舗でのフィッティングサービスをご利用いただけます!
『SHOEIテクニカルショップ』の詳細はこちら!
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SHOEIパーソナルフィッティングシステムを動画で紹介
【NAPS】パーソナルフィッティング【SHOEI】
via www.youtube.com
J-Cruise3 全カラーラインナップ(2024年11月時点)
ソリッドカラー(11月27日発売)
via www.shoei.com
①ルミナスホワイト
②パールブラック
③マットブラック
④マットブルーメタリック
⑤アンスラサイトメタリック
⑥ガーネットメタリック
⑦マットディープグレー
⑧バサルトグレー
⑨チョークグレー
2024年11月27日発売
メーカー希望小売価格:63,800円(税込)
②パールブラック
③マットブラック
④マットブルーメタリック
⑤アンスラサイトメタリック
⑥ガーネットメタリック
⑦マットディープグレー
⑧バサルトグレー
⑨チョークグレー
2024年11月27日発売
メーカー希望小売価格:63,800円(税込)
via www.naps-jp.com
SHOEI[ショウエイ] J-Cruies3
¥63,800
更なる機能性の強化と快適性の追求で、ツーリングの魅力を最大限に引き出すインナーサンバイザー付きジェットヘルメット
J-Cruise2の後継モデル
グラフィックモデル/J-Cruise 3『WHIZZY(ウィジー)』(2025年1月発売予定)
via www.shoei.com
①TC-1 (RED/BLACK)
②TC-5 (SILVER/BLACK)
③TC-10 (BLUE/RED)
④TC-11 (GREEN/BLACK) マットカラー
2025年1月発売予定
メーカー希望小売価格:74,800円(税込)
②TC-5 (SILVER/BLACK)
③TC-10 (BLUE/RED)
④TC-11 (GREEN/BLACK) マットカラー
2025年1月発売予定
メーカー希望小売価格:74,800円(税込)